早気という状態を再考する。 (投稿35件)[1〜35]



1:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)

最近、自分の射について頭を悩ませている若い射手達がこのサイトに助言を戴きによくいらしているのを見かけます。
その中で少し気になったのが、早気についてです。

重度・軽度、いろいろと早気の症状はあるかと思いますが、自分の射の状態を「真の早気ではない」や「完璧な早気ではない」、「早気の一歩手前」といったような表現をする方が見受けられます。
そこで、ふと思ったのですが、早気という状態は、どのような状態になれば早気なのでしょう。

いろいろとサイトを見ておりますと、「口割りにつく前に離すのが早気」であるや、「会が3秒以下の状態を早気という」など、早気の定義が曖昧な状態になっているようです。
※文献につきましては、小生恥ずかしながらあまり本を読む機会がなく、どのような表現になっているか申し訳ありませんが、存じ上げません。

今一度、早気とはどのような状態なのか、再考した方が良いのではないかとこのスレを作成させて戴きました。
若い人たちにもこのスレを見て戴き、実は自分は早気だったのか、と自覚出来るような投稿があれば良いなと思います。


僭越ながら、私が思う早気の状態は「コトバンク」というサイトに表記されていた「自分の意思に反して離してしまう癖」だと思っております。
従って、会が5秒あっても、本人はもう少し持ちたいと思っているにも関わらず離れてしまえば、早気ではないかと。
このような感じで各々が思う早気について書き込んで戴ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

2:一見さん
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.2.16) Gecko/20110319 Firefox/3.6.16
こんにちは。面白そうな話題でしたので参加させて頂きます。

私の意見もくさんのモノに概ね同意です。
細かなニュアンスの違いとしては
「離れを己でコントロール出来ない」
という事でしょうか。

離すと決めたタイミングで、己の意志を引き金として離れることが出来なければ早気である。
と考えています。

離れの瞬間を漠然と迎えているだけならば早気である、と考えて現在練習しています。

3:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>2:一見様
早々のご投稿ありがとうございます。

仰る通り、「自分の意思に反して」尚且つ「離れを己でコントロール出来ていない」状況が早気としての基本条件だと私も考えます。
ただ、その理論に基づきますと、会が0秒でも、早気ではない、という事が言えなくも無いというのが難しいところですね。
「自分の意思で、会0秒で離している」という言い分も通ってしまう事になるのではないかと…

ただし、そのように豪語出来る方は会の秒数もコントロール出来るでしょうね。
傍から見れば早気のような射やもたれのような射を自由自在に出来る射手のみがそのように言えるのでしょう。

最低限、早気の目安となる、伸び合い詰め合いに掛かるであろう時間設定は必要でしょうかね。

4:矢流れさん
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.3; ja-jp; SO-01C Build/3.0.1.F.0.126) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
早気とは、「伸び合い切れずに離す」事だと考えていましたので、離れとの意志疎通とはまた違うように思いました。

伸び合わずに離せば10秒だろうが20秒だろうが、「早気」。
伸び合い切れていれば基本的には何秒であろうと良いと思います。

本などでも、目安とした秒数こそ書いてありますが、それが本質ではないと書いてあると記憶しています。


そもそもが、早気の定義を再考しないといけない知識や経験で若い人へ助言していた事が驚きでなりません。

5:弓引きさん
DoCoMo/2.0 F06B(c500;TB;W24H16)
>>4
ん??このスレの趣旨って若い弓引きさん達に早気とはなんぞや??って事を知ってもらおう的な事じゃないの??>>1読む限り。

現に、あなたの早気の定義とスレ主の早気の定義が違ってるじゃない。
それとも、あなたの定義が100%間違いない定義なの??それなら、このスレもう終了だよね。


定義が解ってないなら指導するな、みたいな事は誰にも言えない気がするんだけどね。みんな同じ先生に教わってるなら別だけど。

6:黒菜さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
「詰合い」はほったらかしかい・・って先ず思いました。

>そもそもが、早気の定義を再考しないといけない知識や経験で若い人へ助言していた事が驚きでなりません。
定義や基準はひと様々だろうと思うのですが・・。あと時間経過に関してもね。
極端なことを言えば、(その場)中りさえすれば少々早くても可と言った指導者さんもいらっしゃいませんかね。

例えば、講習会でとある範士の先生が、頬付けの方々(斜面)をご覧になって、「口割り」にまで降りていなければ、いくら会を持っていても其れは早気ですよとご指導なさっていました。

7:一見さん
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.2.16) Gecko/20110319 Firefox/3.6.16
伸び合い詰めあいが必要である、という点には全面的に同意です。

大前提として
「伸び合いと詰め合いを経て離れに至るべきである」
というのがあると思います。
この前提に立てば自分の意志で離れをコントロール出来るのであれば伸び合い詰め合いの成立前に離すことはないでしょう。

以上の事があるので、「早気であるかどうかは離れが射手の制御下にあるかどうかで判断する」と考えています。

技術的に伸び合い詰め合いが出来ない場合を早気とする、となると違和感がありますし・・・


>>3
くさん
0秒で離すと決めて離すのなら早気では無いと私は考えます。
ただ、上でも申しましたように現在の的前弓道においてこの行為はあまり意味がないのではないでしょうか。
なので、また別の批判の対象になるでしょう。

流鏑馬や敵前など、このような行為が必要となる場面もあります。
また、そういった場面でも狙い等は必要でありますから、これが整う前の離れは早気となるのではないでしょうか。

8:麸さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
定義は時代によって変わるでしょ。
通し矢の時代には、耳の後ろまで引かねば射が安定しない、という考えだったようですし。
阿波研造のエピソードには、引いてトンみたいな射をした人に対して、弓矢を取り上げて「もう弓をやめなさい」などと語っっている。でも現存する阿波研造の射の映像は会が5秒だったりする。
現代では5秒ぐらいを目安にしたり、全日本では20秒以上ないと迫力がないみたいな言い方をされてる。結果として、一部の人を除いて体力に余裕のある弓を長々と持つようになってます。
実際に現代では余裕のある弓を引くように言われる事が多いでしょうし。

個人的には自分の体力いっぱいに引いて、1ミリでも伸びて離れればOK。
時代に合わせるなら、体力に余裕のある弓で10〜20秒を目指せ、という事になるのではないでしょうか。

9:麸さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
ついでにですが、多分皆さん会が長引くときは詰合が満足いかなくて詰合えるまで頑張ってると時間がたってるんじゃないですかね。
理想は引ききった瞬間、詰合が出来上がってることですので、そこからいたずらに時間を過ごすと、取りかけの指が固まってくるのが頂けないですね。

10:黒菜さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
>理想は引ききった瞬間、詰合が出来上がってることです
色々な考え方が在って然るべきだとは思いますが、此れはどうかな!?と思います。


>そこからいたずらに時間を過ごす
此れが「会」の時間経過の内容と本質と言うことですかね?

11:弓引く河童さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Chrome/12.0.742.122 Safari/534.30
私が書き込むことに対し不快感をもたれた方がいましたら予めお詫び申し上げます。またくだらないことを書き込んでいるな、と読み飛ばさしていただければと思います。

今までの早気に関するスレッドやレスを読む限り、私の印象では、真の早気とそうでない早気があって、それらを暗黙の了解の内に漠然と区別している印象があります。このスレッドは、若い人が早気を自覚するという目的のために立てられたと理解していますので、私自身が早気になり経験したことなどから、真の早気と呼ばれるものに至る段階を書いてみたいと思います。

1、頬付けまで引き込むことが出来、狙いを附けることも出来るが、目標とする秒数まで会がもてない
2、頬付けまで引き込むことが出来、狙いを外した状態では会が保てるが、的に狙いが入った瞬間すぐに放してしまう
3、頬付けまで引き込むことが出来るが、狙いを外した状態でも意志に反して放してしまう
4、頬付けまで引き込むことが出来ない

おそらく3、4あたりが真の早気とよばれるものだと思います。
この段階には個人差があり、1になったと思ったらすぐに4までなってしまう人もいますし、1の段階で直すことが出来る人もいます。ちなみに私は2の段階までなり学生時代に治すことは出来ませんでしたが、弓を1年ほど引かずに社会人になって弓道を再開したら自然と治りました。

その経験上早気は、早気になった期間と同期間以上(つまり早気の状態が一ヶ月続いているなら一ヶ月以上)全く弓を引かなければ治ると思います。ただし治った後も、早気になりやすい体質だと自覚して、早気にならないように気をつけて練習することが必須です。

個人的には早気とは、離れとの意思疎通の問題というよりも、会との意思疎通の問題だと思っています。なぜなら、自然の離れ(雨露離の離れ)が目標とされるのであれば、それも早気となってしまうからです。

結論としては、とりあえず目標の秒数が保てないのであればそれは早気だと自覚し、なるべく早めに対処することが重要だと思います。

12:紫弓さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Chrome/12.0.742.122 Safari/534.30
>>11
見識を広める事を勧めました。人に進言するには早々だと思います。あなた自身が学ぶ立場になってください。

13:紫弓さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Chrome/12.0.742.122 Safari/534.30
この手の話は、うまい人=癖のない人と似た話だと思います。
ざっくばらんに言えば時間の経過と技術の経過のマッチングだと思います。きつい言い方ですが、もし仮に
「やることやってたら早気じゃない。」
と、定義すれば殆どの人が早気でしょう。(この定義だともたれも時間経過の問題ですが。)それは技術をどこまで理解してやろうとしているかです。


当たり前ですが、下手になろうとしている訳じゃないんですから「口実の為」の早気に目を取られず、「上達の為」の早気にも目を向けるべきだと思います。そうすれば、基本の射術を得ることから始まって、徐々にステップアップできるのではないでしょうか?

個人的には、射法訓であっても、「鉄石」で述べている以上、自発的な離れ=早気だと思っています。その差を埋めるにはどうすればいいか?その繰り返しだと思います。

14:一見さん
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.2.16) Gecko/20110319 Firefox/3.6.16
>>13
紫弓さん
“口実の為の早気”
“上達の為の早気”
について、どの様な定義か教えて頂けますか。

・「早気では無い」と主張するための早気の定義
・技術的な向上に繋がる早気の定義

という理解でよろしいですか。


あと、これに関しては話が大幅にそれてしまうのであれですが
>>11 でも出てくる自然の離れ。ここでは雨露離が出ていますが。
これと、無意識の離れは全く別物であると私は考えます。
自然な離れも確固たる己の意志で行われるものであると考えています。

15:紫弓さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Chrome/12.0.742.122 Safari/534.30
>>14
一見さん
・口実の為の早気←「私は早気だから。」と逃げ口上の理由にするもの。(なので、自分を早気でないと理由付ける物でもいいです。)
・上達の為の早気←早気の理由が技能向上の為のもの。

 基本的には時間にしろ技術にしろ、できてない部分があるから早気と見られると思います。わざわざ、できない物を分けるより今やるべきことは何かに着目した方が良いと思いました。
例えば、かけほどきをするとき、捻りを戻すにしろ、帽子のフックを外すにしろ、ぎこちない動作から滑らかな動作にシフトする事が必要になるでしょう。その経過を技術の確認として早気か否かと見た方が、上達につながると思います。
 この様なものでどうでしょうか。


後もう一つ。安全面について。見落とし気味なので。
 もし、初心者の技術未熟による早気(引き分けの途中で放れるのも含む)だとするなら、即刻巻き藁なり素引き・徒手を勧めます。はっきり言って安全確認を怠って事故が起こっても知らない。では、済みません。
私はそういうレベルの早気の先輩を見て、それを呈しても何もしない先輩・顧問を見て、部活をやめて一般に根回しさせるなりして、学校に矢止めを買わせる状況を作りました。皆さんはちゃんと手をあげられますか?早気で弓引き個人が潰れる話は聞くでしょうが、団体として弓引きが潰れる。これがありえます。安全には十分注意していただければと思います。


多少きつい物言いですが、弓は安全が保たれてというのが条件です。安全を管理できるレベルの早気から少しづつ、技術の上達へシフト出来る様にできればと思います。

16:天龍さん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB730; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
初心者の入門時の指導で早気を心配するというケースはまずありません。
そして早ければ半年、普通は1〜2年して、いつの間にかポンポン中るようになっている。その頃までは早気なんか気にもしていないし、中りを覚えることで一杯なわけです。
周りの者も「せっかく中り始めたのだから、細かいことは言わないでおこう」と遠慮します。
その頃の中りはタイミングで中てているので、会を深める楽しさなど考えることも無く、人によっては抜き差しならぬ早気に陥ってしまいます。
その射癖は、あきらめずに続ければ治るのかそれも良く分からないまま脱落してゆく射手も多いように思います。
私たちは、せめて自分の身近の初心者にだけは常に注意して、「早くなっているよ」と声を掛ける気遣いをしたいものです。

17:黒菜さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
>紫弓さま(勿論、外の方々もお願い致します)
全くのスレ違いにはなるのですが、「安全面」のお話が出たので一つ伺いたいことがございます。

試合や審査の時に、学生さんを始めとする初心の域の方にしばしばお見かけする引き方です。

正面打起しでの方で・・
1)打起し
2)打起しから大三への移行
3)大三
4)大三から引き分け当初
・・の夫々の時期に、矢先が凄く前方(前の観客席方向)や前上方に向いて引いている方がいらっしゃいます。
此れは、正面を引かれている方々にとっては、日常的に普通のことで何とも感じないものなのでしょうか?

自分は、突然そう言った場面に出くわすと、うわっ!!って思ってしまうものですから。(←日頃見慣れていないだけかも知れないのですが・・。)
「危険」って言う認識や受け止め方はおかしいのでしょうかね。

18:黒菜さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
>天龍さま
>私たちは、せめて自分の身近の初心者にだけは常に注意して、「早くなっているよ」と声を掛ける気遣いをしたいものです。
全く以って仰る通りなのですが、でも現実な問題としてみると、特に部活に於いては難しい問題なのだろうと思います。

特に、将に中っている早気の者が、年齢的に近いひとの注意を素直に受け入れられるだろうか・・との問題です。
(嫉妬や妬みの言葉と受け止められるのが落ちかも知れませんね。)
其処では、やはり大人の毅然たる一言が必要になることでしょうが、そのような指導者を持つ部活の方が少数なのが現実でしょうね。


また、先日の早気に対する書き込みにもありましたが、「早気」そのものに関してや、その重大性や危険性を好く知らない(教えられていないと言ってもいいかも知れません。)学生さん達が数多いのだろうなと言うことですね。
逆な言い方をすれば、紫弓さまの仰るような、指導者(指導法)や先輩達によって「造られる」早気と言うこともあり得る問題だと思います。


兎にも角にも、なってから直す手間隙を考えれば、予防すること(声を掛けること)の方が余程楽なことに違いはありませんね。

19:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>17:黒菜様
>>此れは、正面を引かれている方々にとっては、日常的に普通のことで何とも感じないものなのでしょうか?
という事は、黒菜様は斜面という事ですね。

ご指摘の件ですが、これは日常的な事ではありません。
矢先は終始的方向に向くべきだと私は考えます。(というか的方向であるべきですよね…?)
いづれの動作の時点でも、矢先が観客席方向に向くような状態は、指導不足であるとしか考えられません。
正面では、腕は円相を基本としている為、通常矢先は的前方向を向いている必要があるように私は思います。

過去、中学生でしたが、試合で、大三の時に暴発した子を見かけた事があります。
矢先が観客席側を向いていた為、その子の持ち的の3つほど前の的方面に矢が飛んで行きました。
その子は9つ的の大落ちだった為、幸い矢道に落ちただけで済みましたが、大前だったらと考えると恐ろしいことです。

黒菜様が危険と感じられた事は、至って普通な反応であると思います。

20:一見さん
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.2.16) Gecko/20110319 Firefox/3.6.16
>>15
紫弓さん
ありがとうございます。納得いたしました。

紫弓さんの挙げられている「上達の為の早気」は私の定義では早気には当てはまらないのかなとも思いました。
技術の向上の為に自分でタイミングをコントロールしているであろうと、考えられるためです。


>>18
黒菜さん
早気で的中の多い人が周りからの注意を受け入れられないというのは面白い指摘だと思います。
たしかに私の周りでも多く見られた状況です。
個人的にはそういった考えの人が早気になる可能性が高いと考えています。

精神的な早気、肉体的な早気、といった分類が度々されますが、精神的な早気の根源がこの辺りにあるんじゃないでしょうか。

21:イリシャムさん
KDDI-CA3F UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0
中りという穴があって、淵に立って覗き込む
堕ちたら早気
這い上がれなかったら深刻な早気
終わり

22:紫弓さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Chrome/12.0.742.122 Safari/534.30
>>黒菜さん
正直言えば癖でしょうし、日常的かとはいえないと思います。私も怖く感じる方です。
間口の狭い道場や窓で引いているとその危険性が分かるのですが、そうでないと危険性に鈍く成りやすいかとおもいます。環境によって射が変わる部分とも考えられそうです。

そもそも、矢を脇上面に向けるのは、天皇席に向けるのと同義なので、矢先を上座には向ける様な動作は失礼にあたり、駄目だと言う話を聞いたことあります。色々な話は出ると思いますが、やはり、矢の垂直水平の基本を守って欲しいと思います。

>>一見さん
そうでしたか。ここは見る人・やる人の差はあるのでご愛嬌ということで。

23:黒菜さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:5.0) Gecko/20100101 Firefox/5.0
>くさま
>紫弓さま
ありがとうございます。
恐さや危険性をお感じの方々がいらっしゃると解り、少々安心致しました。
でも、限定的なレスから解るように、やはり少数意見なのでしょうね。
引き易さや的中の方が大きく優先されている証左なのでしょう。
(基本となる射法や礼を無視してでも的中を!・・・と言った処でしょうか。)

お話を脱線させて申し訳ありませんでした。
で、元の早気のお話に戻しましょう。
>「早くなっているよ」と声を掛ける気遣いをしたいものです。
部活レベルで此れを考えた場合、やはり「会」の時間的な経過でしか捉えられないのではないでしょうか?

最近の書き込みを拝見しても、色々なお話や基準が挙げられています。
・「会」は時間の長さではない。
・伸び合っていれば早気ではない。
・矢束が戻ってないなら早気ではない。
・「会」に至る前に離すのは早気ではない。
・やることやってたら早気ではない。
・自分の意志で離せば早気ではない。
でも、これ等って全て「早く離す」ことに対する自己弁護じゃないのかなって気がするのです。

「早くなっているよ(なって来てるよ)」と言う外からの言葉を、どの様に受け止めるかと言う問題に尽きると思うのです。

>その頃の中りはタイミングで中てているので、会を深める楽しさなど考えることも無く
あとこの部分ですね。
仰る通り初心の内は、「会」の意義や内容などよく理解することは難しく、更には「詰め合い」とか「伸び合い」とかと言っても、中々伝わり難いものがあると思われます。
(逆に考えれば、会を持つと言うことは、中りを阻害する要因と考えてしまう場合さえあると考えられますよね。)

この事からも、初期段階に於いては、やはり会の時間的な経過時間を基準にせざるを得ないように思えるのです。

24:天龍さん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB730; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
同感です。
部活で頑張っている若い弓士たちの思考は、「弓道は人に見せるもの」という部分が十割だと思います。中りにしても、射にしても、体配にしても。
(歳をとると、五割くらいは、自分の内面で楽しむもの、になってきますが。)
それはそれで自分もそうでしたし、構わないと思います。伸び合いとか、呼吸だ目使いだと口では言っても、実際には外見に出ないことは無視しているはずです。
こんな人たちが外見だけで会をとらえれば、「何で無駄に時間をかけて中るタイミングを逃すのか」とチラッとかもしれませんが、思うのではないでしょうか。会で何もしていないからです。
早気という深刻な射癖は、あくまでも時間的に会が短いということ意外に無いと思います。
ならば、単純に秒数を元に指導することと、その間に呼吸をしながらそれに合わせてやるべきことを具体的に与えるしかないと思います。

25:1さん
削除されました。

26:鷹司カオルさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/535.1 (KHTML, like Gecko) Chrome/13.0.782.107 Safari/535.1
【log#1009a】
皆様こんばんわ。
私の出る幕ではございませんが失礼します。

 会の有り方で著名なO範士はずっと以前「弓道」誌でこう仰ってましたね。『手先や体が自由に利くと言うことは、裏を返せば、反対に意識的に行動を起こしやすく、起こしてしまうのではないか。その行動が・・・心理的や技術的な影響を受け・・・射に悪い影響を与える要因となる・・・自由が利かなくなると言うことは、諸動作を行えないことで、行わないと言うことは、安定することにつながる・・・』(S61.7月「弓と取り組む」より)
 ですから早気の状態ではまだまだ自由が利く段階ですし色んな方向への雑力と言うべきものが利いているんですよね。弓手も弓力への反発力が旺盛で馬手も同じで引き一色。とても矢筋を確保した引かれている状態ではないですよね。
 会の名前は仏教用語からとも言いますが、離れるのにふさわしい状態に会うのが会だと(コジツケタ)場合、早気の弓士には会がない、会まで至っていないのだと思います。会では本当はすべきことが沢山有るのにしていないのですから大事な節が一つ欠如しているとしか思えません。

 まぁ、これも自戒の内から言えることなのですが。

27:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>21:イリシャム様
とても明快な比喩だと思います。中りに目が眩んで入ってみたら早気になっちゃった、という中て気による早気の導入部分をよく捉えた内容だと思います。
ちなみに、イリシャム様はその穴に底はあるとお考えですか?それとも底なしの穴でしょうか。
もしくは、底はあるけど、深さは個々によりまちまちである、という感じでしょうかね。

>>24:天龍様
そうですね。若い射手は周囲の反応を見ながら引いているように思います(というか、それが至って普通な事と思います)
仰る様に、早気の改善は、まず「会の秒数」という器を作り、その後に中身を詰めていく感じで進めるのがベターでしょうね。特に若い射手にはそのように指導するのが良いように思います。
これが熟年者の場合となると…
入り口は同じような形で良いのか、それとも中身をまず仕上げた方が良いのか…

まぁこのサイトの利用者は大半が若い射手でしょうから、考えなくても良いかも知れませんね。

28:パパンプさん
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; nicoversion)
少し話の流れをぶったぎってしまいますが、個人的に気になっていることを…。

私は7年ほど弓を引いてましたが、その中で早気の方は弓下げに抵抗があるのでは?といった印象を受けました。

具体例を申し上げますと、15キロ程度の弓を引いている早気の方(早気の時点で引いているという表現は変かもしれませんが)、会が持てないのであれば弓下げ(9キロなど形だけでも会を持てる強さ)をしてはどうでしょう?とアドバイスをしても、あまり乗り気にならなかったり、仮に下げたとしても1,2キロ下げただけとか、下げてもすぐに戻してしまうなどして、結局早気が治らないといった具合です。

ここや余所の掲示板においても、早気の対処方法として真っ先に上がるのが気持ちの面や現状でどうにかしようとする解決案が多く、それらを否定するわけではないのですが、身体的に慣れとして染み付いているレベルの早気にはあまり効果がないのではと感じています。

良射を生むためには技術が必要ですが、まずは「弓についてる弦を引っ張って的にじっくり狙いを定める」といったような根本的な事を体から呼び起こす必要があると考えています。以前もどっかのスレのレスに書きましたが弓を引くことで早気は治ると考えています。余計なことをするから会が持てないんだと思います。

脱線(?)失礼いたしました。

29:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>28:パパンプ様
全く脱線した話ではないと思います。
弓力を下げない理由としては、弓力の低い弓が使えない状態になっている(後輩が既に使用している)や、今迄同じ弓で持てていたのに持てないハズがないといった無駄なプライドがある点が考えられます。
特に後者は厄介で早々簡単に折れようと考えてくれません。

仰るように、体の慣れている状況を打破する事はとても重要な事だと考えます。
弓力を落とせる状況下の場合は、積極的に落として欲しいものですね。

30:パパンプさん
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; nicoversion)
>>29:くさん

弓下げをしない理由として私が他に思いつくのが、「矢勢」が関係してくるのではないか、と考えております。

矢の勢いが良いとそれに合わせて全体的な紗の運行が早くなって、会も短くなっていき、気づいた時には時すでに遅し…、といったような具合で会がなくなっていくのを特に弓上げをしたあたりに多く目にして来ました。とかいう私もそういった経緯で早気になりました(笑)

そこから治すために、まずは弓を9キロ位の軽い弓にしてそこからじっくり時間をかけて元々引いていたキロ数に戻しました。期間にして約半年になります。あんな苦労はもうしたくないものです。

それと少し話がそれますが、こういった掲示板でただ教えを乞う様なスレだけではなく、よく言われている問題(早気、緩みetc.)に対して皆さんの体験談を書き込んでデータベース化出来ると良いのではないかなぁ、と考えています。

31:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>30:パパンプ様
>>矢の勢いが良いとそれに合わせて全体的な紗の運行が早くなって、会も短くなっていき、気づいた時には時すでに遅し…
恐らく学生の早気の大半の原因がそれなのではないでしょうか。
弱い弓にする事を敬遠するのは、矢勢が落ち、狙いを上げざるを得ない状況になり、それにより、一旦射が崩れる(左右のバランスが崩れる)と考える「指導者」が多いように思います。→崩れてから復活するのにも時間を要すると考えている?
一般では、師事する先生の意見ももちろん尊重しますが、自身で考え行動する事が多いかと思います。しかし、学生となると、殆どが指導者の意見により、改善方法が決定されると思います。
学生弓道とは的中第一主義的な面がありますので、指導者も生徒も中りを常に意識してしまい、早気の改善に注力出来ない環境になっているのではないかと…


>>それと少し話がそれますが、こういった掲示板でただ教えを乞う様なスレだけではなく、よく言われている問題(早気、緩みetc.)に対して皆さんの体験談を書き込んでデータベース化出来ると良いのではないかなぁ、と考えています。
早気に関して、このスレがそのような役割を担えれば良いな、とは思っております。なのでパパンプ様が記入して戴いた改善体験は非常にありがたく思います。

32:イリシャムさん
KDDI-CA3F UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0
>>く様

以下持論です

深刻な早気になれる人間は初めからそう決まっています
指導者うんぬんではなく個の素養であると考えます
つまり底無しも十分に有り得ます

そして、そんな人間は数字の会を無理矢理に持とうとする、またさせる必要など微塵もないと考えます

33:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>32:イリシャム様
持論の書き込みありがとうございます。
なるほど、深刻な早気は生まれつき持ったものですか…
重ねての質問となりますが、という事は、早気になる前に手を打てれば深刻な早気に陥る事はないというお考えでしょうか…?
若しくは、それすら不可能という事でしょうか?

34:イリシャムさん
KDDI-CA3F UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0
>>くらいぜる様

弓を引く=砂をさらう
引いた中から何かを得る=砂鉄等を見つける
前記が素養、後記が資質と考えます

集まった砂鉄や砂金の集まりが個を形成する要素であって、それが全てと考えます

ですから、砂金を産まれ持っていた訳ではなく己の力で砂の中から見つけ出したと言う訳です

砂のさらい方、さらう場所、それらを指示すれば特定の鉱物を採集させる、若しくはさせないことは可能だと思います

しかし、己が磁石のような資質を持っていたとすれば意志に関係無く砂に触れるだけで砂鉄は集まります

早気とは解りやすい例ですね、扱いの困難な資質ということです

35:くさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
>>イリシャム様
おぉ…とても解りやすい例えです。
その例えを流用させて戴くと、早気とは厄介な資質ですね〜…

いろいろな持論・例え・考えを伺わせて戴けると、とても勉強になります。本当にありがとうございます。


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Re:早気という状態を再考する。
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