カーボン矢について (投稿31件)[1〜31]


1:flockさん [url]
こんばんは。
つい最近、遠的用のカーボン矢というものにお目にかかりました。
あのジュラ矢では出ないキレイなカーボンブラックの色と6.5mmという絶妙な細さに心を奪われてしまいました。
そこで、数件の弓具店のページを見たのですが、やはりジュラ矢の方が需要が高いのか、あまり詳しい情報は得られませんでした。
皆様の中で、カーボン矢を使用されておられる方がいらっしゃいましたら、メリット、デメリットを教えていただきたいです。
それに加えてもう一つ質問なのですが、遠的用のシャフトを用いて近的競技に使用というのは可能なのでしょうか?
詳しく言いますと、遠的用とされる6.5mmのシャフトに近的用の矢羽を使用するといったようなことは競技規則に引っかかったりはしないのでしょうか?
一度に二つの質問ですが、どなたかご教授お願いいたします。
では失礼いたします。

2:びくりさん
私は、遠的用のシャフト(イーストンのアルミカーボン6.6ミリ)を用いて近的矢を作製して競技に使用しています。(矢尻が少し重いですが)
羽根は黒鷲の手羽です。
競技規則では、6ミリ以上あれば使用できます。
実際にわが県の国体チームでも使用していますよ。

3:佐野さん [url]
実際に使ってはいませんが、矢師さんからアルミカーボンの情報を聞いています。

メリット
・従来のカーボンだけの矢よりも強度的、硬さ的に優れている。
・軽くて細いので、遠的での狙いが低くて済む。

デメリット
・価格が高い。
・最初から曲がっているシャフトがある。(ある程度まで修理可能なようです)


近的での使用は、的枠という障害物があるためにお勧めしません。

4:名無しさん
アルミカーボンの直径は、6.6mmではなく6.2mmではないですか。
flockさんがおっしゃられているのは、直径6.5mmなので
KCカーボンじゃないでしょうか?
私が思うカーボンのメリットは
1.重量が軽い
2.材質が硬い
デメリットは
1.少しでもシャフトに傷がつくと折れる
2.値段が高い
カーボン矢を使う状況としては、強い弓(20kg)以上
の弓を使用し、かつ適度に矢どころがバラける。
遠的用の矢を近的で利用する場合は、強度の問題があるので
きちんと調べた方が良いと思います。

5:名無しさん
書き忘れました。
カーボン矢を使う状況というのはあくまでも近的で
近的用の矢を使用する場合です。

6:flockさん [url]
こんにちは。
皆さんありがとうございます。
色々勉強になりました。

>名無しさん
佐野さんも同じことを仰られていますが、強度が高いのに、キズがつくとすぐに折れるのですか?理解すれば簡単な原理なのかもしれませんが、現時点ではちょっとよくわかりません・・。
強いのに折れやすいという性質なのでしょうか?
それと、その折れやすさというのものはジュラ矢よりもすごく折れやすいとかそこまでいくのでしょうか?
ちなみに僕が見た矢はEASTONとシャフトに書いてありました。カーボンは他の会社の物もあるみたいですね。

7:名無しさん
カーボンが強度的にすぐれているのは、その分子構造に
起因していると言われています。
カーボンと同様に元素記号Cで構成されるものに、
炭やダイアモンドがあります。
この3種類の材料を比較すると
強度    ダイアモンド>カーボン>炭
分子構造    密   →    疎
つまり、分子構造が密であればあるほど硬い材料ができるのです。
その密な分子構造に疎な部分(傷がつくと)非常にもろくなってしまうのです。
例としてガラスを挙げることにします。
ガラスもカーボン同様に非常に硬い材料です。
手でたたいても割れません。
しかし、ガラスカッターを使用して傷をつけてやると簡単に
割ることができるのです。
カーボンに関しても同様のことが言えます。
いわゆるジュラ矢では折れないような傷でもカーボンでは、
ちょっとした力が加わるだけで折れてしまいます。

8:名無しさん
上の続きです。
ジュラ矢に比べてすごい折れやすいというわけではありません。
傷がついたらジュラ矢よりも折れやすくなるというだけです。
使用すときに毎回、傷のチェックをすればよいのです。
そのカーボンの弱点を補うためにアルミカーボンという素材が
開発されたみたいです。

9:flockさん [url]
こんばんは。
>名無しさん
非常にわかりやすい説明をありがとうございます。
また一つ賢くなりました。
使用するとしてもまだ先のことだと思いますし、「アルミカーボン」というものも知ることが出来ましたので、もし購入するのであれば、意見の方を参考にして良く考えたいと思います。
本当にありがとうございました。
では失礼いたします。

10:天月さん
知り合いに近的カでーボン矢を使用している人がいて教えてもらったのですが、
メリット 矢勢がよく的中音も鋭い

デメリット 剛弓で引くと重量が軽いため矢がホップして上に行く

そうです。実際その人はかなり弱い弓で中てていたのでカーボン矢が合ったのだと思います。
ですから近的では女性の方にはお勧めできますが男性の方にはあまり勧められないと思います。

11:名無しさん
付け加えです。
KCカーボンを使用した近的矢には、2種類の重さの
バリエーションがあるようです。
1.比較的弱い弓を使用する女性向けの直径7.5mm
2.比較的強い弓を使用する男性向けの直径8.0mm
天月さんがおっしゃられているようにチューニング無しでは
ホップしやすいみたいです。
ただ、某弓具店のHPから推察できるKCカーボンの重量は、
22g/m<カーボン<24g/mでジュラ矢の2015の重量が
24g/mでその差は約1g/m程度です。
矢尺が1m未満のひとであれば羽の選択やポイントアダプター等
で問題なく使用できるレベルになると思います。
しかし、30kg以上の弓ではチューニングしてもホップするようです。

12:名無しさん
続き
ただ30kg以上の弓でジュラ矢を使用すると箆張が弱いので
矢が曲がってしまうと知人が言っていました。
強い弓を引く人にはカーボンしか選択肢がないようです。

13:名執さん
>>12
ここまでの名無しさんのカーボンの話しは自分の体験談でしょうか?弓道店の話しの中には、自分の店に不利になる事は言わないところもありますから、気になります。

14:flockさん [url]
>天月さん、名無しさん
本当にたくさんの情報ありがとうございます。
某弓具店というのは名前を出すとまずいのでしょうか?
なんだか怖いので大阪の弓具店ということにしておきますが、そこでしたら僕も拝見しました。
今現在僕は16kの弓にジュラ矢・長さ1m・2015を使用しており、若干重いかなというくらいですから、僕が使いたい遠的用カーボン矢の重さの数値を見たときはやはり軽いかな・・と思いました。
KC80や75にすればよいだろうと言われそうですが、やはり細さに惚れ込んでしまいましたので困りものです。(苦笑
通常使用ですとホップの可能性大ですから、使用するならなんとかチューニングを考えねばなりません。
重りを矢尻に埋め込むか?
もしくはもっと細いパイプを探して矢になんとか埋め込むか?
好きなものを使うために頭をひねるのは楽しいから良いですけども。

15:オニさん
>>11
カーボン矢の重さですが、KCだと8024とかの表示がありますよね。
それの下2桁が1メートルあたりの重さになっていたはずです。
8024なら24g/mということになります。

ちなみに私は22キロ程度の弓でKC-8024の矢をチューニングなしで問題なく使っています。

16:橙弓さん
>今現在僕は16kの弓にジュラ矢・長さ1m・2015を使用しており、若干重いかなというくらいですから、

私は、福岡のしらみず弓具でイーストンのアルミカーボンの近的矢を作ってもらいました。
使用している弓の強さを言えば、矢尻に重りをいれて調整したものを作ってくれました。
使用感は、矢飛びがよくなり、集束感が高まりましたよ。

17:名無しさん
安心してください。
私は弓具店の者ではありません。
実際には私はカーボン矢は使用していません。
そんなに強い弓を引いていませんので。
私の大先輩が使用しているので何度となくその矢について聞いたり
矢飛び等をみたり、触ったりしているので書き込みました。
傷がつくと折れやすいのは、スキーのストックで経験済みです。
カーボン矢は、のばりが強いこともあってかなり
矢どころ集中します。

名執さんへ
12の書き込みを見て弓具店の人だと思ったのでしょうか?
実際に弓を引いているならわかると思いますが16kgの弓で2015を用いても
弦から矢が離れる瞬間、矢はしなります。ごくわずかですが。

18:デビ@管理人モードさん
>>13
>弓道店の話しの中には、自分の店に不利になる事は言わないところもありますから、気になります。

そりゃ、利益を追求するので当たり前です。弓具店も都合の良いことばかり言っているのでは信用問題です。もちろん正しいことも教えてくれますよ。情報の取捨選択は自己責任でどうぞ。

>>14
>某弓具店というのは名前を出すとまずいのでしょうか?

匿名な上に、事実と曲がったことを指し示す場合は名前などは出さないで結構です。事実を堂々と話せるのであれば名前を出しても大丈夫です。これまた自己責任でどうぞ。自分も実名を出しているのなら尚良しですね。

19:名執さん
>>12
ここまでの名無しさんのカーボンの話しは自分の体験談でしょうか?弓道店の話しの中には、自分の店に不利になる事は言わないところもありますから、気になります。

20:名執さん
すいません。間違えました。

>>17
私が聞きたかったのは、自信の体験談なのか伝聞なのかということです。カーボンに興味があるのですが、伝聞の意見は体験談より信憑性が薄くなるからです。(名無しさんを否定する訳ではありませんが一般論です)

21:エセアーチャーさん
遠的と近的で違う矢を使うのが嫌だったのとカーボンの方が軽くて矢速がでるのでフィーリングがあってたので近的でもコーヤルAC6.0を使ってます。弓力は16キロですが問題なく使っています。
強度問題の話が出てますけど、オールカーボンの矢は曲るということはないと思います。曲らないで折れます・・・
アルミカーボンは中のアルミが曲ることがあるので曲ることはあります。しかも直りません・・・
こう書くと凄くもろいように思えるかもしれませんけどオールカーボンの矢が折れるというのはアルミも絶対折れるくらい強くぶつけたりした時だけですから心配することはないと思います。

22:名無しさん
私が某弓具店としたのは、複数の弓具店に同様な情報が載っていたことと、
その情報が基準としているもの
完成矢の重量なのか、それともシャフトの重量なのか
が違っていたからです。
実際に私は、アメリカのイーストン社のHPで確認してみました。
しかし、弓道の矢に関する情報は載っていませんでした。
伝聞か経験かということですが経験にあてはまると思います。
カーボンを使用している大先輩とは、共に同じ道場で練習しています。
10年近く共に練習する中で蓄積された経験です。
それって経験という疑問が生じるとおもいますが
国語辞典で調べてみたら経験ということがわかりました。
管理人のデビさんがおっしゃるようにHNを使用しているとはいえ
匿名で成り立っている掲示板ですから信じる信じないは
閲覧者自身であると思います。

23:名無しさん
すべてが匿名の書き込みですから、閲覧しているみなさんは
少なからず本当かどうかという疑問をお持ちになっていると思います。
その疑問から多くの人はご自身で本やインターネット、身近にいる友人等
あらゆる手段を用いてスレッドテーマについて調べることと思います。
そして、そこで得られた情報を書き込むでしょう。
その書き込みを見て他の情報や意見をもっている人がこんなのもあるよと
また書き込むでしょう。
こういったやり取りが気軽に出来るのが匿名で成り立っているこの掲示板
の魅力であると思います。
実名や段位などを知ってしまうと、正直自分より高段位者の書き込みに
対して質問することは出来ても、意見することは恐れ多くて
出来ないと思います。

24:名無しさん
すいません。
スレッド内容が変わってしまいました。
管理人のデビさんから匿名の件がでたので
ついつい書き込んでしまいました。

25:四国三郎さん
>>10

デメリット 剛弓で引くと重量が軽いため矢がホップして上に行く

↑矢がホップ(上昇)するんですか?近的だと的芯が床面より27cmのところなので、ほとんどの射手の方が射られた矢は下降しながら的に向かって飛ぶはずでは?矢勢が一番落ちてる的前でホップはありえないですよね。
つまり、的前での失速が少ないということではないでしょうか?
球技なら、回転するボールの空気抵抗の関係で、ホップ(複雑な変化)することがありますが・・・
カーボン矢は的前でホップする・・・良く聞く話ですが、科学的根拠がないですよね^^;

ちなみに小生は近的KC8025/遠的KC7521です。

26:某大学生さん
昨日の深夜(7月13日)のチャットで、カーボンについて、オニさんと真尻さんが話していますよ。参考にしてみてはどうでしょうか?

27:名無しさん
そう言われてみるとそうですね。
大先輩の矢飛びを矢取り道で見ていたことがあるのですが
的前でホップはしていませんでした。
私の誤解でした。
ただ、通常の平行な狙いで狙っている時はやや的の上に矢がついていました。
その当時、大先輩の弓の強さは32kgでした。
四国三郎のおっしゃるように科学的or物理的に剛弓で的の上に
つきやすいのは、おそらく矢が飛び出す時の初速の違いからであると思います。

28:名無しさん

またまたすみません。
四国三郎さんのさんを入れ忘れました。

29:flockさん [url]
こんばんは。
結構たくさんの方々がお話し合いをされてますので驚きです。

>エセアーチャーさん
心強いお言葉ありがとうございます。
カーボン矢に対しての安心感が増しました。

>橙弓さん
ありがとうございます。」
前重心になりすぎるのが若干不安ではありますが、弓具店でもそれをしてくれるのですね。やはり本職の方々が進んでそういったチューニングをしてくれるのであれば安心です。使用する際はしっかり自分の矢を見つめて、どれくらいの重さが合うのか悩んであげることにします。

>四国三郎さん
すいません、僕もつられて「ホップする」という表現を使ってしまいました。名無しさんと同じ誤解をしておりました。今まで「ホップする」=「床と平行な狙いで的の上に集まる」という先入観がついておりました。僕のまわりは同じ表現を使用している人が多いです。皆たぶん理解はしていると思いますが。

>某大学生さん
今拝見してきました。
そこで新たな疑問が生じたのですが・・。
ちょっと話がズレてきておりますので、新しくスレッドを立てたいと思います。
皆様よろしければそちらでまたご教授いただければと思います。
では、いったん失礼いたします。

30:真尻さん
>>27
この表現は間違っていないと思います。
たとえば、矢がまっすぐ飛ぶという意見について

射場から見た意見

矢がまっすぐ飛んで的の中心に中った

弓道は厳密に矢取り道から見た意見

矢が重力方向には自由落下を行い、直進方向には最初の初速に比べてだんだん減速を行いながら飛んでいく

という風に意見がわかれます。
でも、普通は射場から見た意見がすべてであって、矢取り道から見た意見はあまり聞かれません。これは、ピッチャーのマウンドから投げるストレートという表現も同じ事です。

それで、この場合のホップなんですがこれも同じで射場から見た意見です。いつも引いている標準の矢というのを皆、まっすぐと無意識に捉えています(厳密に言ったら落ちているのですが)。そこで、いつもと違った、矢が落ちるべき場所で落ちないでいるとホップしたという風に錯覚します。だからホップという表現を使います。

それと、実際ホップする事はあります。簡単に言うと、巻き藁矢(羽がないもの)を引いてみたらわかると思いますが、本当にホップします。矢でも20kgくらいの弓で1913の矢を引いて、羽も遠的用の短い矢を引くと本当にホップするのを楽しめますよ。

31:真尻さん
>>30
何箇所か間違いがあります。気にしないでください・・・


ホーム > 弓道座談会 > 2005/09まで > カーボン矢について (投稿31件)[1〜31]

(c)デビール田中 : 問い合わせ