弓道の危険防止


■弓道の危険防止とは

【デビ】弓道の危険防止とは、弓道における危険を確認し、それを避ける方法を提案します。「安全の注意」では掲示板で募集した「弓道ヒヤリハット」の内容や、弓道連盟の通知などを元に「安全上の注意」と、その注意を何故守らなければならないのか? を事故内容から紹介しています。

【セン】弓って危険よ。この間も、矢で頬を貫通させる事件が起きていたわ。事件を起こした方も、起こされた方も悲劇よね。安全第一よ。

【ボカ】弓道で使用する弓・矢ってのは、凶器以外の何物でもない。自分が凶器を扱っていることを忘れた頃に事故が起きやすい。日々の練習で平和ボケする事なく、「自分も人を殺せる道具を扱っている」ことを今一度確認しよう。


■危険に対する考え方の基本

君子危うきに近寄らず
自衛しましょう。あなたの周りには昔は凶器として戦争に使用していた弓を扱っている人がゴロゴロいます。まずは自分の身を殺人予備軍から守ることを考えましょう。その上で、自分も凶器を持っていることを認識し、凶器を凶器として使わないように注意しましょう。
安くして危うきを忘れず
実は事故の大半の原因は「油断」です。事故が起きないときにも己を過信せず、「事故が起きるかもしれない」という気持ちで行動しましょう。

■要注意人物は誰だ?

日々の練習を繰り返していると、「何が危険か?」という感覚が麻痺してしまいます。弓道場には主に2つの危険因子が存在します。2つの危険因子を再認識し周囲に危険が存在する際は自己を防衛し、自ら危険を振りまいている際は周囲へ配慮しましょう。

図:弓を引くと周囲への危険度が上がる


■弓道の危険防止看板


■弓道の事故例・準備


■安全上の注意

  1. 全般的な安全上の注意
  2. 的前練習時の安全上の注意
    1. 射場での安全上の注意
    2. 矢取り道での安全上の注意
    3. 的場での安全上の注意
    4. 射場・的場 準備における安全上の注意
  3. 巻藁練習時の安全上の注意
    1. 巻藁 準備における安全上の注意
    2. 巻藁 行射時の安全上の注意
    3. 巻藁 矢取り時の安全上の注意
  4. 素引き・ゴム弓練習時の安全上の注意
    1. 素引き時の安全上の注意
    2. ゴム弓練習時の安全上の注意
  5. 弓具を扱う際の安全上の注意
    1. 矢を扱う際の安全上の注意
    2. 弓を扱う際の安全上の注意
    3. 服装における安全上の注意
  6. 見学時の安全上の注意
    1. 観客席 見学時の安全上の注意
    2. 射場内 見学時の安全上の注意
  7. 移動時における安全上の注意
    1. 移動における安全上の注意(全般)
    2. 電車における安全上の注意
    3. 自転車における安全上の注意
    4. 自動車における安全上の注意
  8. 設計に関する安全上の注意
    1. 弓道場の設計に関する安全上の注意
    2. 看的所の設計に関する安全上の注意
    3. 矢取り道・観客席の設計に関する安全上の注意

■汎例:危険度に対する優先順位

本WEBではよく目にするPL法(製造物責任法)を参考に「危険・警告・注意」と危険度に応じて優先順位を付けました。

<!>危険

危険死亡または重傷などを負う危険が切迫して生じることが想定される「他人を射抜く行為」を主に定義

  1. 射手が射た矢が、周囲の人間に刺さる

<!>警告

死亡または重傷などを負う可能性が想定される「弓具の破損で自己に刺さる行為、矢で突く行為」を主に定義

  1. 弓・矢で、周囲の人間を突く
  2. 弓・矢が破損し、自身の体に刺さる

<!>注意

傷害を負う可能性または物的損害のみが発生する可能性が想定される「弓・矢・腕などでの殴打する行為」等を定義

  1. 射手が弦で、自身の顔・胸・腕を殴打
  2. ゴム弓で、周囲の人間を殴打
  3. 取り回した弓で、周囲の人間を殴打
  4. 射手が弦を離した右手で、周囲の人間を殴打
  5. 矢に付着した土で、自身の手を切る

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