優秀な手の内を考え合う2 (投稿179件)[76〜76]
- 1:矢流れさん (10-09-04 06:07, ID:FCaiTAE [29260])
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- 角見を効かせた結果:http://ecoecoman.com/kyudo/bbstec/2010081319134762.html
優秀な手の内(角見)を考え合う:http://ecoecoman.com/kyudo/bbstec/2010081918523273.html
から派生した第3段のスレッドになりました。2段スレッドが300に近い投稿を頂き、内容の整理も含めて以後はこちらのスレッドに書き込んで頂けますよう宜しくお願いします。
- 76:真如さん (10-09-28 14:03, ID:z9pFFh2 [29570])
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- 手の内を利かせる場合、それは胴造りと足踏みにかかっています。
人が物を抱えたり、下支えしたりする時、物理法則の作用反作用が働き、また水平バランスも保とうとしています。それは持っている物が安定するからですね。このような時、両腕などには等しい大きさの力が働いています。つまり、自然法則の中で生活していると、人は基本的にからだが左右均等な力を発揮するように調整されています。
ところが、射を行う時には、決して左右均等な力の働かせではない場合があります。大三もそうですが、とりわけ会・離れの段階がそうです。確かに、会の状態で、弓手拳と馬手肘にかかる弓を押し引きする力の大きさは等しいです。しかし、離れに移行すると、馬手の方は弦が離れて負荷から開放されますが、弓手の方は弓の形状が復元する衝撃的な力を受けます。つまり、馬手の方は緩まず伸び合うのに必要なだけの力が構えに込められていれば好い訳です。ところが、会の弓手の方は、体幹から押し出された構えの中に、離れの衝撃を想定した力を込めておく必要がある訳です。
このように、会の状態では一見左右均等に伸び合っているかのように見えても、その実、左右の構えに込められた力の大きさには雲泥の差が有ります。また、こうした左右不均等の弓力の負荷を支える為には、確固とした胴造りが必要であり、特に手の内の働きを発揮する為には、右足での踏ん張りが最重要です。このような配慮に欠けると、会から離れて、退の残身になります。
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