弓返り (投稿14件)[1〜14]


1:☆弓☆さん
どうすればできますか?

2:半熟さん
自分も弓返りが押し手掛けを着けるようになってからまわるようになり、顧問の先生にも不思議がられています…。最近ではまわらない時もあり、どうすれば綺麗な弓返りが出来るか教えてほしいと思ってます。

3:弓有さん [url]
「弓返り」を意識してやろうとしてやっていては、本当の「弓返り」はしません。

「手の内」を工夫しながら鍛錬していると、ある時自然と弓が回っています。

4:あかねさん
私も、弓返りしません。前は、半分くらいまでしていたんですけど、講習をうけていらいしなくなってしまいました。押手に原因があるのかと思って、教本どうりにしてみたんですけど、やっぱりだめでした。どうしたら、できるようになるんでしょうか?

5:天龍さん
初心者にとって、弓返りする、しない、は誰が見ても明らかな差なので、非常に感心が高いのは分かります。
それにしても指導者はなぜ弓返りをきちんと教えてくれないのか、と思うのでしょう。

これは、手の内の形と原理、力の働かせ方を身に付けた結果弓返りが出来るのであって、それらを省略して弓返りのみをいきなり教えることは出来ないからなのです。
一定の期間、時間を割いて、手の内の研究のみを行っても良いのですが、射の全体像を整えてゆく段階で、ただでさえ時間が惜しいのに、生徒に張り付いてそればっかりやっているわけにはいかない、と思う先生が多いということです。
ベテランの射手でも多くの人々は、妥協の手の内のまま長年放置しているくらいです。
高校の間くらいは、手の内は一定のレベルでよいのでは、という意識があるのかもしれません。

そんな訳で、ネットで「どうしたら弓返りしますか」と問うても、「こうすれば出来ます」という反応がなかなかないわけですね。

6:鮭色さん
本当の意味の弓返りってなんなんでしょうね
相当高段でも離れの瞬間に緩ませて回したり、手を開いて握りなおしたり(そこまでオーバーではないですが)、手首を折って戻したりする方も大勢います

現実的に3段あたりを受けるにあたっては弓返しのやり方を教えてあげても良いと思うんですよね

7:弓有さん [url]
>>5:天龍さん
>これは、手の内の形と原理、力の働かせ方を身に付けた結果弓返りが出来るのであって、それらを省略して弓返りのみをいきなり教えることは出来ないからなのです。
(中略)
>そんな訳で、ネットで「どうしたら弓返りしますか」と問うても、「こうすれば出来ます」という反応がなかなかないわけですね。
天龍さん と全く同感で、仰る通りだと思います。

>>6:鮭色さん
>本当の意味の弓返りってなんなんでしょうね
鮭色さんは当の意味の弓返りをご存知でいらっしゃるから、高段者でも「弓返り」でなく「弓返し」をなさっておられる方が居られることに気付かれているのだと思います。

高段者で「弓返し」をなさっておられる方は、ご幼少のころ「弓返り」をやる事を意識してやってしまった(又は、やる事を教わった)結果、「弓返り」でなく「弓返し」が身に付いてしまったのではないか?・・・、思っています。
ご幼少のころ一度身に付けた反射神経の動き(「弓返し」)をクリヤーして新たに「弓返り」を脳の反射神経へ刷り込むことは至難の業です。
ですので「弓返り」は意識してやる事を教えてはいけないし、やろうとしてやってもいけない事だと思っています。
「手の内」を研究しながら、色々と工夫しているとある時自然と弓が回って「弓返り」した事に気付きます。

「手の内」の研究は色々な出版本を参考にされると良いと思います。
ただし、ご使用されているユガケの種類(ユガケの構造と機能)によって「手の内」が異なりますから、
自然の離れから生じる「弓返り」を会得するには自然の離れが生じやすいユガケでなければなりません。
本当の意味の弓返りは、「手の内」が左右対称の働きをしているから出来るのだと思うからです。

私が「手の内」を勉強するのに役立った参考書は、
「弓道の新研究」石岡久夫著でした。(誰だったかに貸していまだ戻らずで再販を望んでいます)

蛇足でしょうが、「弓返り」を会得するヒントは、
ユガケを着けずにに弓の弦を爪弾く神事(鳴弦)を行なう練習をなさると早く会得できるかも知れません。

8:弓引き社会人さん
弓有さんがおっしゃっているので多弁は避けますが・・・
自分は初めて半年ほどで、90度ほど弓が動くようになった時に、指導者から「弓は自然と回りたがっているんだよ。弓を握りすぎているからだめなんだね。」と言われて、何度も何度も練習をしました。
結局、いろいろな高段者からの意見を聞き、自分で取得するしかないまさに極めて感覚的な物だと思いましたが、二つほどに大別することができると自分では感じました。
一つは、引き分ける際に、角見を効かせながら、虎口で弓を巻き込んで弓が自身で回り安くする方法。
もう一つは、天門筋で外竹の左側を支え、親指の付け根、中指・薬指・小指の第一関節で握るのではなく天門筋側に押しつける(はさむ感じ)方法。この方法ですと、離れの瞬間に握り込む可能性が少なく、自然に弓が回りたがるのを邪魔しないと思います。
どちらも振り込む感じではなく、前的を向いた親指が的心に向く程度で鋭い弓返りをすることができます。
自分は大三で手の内を決め引き分けてくる際に、この二つの方法を使い分けています。

9:grazzeさん
最近、高校の弓道部以来20数年振りに弓を再開した者です。
今練習している道場で引いていらっしゃる方々は、皆さんそれなりに弓が回っていますが、私は90度くらいしか弓返りしません。
そもそも高校時代に教わった方からは、「押手の親指でひたすら的を突け」と言われ続け「弓返り」などとは一言も言われた記憶がないのです。
そんな訳で(弓返りに関して)何が正射なのか迷い、ひたすら手の内の思考錯誤を続けている今日この頃です。

10:弓有さん [url]
会で自然と「弓返り」する手の内の条件

1.弓力を虎口で受ける。
2.指先で弓を握らない。
3.外竹側に矢が一本入るほどの空間がある。

弓は成り(張顔)で弦が入来で、胴が抜けていないこと。

離れたあとに弓が張顔に復元しますが、
その時に弓の上下は的方向へ向かっていき、弓の胴は逆方向へ戻り虎口(手の内)を押し付けるように復元しますから、外竹側に空間ができていれば弦が復元してきたエネルギーの余力が入来であることによって弓の回転力となります。

入来である弓を会で的方向に真っ直ぐ押す力は、手先の力で角見を使う意識で行なうのではなく、肩根から肘までの力(上腕三等筋)を矢通りに使う意識が大切と思います。入来弓であればその意識(的へ真っ直ぐ押す意識)だけで自然と角見がきいていることになると思います。

ことさらに角見を手先で行なってしまうと残身で親指先が的方向に真っ直ぐ向いて弓を握ることが出来なくて、それ以上に手首が折れて親指先が的の後方まで向いてしまう事になります。
これでは「弓返り」ではなく「弓返し」になってしまいます。

会で自然と「弓返り」する手の内の条件の三項目は必須条件であって、それだけでは充分とは言えません。
ひたすら手の内の思考錯誤を続けて下さいね。

11:紅一入さん
弓有さん
 
 失礼ながら、質問です。
 入来でない弓(真っ直ぐな弓)は弓返りしないのでしょうか?
 揚げ足取りみたいですみません。

12:弓有さん [url]
>>11:紅一入さん
>失礼ながら、質問です。
>入来でない弓(真っ直ぐな弓)は弓返りしないのでしょうか?
>揚げ足取りみたいですみません。

揚げ足取りとは受け止めておりませんが、
スレ主さんの弓返りは「どうすればできますか?」の問いについて
紅一入さん のご意見がないことが残念に思っております。

入来でない弓でも弓弦が返ることがあります。

入来でない弓とは、
弦の位置が弓巾の中にあるとか、弓の左側に出てしまう弓のことと思います。

会から的へ真っ直ぐ押すことによって離れれば、弦は張顔の位置に向かって復元してきます。
入来でない弓では弦がその位置に復元してきますから矢は的の前方向(右)に向かって飛びます。
弦は、矢が弦から分離したあとも先へ進もうとしますが弓と衝突することになって弓を回転するエネルギーが消滅します。
それでも弓が返る場合は、何らかの操作を手で行なわければならないと思います。
従って、真の「弓返り」ではなく「弓返し」の操作をしたことになるのではないでしょうか。

弓は入来過ぎても、真の「弓返り」にならないと思っています。

>>1:☆弓☆さん へ
レス主の☆弓☆さんは「弓返り」についてどのように考えておられるのですか?

13:弓を引く人さん
>12:弓有さん
横から失礼します。

>入来弓であればその意識(的へ真っ直ぐ押す意識)だけで自然と角見がきいていることになると思います。
→何処かのスレッドでも発言されていましたが、これが弓有さんの理屈を現す全てですが、これが限界でもあるともいえます。再度記しますが、弓の右外側に弦が出るくらい入来で無ければ、弓有さんが仰るように矢は狙い所には飛びません。

上に記した弓有さんの仰る「角見」以外にも角見の方法は存在します。目的・思想が異なっているから当然でしょう。それにともない、左手を弛ませなくても弓返りが発生してしまいます。弦が弓の真ん中を通る弓でも出来の弓でも、角見を効かせれば弓返りが発生してしまいます。中るかどうかは別にして・・・。
私が考えている角見は、内竹左角が回転軸の中心になるように親指の付け根辺りで内竹右角を押し切ります。これで弓と矢に間隙が生じて狙い所に矢を飛ばす事が出来ます。これを手先の技術と仰る人もいますが、とても手先だけじゃ行えるものでは無いことを付記しておきます。

弓の右半分が矢の飛行軌道に入り邪魔になるから角見という技術が発達してきました。その技術を追いつめていくと弓返りという和弓独自の現象が起き出しました。確か文献的には今川了俊の著書が最初だったかな?弓有
さんの技術を頭ごなしに否定はしませんが、射手が弓に何らかの回転力を与えない限り弓返りは発生しません。弓を握って弓断面の真ん中を中心に捻る技術じゃないですよ。あくまでも私が記した技術においてです。

弓返りはいずれ起きるだろう位で稽古に臨めば良いんじゃないですか?弓の軸をぶらさずに角見を効かせれば、いくら左手を締めても弓が返ってしまうんですから。ただ、現在の弓界には様々な思想が渦巻き混沌として、かなりの知識が無い限り人によって言うことがまちまちであると感じてしまいます。先ずは身近に師匠を作ることです。弟子となりその師匠が教える事のみを一心不乱に取り組んで下さい。一番の近道かも知れませんよ。

14:はははさん
なんか読むのが面倒くさくなったので読まずに書き込みます。ごめんなさい。

弓が返るか否かは的中には関係ないでしょう。強いて、弓と弦と押し肘の寿命に関わるだけでしょう。

本末転倒なので、技術的なことを言えば、ぶっちゃけ各流派で違います。ってのが答えでしょう。
指の長さ、手のひらの大きさ、弓力とそれらのバランスで違うので、色々試しましょう。
上にもどなたかおっしゃってましたけど、弓は返ろうとします。それを殺さなきゃ良いんです。

無駄なことをしないこと。

どの流派、指導書にも共通しているのは掌根を締めて掌根で弓の力を支えることです。
かの有名な弓道読本では弓返しには若干の練習が必要というか、習慣付け?みたいなことが必要だと書いてありました。
まぁ、掌根で押すこと以外はほとんど無駄なことでしょう、、、


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