皆さんの弓道部は… (投稿18件)[1〜18]


1:大前さん
新入部員にとっては、拝礼、正座して黙って聞く、などは初めて体験するものであり、うちの部ではその雰囲気に耐えられず、辞めていく部員が必ずいます…また、弓道が楽そうに見えて入部したのに、実際は全然そんな事はないというので辞める人も少なくありません。皆さんの弓道部もそんな感じなのでしょうか?

2:蒼月さん
大学生です。高校とは多少事情も違うかと存じますが、お話します。
私達の弓道部では、4月から5月にかけては見学期間です。
この期間に新入生は色々な部を見学します。
この時、もちろん新入生は歓迎するのですが、「普段のままの練習」を見てもらいます。正座や礼も、遅刻した際の注意・対応も同様に行います。むしろ、より集中した雰囲気で練習を行うくらいです。
練習中の武道としての真剣な雰囲気と、終わった後の和気藹々とした雰囲気のけじめのあるところに魅力を感じてもらえたらと思いますし、私自身もそういったところに惹かれて弓道部に入部しました。

また、いいところばかりを説明してしまうと誤解が生じたり、後で思っていたのと違うと言われたり、何となく嘘っぽくなってしまいます。ですから、何度か見学に来てくれた新入生や、いよいよ入部という時期の前には、部活としての大変な点や、弓道の難しさ、厳しさなどについてもお話するようにしています。また、弓具も決して安いものではありませんから、正式に入部する前に、いくらぐらいかかるのかもお話します。

その上で新入生に最終的な入部の意思確認をしています(もちろん、この時にやっぱり入部しないという人もいます。残念ですが、仕方ありませんね。ただ、どの部活でもその雰囲気になじめなければ楽しむ事は出来ないでしょうし、長続きしないものですから、始めから入部しないか、後から辞めるかの違いに過ぎないのかも知れません)。

逆に、入部した部員で辞める事はなかなかありませんし、部活もお互い熱心に指導・練習することが出来ます。

大切なのは高校生活や大学生活といった限られた期間の中で、自分の居心地のよい雰囲気、一生懸命になれる場所を見つけることだと思うのです。勧誘はそれを見つけるお手伝い。
厳しい雰囲気でも「大前さん」は弓道が楽しいから、好きだから続けているんですよね。その大前さんが知っている楽しさ、好きなところを新入生にお話してあげて下さい。

長くなってしまい、申し訳ありませんでした。
もし一生懸命になれるものが自分と同じ「弓道」だったら、嬉しいですね。
勧誘、応援しています。

3:蒼月さん
(少し誤解されるかも知れないところがありましたので、追記致しますね。)

私たちも、勧誘シーズンに新入生に対して厳しく注意したりする事はありません。
新入生を迎えに行ったりもしますし、夕方はまだ寒い日もあるのでカイロを渡したりすることもあります。新入生は特別待遇ですね。

ただし、現役部員の遅刻等については普段と同様に注意します(ここ、先の書き込みだと誤解されたかもしれません。すみません)。
正座や礼は、簡単に教えてあげて、練習の前と終わりに一緒にしています。

普段のままの様子を見てもらったほうが、本当に一緒に頑張れる新入部員が入ってくれるんじゃないかなと思います。入ってから急に変わると、騙されたみたいに感じてしまうかもしれませんしね。

勧誘は部活全体でするものですので、ぜひ、勧誘の方針を部員で話し合ってみると、部の意思も統一されて良いと思います。

4:でんきちさん
拝啓、大前様。

度々、他スレにても、大前様のところへ、お邪魔して申し訳ありません。貴殿:大前様の貴校の事が、まるで今から12年前の小生:でんきち共の高2の過去とシンクロして仕方ありません。

■しかし、男子部員の少なさは安土整備・崩し・木こて押さえなどの汚れ仕事、畳、巻き藁運び、的張り等にも影響しますし、
■女子部員の少なさにおいても、掃除や各道場の手入れ、備品のストック確認などの管理

と、影響をきたし、部の運営が懸念されます。
<2><3>にてありました、高校弓道より更に厳しい大学弓道を実際、肌で体験されている蒼月様の様に貴重な、生の現在・現状の大学弓道の御意見もありますし、小生も読んで同感です。

変に固執した厳しい部分や、罰として与える仕打ち、例えば無理やり袴のまま学校敷地外周3周しろ!など、
厳しい・・・、けど良く考えたら是は弓道の修練に意味が無いとお気づきに成る所や固執した伝統?掟?が各校あると思うので、

「私たちの代で、この連鎖は断ち切ろう、新入生たちが、3年間続けられる為に!!」

と、意を決して意味の無いと思う掟・風習はこの際、切り捨ててはどうでしょう?

小生共は、やはり高2の時、部員確保のため、意を決し、厳しい罰や仕打ちを止め、何とか3年を卒業する頃には、離散率の少ない結束力ある部活に戻りました。

※しかし、ほんとの所、そろそろ15、16歳人口自体も先細りが顕著に成り、一学年の総人数も減ってきて、クラス数も減り、どこの学校も何とかして、弓道を後世に残したいと思っているでしょう?
蒼月様の御話にもありましたように、

>本当に一緒に頑張れる新入部員が入ってくれる・・・

の様に、新入部員を確保し、
「人を許し、己も許し、敵と思しき他校の相手の事をも慈しむ精神」
を理解し、継承してくれる部員が訪れる事、陰ながら小生も御望み申し上げます。

敬具。

5:大前さん
でんきちさん
毎度アドバイスありがとうございます。
でんきちさんの高校時代も私と似たような感じでしたか…
うちの部は男子しかいません。なので力仕事においては言う事は無いのですが、でんきちさんのご指摘通り、備品の管理や道場の掃除などは部長の私がうるさく言わないと、凄い事になってしまいます…
新入部員も入ってくる事ですし、少しづつ改善していきたいと願う所存であります

6:季林さん
少し話はずれますが、私の部には男女共たくさんいますが女子はさっき書かれてあるような事はあまりしていませんよ。安土の整備は男子がしてくれても細かい事は必ず女子がしてくれる事でもありません。
 勝手に話を脱線させてしまい失礼しました

7:大前さん
>>李林さん
女子なら細かい事をやる、という感じの文になっていましたね。どうもすみませんでした!

8:でんきちさん
拝啓、季林様。

小生の意見で、差し障り不快な思いをさせてしまった事、此処にお詫び申し上げます。

誠に私の不徳の致す限りで失礼致しました。

まあ、各学校によりますし、
小生の母校では師範や先輩が「女性に重い物をや、汚れるような品位を汚す事を、男どもはさせるでない!率先して力仕事をやるように!」という教えで、
結構、男女共にやるべき仕事や部活の運営方法、作業分担がおのずと決まってましたので・・・。

誤解を招きまして、大変、失礼致しました。

敬具。

9:ぬふぬふさん
私は辞めた側の人間です。 厳しさや礼儀作法は耐えるってよりも“当たり前”とおもっていたので問題は無かったのですが、雰囲気がイヤで三ヶ月で辞めました。  そのイヤな雰囲気は『指導と名付けられているイジメと体罰』です。 標的は私じゃ無かったのですがそれを見ているのがイヤで辞めました。 弓道をやるために選んだ高校でしたが今は辞めて良かったと思っています。

来る物は拒まず・去る物は追わず。 甘い汁で誘って後から絞めるじゃダメです。部活の厳しさを蒼月さんのように最初から全面にだし、それを望んで来た部員を大事に育てるのが部のためだと思います。 多少のムチも必要だしあたえ過ぎる飴ちゃんは不必要。   部員集めは大変ですが自分の所属する部活の未来のために頑張って下さい。

10:じゃむさん
みなさん、アドバイスを有難うございます。私も、先輩達の悪い伝統を伝えていく気はありません。日々、少しでも良い方向へと改善している所存です。


報告です。今日、部活のオリエンテーションが有り、新一年生の前で部活動紹介をしてきました。少ない時間で巻藁を運んだりする作業などもスムーズに出来、弓道部が楽な部でない事、礼儀を重んずるものである事を伝えてきました。
そして放課後の部活の時間には早速、新一年生が多数、見学に来たので、矢やユガケにはお金がかかる事をしっかり伝えました。
部活の雰囲気はいつになく引き締まっていたので、新一年生へのアピールにもなりましたし、大会前の我々にとっても良い練習になったと思います。部活動見学は明日までなので、少しでも部員確保できるように頑張りたいと思います。

11:大前さん
すみません。>>10の私のレスなのですが、私の名前がじゃむになってるのは間違いです。大前でよろしくお願いします

12:でんきちさん
拝啓、大前様。
<10>にての御便りがありまして、なんだか小生も、ホッとしました。

その御様子ですと、「危険な事・お金が掛かる事・武道の為、作法はつき物、・・・」など、きっと新入生諸氏にも、大前様が仰った事、伝わった事でしょう。
何とか一段落付いた所でしょうか?

きっと、しばし「仮入部期間」なる物もあるでしょうし、その時に更に、
「実は、私も弓道を・・・。」と、入りたがってくる子もいるでしょう。

男女問わず、3年間一緒に修練に励んでくれる新入生が増えるといいですね。

※あ、でも内心、「女の子多めで。」が御希望でしたっけ?男手は足りているようですし。男子ほどほど、女子沢山入るといいですね。

敬具。

13:大前さん
でんきちさん
とりあえず見学期間は今日で終了しました。あとは金曜日の部集会に新入部員(女子)が沢山来るのを祈るだけです。ただ、残念な事に、昨日と今日は雨でして、部見学をしないで帰る新一年生が多く見られました…
昨年の部見学ではドヤドヤと集まってきたものなのですが、今回はどうもなぁ…といった感じです。それでも、新一年生の担任もしている顧問の先生の話によると、見学はしてないが、昨日のオリエンテーションを見て弓道部への入部を決意した、という人がいたそうなので、昨日のオリエンテーションは自分でも思ってた以上に効果があったのかな、といったところです。実際、私自身も部見学はしないで入部しましたからw
毎度長くなってすみません。それでも毎回、レスをくださるでんきちさん有難うございます。

14:でんきちさん
<13>大前様。
後は、顧問の先生の御話しのように、引っ込み思案で、道場に来れなかった子も沢山いたと想うので、運を天にお任せしましょう。

実のところ、小生の母校も十数年前までは、かつて県内で、全国大会出場有望だの有力候補だの言われてました。(現に全国大会もよく過去出場してました・・・。)
部員も多く、それゆえ切磋琢磨しあえたと想います。
しかし、小生等が高校入学前に色々と喧嘩ごと・退部者が出たりで、厳しすぎる環境で部員が激減し、今では全国大会出場有望だの言われるのは過去の話し・・・。
「弱くなったなぁ。」と笑う他校の生徒もいる事でしょう。
それゆえ、小生達の代で何とか、部員を確保しました。小生達は、周りから笑われても、罵られても、諦めませんでした。
ですが、まだ、衰退したままの我が母校の弓道部です。が、小生達の後輩も、大前様のように、試行錯誤して部員集めに必死になっています。彼等も、当時の小生等と同じく諦めてません。

それゆえ、小生も他人事とは思えず、御節介とは想いつつも書き込んでしまったんでしょう。部員が集まればきっと射術だけでなく友情・礼節・慈悲の精神、卒業後の絆も深くなります。
お互い刺激し合い、強くなれると想います。

ですので、今はひっそりと新入生が正規所属し、入部してくれる事を祈って待ってみましょうか?
何か良い方向に転じるように小生には、思えるのです。大前様の、その必死さや切なる願いが・・・。

※また、長くなってしまいましたね。御許し下さい。失礼致します。

敬具。

15:大前さん
>>でんきちさん
ここ3日くらい学業に忙しくてお返事することが出来ませんでした。
でんきちさんの過去も自分と近いものがあったのですね… でも自分の今の考えを理解して下さってホッとしました。運命のXデーは明日です。女子の方は厳しいですが、どういう結果になっても自分は何とかやっていく覚悟です。少しでも良いご報告が出来れば良いなと思います。

16:でんきちさん
毎度、ホントつまらぬ事ばかり書いてすいません。
以前たしか、3年生10人、2年生5人 て所を別スレにて御便りのご返信でうかがいましたが、
・・・小生。大前様ご自身が、現在3年生か?2年生か?女子部員?男子部員?って質問するの忘れながら・・・、
ここまで他人事と想えず、ろくに状況確認せず、大人げなく、ムキになって書いてしまいましたが、現在何年生で、女性部員紅一点でしたっけ? 汗)

17:大前さん
でんきちさん
自分は男です。なんとなく私とか言ってました(^^;
そして3年生です。

今日、新入部員を迎えました!男子14名、女子7名、計21名という内訳です。なんとか最悪の事態は免れる事ができました…というよりも、自分の予想を大きく上回る人数が入部してくれたので万感の思いです。やはり、部活見学に来なかった子が8割を占めていましたが、逆にそれは、迷わず弓道部を選んでくれたという事だと思うので良かったです。新入部員の様子を見ていると、男子の方は大半が落ち着いていて、性格も真面目そうな人が多かったです。女子は男子に比べると落ち着きが足りないような感じでしたが、それは指導すればどうにでもなるので、まずは入部してくれてホッとしてます。あとは、辞めていかないように配慮していきたいと思います。

18:でんきちさん
拝啓、大前様。
失礼な事聞いて申し訳御座いませんでした。
御許し下さい。(ちなみに小生も男です、と。)
今日の出来事が、どのような展開であったかは、私、特にそれ以上、問いません。
只、私は貴方が 今まで孤軍奮闘し、ここまで部活の離散危機に直面しても諦めず、逃げずに戦い続けてきた事を、賞賛致します。
弱17、18歳で そこまで逃げずに戦う事が出来る者は、社会人にもそんなに居やしません。と、言うより会社に媚びて、しがない飼い犬になり、使えなくなれば、会社から見捨てられる・・・。
そして己にも制御できない心の病みにさいなまれる。しかし会社に、へたれながらも働く事を強いられる。(まぁ、・・・今の小生の事ですが・・・。)
でも、そんな世知辛い世の中に「生」を受け、其の若さで此処に至るまで戦い続けた事は「高校弓道最期の戦い」に挑む時が来ても、最期の一射が、どのような結果に終わっても、貴方は、是で終わりではありません・・・。進学しても、就職しても、また貴方には、新しい何かが始まります。
貴方が社会人になって、社会の不条理・理不尽にさいなまれ、身も心も屈しそうになった時、もし、再び弓を手にしていたら「弓道」再開してみて下さい。其のときは、理不尽に屈しながらも、最後に手にした其の弓は、貴方が己の道を他人が何と言おうが、歩くべき道になり、「探求したい」と切なる想い・願いです。
高校卒業後、幾歳月が経って、再び手にした弓は、「弓道」ではなく、「探求」する心・魂を携えた、求める道と書いて「求道」となって貴方を導いてくれる筈です。
(と、言うのが 小生の、亡き師範の最期の遺言でした・・・。)
ここに至るまで、辛酸を舐めて来た、辛い高校弓道生活だったかもしれません。友達が沢山いて、楽しい時期もあったでしょう?
多くの女子部員との、仲互いやイザコザで、御友達や女子部員を失い、崩れそうに成り、一人泣きたい事もあったでしょう?
ですが、貴方はそれでも、新しい次の世代に「貴校の弓の伝承と継承を途切れさせまい」と、新たなる新入部員(=継承者)確保の為にと、身を削る想いで一人闘いました・・・。
貴方は、他人の5倍いや7倍以上の事をこの数週間で成し遂げたのです。どうか、今の御自身の事、「悔い無し、是で良し!」と御自身を労わってあげて下さい。もう、責任感や焦燥感・切迫感に悩まされなくても、いいんですよ。
辛い時期の事も風化させて、かき消して、次の新しい弓を携える後輩諸氏、御自身の精進、今の男子部員の皆さんと共に部活動に励んで貴校の弓道部、盛り立てて行って下さい。貴殿:大前様が、立派に御成人なされ社会人になる頃には、小生、擦り切れた40か50の「おっさん」やってるんでしょうね。(弓は、相変わらず程々か・・・?)
毎回、御節介とは想いつつも書き込んでしまった小生も、是が最期の大前様への御便りです。今まで長々と失礼致しました。
残りの弓道・高校生活を新しい御仲間と共に、謳歌してください。御健闘御祈り申し上げます。そして、今までの大前様の苦労すべてが報われ、「幸ある未来」が貴方に訪れる事を・・・。

敬具。


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