かけについて (投稿21件)[1〜21]


1:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
友達のかけについての質問です。

前までの引き方が悪かったせいか、腰の横の部分の控が折れてしまい、柔らかくなってしまいました。

どんな引き方をしていたかというと、人差し指と中指で帽子を引っ張る感じ(的の方向に対して帽子が右を向いてしまっている)の引き方です。

そのせいか、離れがおかしく、矢が左に行くことが多いです。
その友達のかけで一手引かせてもらったところ、2本とも中ったのですが、的の手前で左にカーブしたように感じました。実際2本とも中ったところは左端でした。(偶然だったのかもしれませんが・・・)
帽子も上手く工夫しないと的の方向を向かず、余計な力を使います。(そのせいで離れがおかしいのかもしれません)

この場合、かけを買い換えるしかないのでしょうか。それとも、技術やほかの何かで何とかできるものなのでしょうか。

2:Y.K.さん
帽子先が必要以上に脇正面(上座側)に向いてしまうのですね。
控えが硬くかつ帽子が長めに作ってあるカケでは、必要以上に帽子先を脇正面に向かせると、離れの時に帽子が弦をこすり付けて、離れでの弦が戻る動きを邪魔してしまうことがあります。(四つガケを平付けで引く理由の一つです)
しかしこれはあくまで「控え・腰がガチガチに硬いとき」であって、使い込んでやわらかくなったり腰が折れてしまったカケではこのような問題は起こりにくいものです。
http://www.omn.ne.jp/~keiandk/index.html

まず確認して欲しいのは弦枕です。現在の引き方では、おそらく弦が食い込んでカギ爪のように変形しているはずです。これを直すだけでかなり違います。

取りかけ方法も考え直して見ましょう。
今は握りこんで引いているわけですよね?帽子先端を添え指の関節に引っ掛けるだけでいいカケなのかもしれません。(しかし腰が折れてしまっているので、ある程度は指を深くかけた方がよいのかもしれません)
最初にカケを差す時にも取りかけの形を先に作った状態で紐をしっかり巻きましょう。そうすれば引きやすさが変わるものです。

引き方も全体的に見直してみましょう。
狙いは本当に正しいでしょうか。無意識に握って引くせいでひねり起こしが不十分になっていたり前腕のりきみから引き足らずになっていませんでしょうか。むしろ、最初の弓構えでキチンとひねりをかけておけば、引く時に握りこまずに済むものです。
離れでは無理に引きちぎろうとしていませんか。腰が折れているのなら、伸び合いの流れのままで軽く弦を払ってあげるだけで滑らかに離れるものです。

…とまあ長文になってしまいましたが、買い替えの必要はなし、という立場で意見を述べてみました。参考にしてください。

3:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
>Y.K.さん
ご意見ありがとうございます。

弦枕は明日確認してみます。

取りかけについてなんですが、今は握りこんでいるというより手首を自分側に向けるようにしたり中指で帽子を脇正面に向かないようにしたりしてる感じです。(結局握りこんでるのかもしれませんが)

引き方についてですが、狙いは明日確認してみます。
引き足らずにはなっていないのですが、大きく引こうとして引分けにばかり気が集中してしまってるせいか、口割りについたとたん離してしまい、会が保てません。
軽く指を曲げようとしただけで曲がってしまうためか、ひねりをかけようとするとやはり親指が曲がってしまうみたいです。これはひねり方が悪いのでしょうか。

4:Y.K.さん
>引き足らずにはなっていないのですが、大きく引こうとして引分けにばかり気が集中してしまってるせいか、口割りについたとたん離してしまい、会が保てません。

あぁ…すみません。引き足らずの方の提案はは撤回します。
会が持てない原因は明らかに「引きすぎ」によるものです。肘から先の部分(特に帽子を支える添え指)に過剰な負荷がかけられているためです。そこまでして大きく引こうとする必要はないんですよ。

>軽く指を曲げようとしただけで曲がってしまうためか、ひねりをかけようとするとやはり親指が曲がってしまうみたいです。これはひねり方が悪いのでしょうか。

三つガケは基本的に勝手をひねり起こして引くものなので、そこまで帽子が折れてしまう時点で、指導方針によってはカケの修理交換による解決を余儀なくされることがあります。
>>2で紹介したリンク先にあるカケの使い方,射法では全く問題無い事なんですけどね。もともと帽子が折れること前提の射法なので。

>取りかけについてなんですが、今は握りこんでいるというより手首を自分側に向けるようにしたり中指で帽子を脇正面に向かないようにしたりしてる感じです。

きっとそうしなければ勝手の方向性を真っ直ぐ決められない状態なのでしょう。
手首を自分側に向けるということは、ひねりを弱くして平付け気味に引いているということでよろしいのでしょうか?
弦と弦枕の噛み合わせが悪くならないか心配ですが、もしそういう引き方ならば勝手肘をしっかりと背中側に張り出すと良いでしょう。実際自分の四つガケも、こうしなければ離れでの勝手の方向性を真っ直ぐ決めることができず、矢が後ろに飛んでしまうんです。

5:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
今日は友達は忙しく練習に来られなかったので弦枕など確認できませんでした。

>会が持てない原因は明らかに「引きすぎ」によるものです。
引き尺的には丁度よく、引きすぎてはいないんです。よく考え直してみたのですが、たぶん引分けを慎重にやりすぎる(縮まないように大きく引こうとしてかなりゆっくり引いてきてしまう=スムーズでない)ため、そこで力を使いきってしまい、会を保てず離してしまうのかもしれません。

>指導方針によってはカケの修理交換による解決を余儀なくされることがあります。
顧問は弓道経験者じゃないので・・・

>手首を自分側に向けるということは、ひねりを弱くして平付け気味に引いているということでよろしいのでしょうか?
大体仰るとおりで、帽子が折れないようになるべく捻りつつ帽子が脇正面を向かないよう手首を自分側に向けてる感じです。

それと、かけとは違う話になってしまうのですが、14kgの弓に1913の矢を使っていても大丈夫でしょうか。(矢が左に飛ぶ原因に関係してるのではないかと思いまして)

質問ばかりで申し訳ありません・・・。

6:Y.K.さん
>引き尺的には丁度よく、引きすぎてはいないんです。
いや〜わからないですよ。実は自分もこの手の「引き分けツライ病,会持てない病(早気ではない)」になったことがあるので、よくわかるのです。もっと大三を低く、引き分けと会をコンパクトにしてもよい感じがします。弓を長くしてもよいかもですね。過去ログでは、例えばこちらが応用できます。
http://ecoecoman.com/kyudo/bbs200906tec/2006122909552216.html
引き分けで離れそうになるのを我慢するために帽子を押さえ込もうとして、結果腰が折れたっていうことも考えられるのです。

>顧問は弓道経験者じゃないので・・・
ということは、弓具に不具合が出た時に面倒をみてくれる人が身近にいないということですね。
…だとしたら、最も失敗しない安全策として、カケを新調する方がよいのかもしれません。

>14kgの弓に1913の矢を使っていても大丈夫でしょうか。
自分の経験上問題ありません。真っ直ぐ飛ぶはずですよ。ただ、長尺を引く方とか、技術的に矢勢を出せる方は2015の方が安定するでしょう。

7:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
きのうは練習が無い日だったのでまた確認できませんでした。

今日弦枕確認してきたところ、かぎ爪というか溝が少し深くなっていました。

>実は自分もこの手の「引き分けツライ病,会持てない病(早気ではない)」になったことがあるので
引き分けツライ病,会持てない病ですかぁ・・・
>もっと大三を低く、引き分けと会をコンパクトにしてもよい感じがします。
それが、逆に少し低すぎるので今直してるところなのですが・・・
>弓を長くしてもよいかもですね
学校に伸寸の物は無いので無理ですねぇ。

かけの話に戻るのですが、実は結構前に弓具店に持って行ったことがあるんです。
ですが、そのときは「かけはその人の引き方にあわせて形が変わるものだからまったく問題ない」と言われたそうです。 
しかし、実際は『引き方に合わせて形が変わった』のではなく、『間違った引き方をしていてそれに合わせて形が変わってしまった』のです。友達に買い替えの話をしたところ「今週の土曜日にきゅうぐ店に持って行って相談してみる」との事なんですが、かけは安く買えるものじゃないから友達の親もぼくより弓具店の人の言うことに従うでしょう。 
また同じ事を言われて何も変わらないまま終わってしまうかもしれません。 どうしたらいいでしょうか・・・
(余談ですが、その弓具店の人の話になると必ずと言っていいほど悪い話を聞きます。 ○○だから〜、△△のくせに〜という様な人らしいので、初心者だから言う理由で「かけはその人の引き方にあわせて形が変わるものだからまったく問題ない」と言われたのかもしれません)

8:Y.K.さん
どうもお疲れ様です。

大三がむしろ低いんですか…これは失礼しました。自分の引き方中心に話してしまったもので…射技の話は事前に情報を十分に集めないと危ないですね。反省しきりです。
射技に関しては、実際に見ている周りの人たちの意見を優先して取り入れるようにすべきでしょう。掲示板ではどうしても限界があります。特に自分の書き込みに関しては、こんな引き方の人もいるんだな〜って感じで軽く読み流してくだされば結構です。

話をもとに戻しまして、
>実際は『引き方に合わせて形が変わった』のではなく、『間違った引き方をしていてそれに合わせて形が変わってしまった』のです。
“今回のみ”に限っては自分もその通りだと思います。
指導者不在の環境なのに、そこまでしっかりと考察できることはすばらしいと思います。
さすがに折れた腰は修理しないとどうしようもありません。それに合わせて取りかけから変えて引かないと…

>かけは安く買えるものじゃないから友達の親もぼくより弓具店の人の言うことに従うでしょう。
やはり、その通りだと思います。経済的事情は不可抗力です。手持ちの駒でがんばるしかありません。
しかし、硬帽子でも控え無しならば1万円未満で手に入るはずです。射技に不都合が生じなければ、それの購入も検討するのもアリです。例えば、福岡県の征矢弓具さんの控え無しは8,000円からで購入できるはずです(硬帽子か和帽かはわからないので、問い合わせてください)。

また、余談を見るところ、ざっきぃさん自身も最寄のお店をあまり信頼していないということがわかります。
しかし決定するのは友達ご本人ですから、まずは相談結果をおとなしく待つことにしましょう。
当然、ご本人の決定も尊重して、周りもそれに合わせて稽古に取り組まねばなりません。仮に買い替えしないと決めたとしても、周りの人たちが「そのカケで大丈夫かよ?」と心配するそぶりを見せると、プラシーボ効果の逆みたいな感じで改善が見込めなくなるかもしれません。
でもせめて弦枕くらいはメンテナンスを受けたいですよね。

9:Y.K.さん
すみません、つけたしです。

もし仮に他店での買い替えを決断した場合は、
「貴店のユガケは、本来どのような取りかけ,ひねり具合が理想なのでしょうか」
と、必ず問い合わせるようにしましょう。
お店によってずいぶんと変わります。
これによって、『間違った引き方をしてそれに合わせて形が変わってしまった』というオチが回避できるかもしれません。

10:Y.K.さん
たびたび申し訳ありません。
こちらのチャットで知り合った方からのご好意で、他店のカケの腰折れ修理を引き受けてくれるお店の情報を得ることができました。
>>8でも紹介した福岡県の征矢弓具さんです。
http://www.soyakyugu.com/

こちらの修理見積フォームから画像を送れば見積もりをしてくださるそうです。
買い替えよりも安く済むかもしれないですよ。

11:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
>“今回のみ”に限っては自分もその通りだと思います。
腰が折れたすべての人に当てはまるわけじゃないですからね。

>硬帽子でも控え無しならば1万円未満で手に入るはずです。
今まで使ってた人たちのを見るとどうもボロボロになりやすいみたいなので(使い方が悪かったのかもしれませんが)今は使ってる人がいません。 それに、高校に行っても弓道を続けるとのことなので、それなら丈夫な方がいいかと。

>しかし決定するのは友達ご本人ですから、まずは相談結果をおとなしく待つことにしましょう。
そうですねぇ。良い方向に進むといいのですが・・・

>>>8でも紹介した福岡県の征矢弓具さんです。
かなり遠いので返ってくるまでに時間がかかってしまうのでは・・・
それ以前に、修理すること自体時間がかかってしまうので、戻ってくるまで練習できないし、紐の締めすぎやつまみ引きなどでついてしまったシワや癖もあるので、すべてリセットする意味で、なるとしたら買い替えになるかと。 (2月の初めごろにある審査を受けるので、なるべくたくさん練習し、慣れておかないといけないので)

今日、自分のかけを貸して引かせて見たところ、「この弓こんなに弱かったのか!」「すごく楽に引ける!」など、あまりの違いに感動してました。 今まで射形で問題だった部分も一射しただけでほとんど解決してしまいました。(かけを戻したとたん射形も戻ってしまいましたが・・・)

>でもせめて弦枕くらいはメンテナンスを受けたいですよね。
少し話がそれるのですが、「弦枕はいつかロウみたいなものをつけたほうがいい」などのようなことを聞きますが、どのようになったらつけたほうがいいのでしょうか。 また、自分でやる方法があったら教えてください。

12:Y.K.さん
ざっきぃさんまだ中学生だったんですか…。文章や考察がしっかりしているので高校生だと思ってました。

ご友人がカケを変えたとたんに引き心地の違いを体感して、しかも射型が改善されたとすれば、…本来ならこの時点で修理買い替え決定ですよね。
弓具店の方が良きアドバイスをしてくれたらと思います。

弦枕のメンテについてですが、まずはこちらが最新の過去ログですのでご覧ください。
http://ecoecoman.com/kyudo/bbs200906itm/2006062818355781.html
自分はロウを使ったことがないのでわかりませんので、クスネの場合でお話します。
練習に伴う弦枕の磨耗を最小限に抑えるために塗っています。「どのようになったら」というよりも、磨耗を抑えるために定期的に行うべきでしょう。自分が問い合わせた時は、半年に一回は必ずと教えていただきました。

ただし、クスネなどで弦枕を予防的にコーティングするときは、弦との噛み合わせが悪くならないように必要最低限に塗るに止めましょう。
間違っても弦枕に溶けたクスネをどろっと垂らしちゃダメですからね。その時は火であぶった金属コテ(ハサミで代用可)で薄く伸ばしたり、削ったりしましょう。

13:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
昨日、友達は「できたら明日弓具店に行ってみる」と言っていたのですが、自分は今日は部活に行くことが出来なく、弓具店に行けたのかさえ分からないので、明日確認できたら報告致します。

>ただし、クスネなどで弦枕を予防的にコーティングするときは、弦との噛み合わせが悪くならないように必要最低限に塗るに止めましょう。

14:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
文が途中で途切れてしまいました、申し訳ありません。 

>ただし、クスネなどで弦枕を予防的にコーティングするときは、弦との噛み合わせが悪くならないように必要最低限に塗るに止めましょう。
大体でいいのでどのくらいの量を塗ればいいのかお教え頂けないでしょうか。

15:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
すみません、つけたしです。

クスネというとベタついてしまうイメージがあるのですが、固まればそんなことはないのでしょうか。

16:通りすがりさん
ベタつきます。だから焼きしめます。薄く伸ばすとありますが、焼くんです。加減が難しいかもですから、弓具屋で数百円でやってくれますよ。

17:Y.K.さん
クスネのベタつき対策に関しては>>16で通りすがりさんが説明してくださった通りです。
実際自分も、火であぶった金属ヘラ(実はただのハサミ)でちょっとずつクスネをすくい取ってはまたあぶってちょっとずつ付けて、そしてまたあぶったヘラで延ばして、
って感じですので、ちょっとくらいは焼き締めの効果は出ている(?)かもしれません。

弦枕につける量ですが本当にちょっとです。ベタベタ塗ったりはしません。コーティングが剥がれて皮が露出した(露出しそうな)ところを少量のクスネを延ばして覆うだけです。

自分のメンテの方法はやはりアマチュア・我流の域を出ませんので、あくまでも参考に止めるようにしてください。
競技使用にすることを考えるならば、是非ともプロのメンテナンスとアドバイスを受けることをオススメします。

18:じーこさん
私も以前使用していたユガケの弦枕が壊れたとき弓具店のかたに直していただきました。
そのときは金属のへらをガスバーナーであぶってクスネを溶かして伸ばして仕上げに焼いていました。

かけの弦枕はとても微妙な部分になるので弓具店の方にお願いしたほうがいいかもしれませんね。

19:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
>通りすがりさん、Y.K.さん、じーこさん
やはり、弓具店にお願いした方がいいですか・・・

昨日、友達は部活に来られなかったので、どうなった確認できなく、今日部活の時訊いたところ、買い換えたそうです。 今日は時間が無かったので、明日から使い始めることになります。

Y.K.さん、メールで少しお尋ねしたいことがあるので、よろしければメール頂けないでしょうか。

20:Y.K.さん
ご友人の方は無事に解決の方向に向かっているのですね。よかったよかった。

申し訳ございませんが、メールの方はご遠慮させてください。
ご友人の故障カケの問題が解決した以上、自分の役目はここで終了です。
お役に立てず申し訳ありません。

21:ざっきぃ ◆1sgmXxtEさん
そうですか・・・ 残念ですが仕方ないですね。

自分のたくさんの質問一つひとつにご丁寧にお答え頂きありがとうございました。 
感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんのアドバイス、本当にありがとうございました。


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