かけの溝の治し方について (投稿39件)[1〜39]


1:無双さん
私は今高校生なのですが自分でかけの溝を治しています。
しかしなかなか上手くできません。
誰か上手にする方法知りませんか?

2:弦枕さん
無双様はじめまして。
カケの溝は弦枕の事ですね?
離れにも影響が出ますから、出来るなら弓具店の方や、カケ師さんにお願いするのが良いと思います。
とりあえず私的俗的な方法を二つ程。
まず瞬間接着剤を用意します。キャップの青い300円ぐらいの奴です。
一つ目は、直したい箇所に塗り、竹の粉末をどばっとかぶせ、しばらく置いたのち、接着されていない粉を払い、金物用丸鑢か半丸鑢で形成します。
二つ目は一つ目と同じように、瞬間接着剤を塗り、その上に羽根の軸(矢の羽根の芯)を押さえつけるように接着、乾いた後、先ほどの鑢で形成、最後に上薬として瞬間接着剤を塗ります。
二種混合でも出来ますが、量の加減が難しいと思います。
とりあえず「盛る」→「削り形成」ですね。盛るための素材は他に色々あるらしいです。
お役に立てればよいのですが、出来れば、弓道を長年やってきた方に見てもらうのが良いですね。

3:たださん
はじめまして。
弦枕には握り皮の切れ端をボンドではるといいですよ。応急処置ですが。

4:パパンプさん
鮫皮を貼ればよろしいと思います。自分ではやったことがないのでやり方等は弓具店の方に聞けばよろしいかと。

5:無双さん
皆さんありがとうごさいます。
いろいろと試してみたいと思います。

6:弦枕さん
鮫皮の存在を失念していました。
↑の方が仰る通りです。
根本的に解決出来ると思います。

7:笹岡 ◆mRq5DITcさん [url]
というか、まず、弦溝のどこをどのように直しているのか書かないと・・・・・・。

8:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>2:弦枕さん
>その上に羽根の軸(矢の羽根の芯)を押さえつけるように接着、乾いた後、先ほどの鑢で形成、最後に上薬として瞬間接着剤を塗ります。

羽軸とは珍しいですね、始めてお伺いしました。よろしければ教えていただきたいのですが、

・具体的に、羽軸は、何の鳥を使用しているのでしょうか。また、羽軸のどの位置(場所)をどの位の長さを、とって作成するのでしょうか。

・弦枕の溝の出来あがりは、羽軸の中が表面となるのか、もしくはその逆なのかも知れませんが、どちらにせよ、「つるつる」したものなのかなあと想像しましたが、どのような工程で作成されていらっしゃるのでしょうか。

・瞬間接着剤を使用されるとの事ですが、作成した後の二回目以降の修理はどのようになさっていらっしゃるのでしょうか。

9:無双さん
私たちの高校は溝が深くなったり形が変わったりしたときにこてのようなものを熱して溝を治していますが、なかなか上手くできません。誰か上手くする方法を知っていたら教えてください。

10:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>5:無双さん
>いろいろと試してみたいと思います。
>9:無双さん

無双さんに、少々お尋ね致します。

・指導者が、不在なのでしょうか。

・「こてのようなもの」とは、具体的にどのようなもので、熱源は何を使用しているのでしょうか。

・「上手くできません」とは、具体的にどの段階で、どのようにした時に失敗するのでしょうか。

11:無双さん
指導者は月に一回か二回ほどしかこられません。
こてのようなものとは、釘の先をつぶして平らにしたものです。熱源は、ターボライターです。
上手くできないとは、なかなか溝を浅くすることができないことです。

12:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>11:無双さん

>釘の先をつぶして平らにしたものです

・なるほど、工夫されていらっしゃるのですね。
五寸釘位?をつぶして鏝先を作り、柄をつけているのかなあ?

>なかなか溝を浅くすることができないことです。

・そういう事でしたか。どの程度浅くするのかは解りませんが、鏝だけで浅くするという事は、弦枕を押さえて低くしようとしているのでしょうね。しかしながら、弦枕は、腹皮と、その下の枕を形成している堅い皮で出来ています。つまり、押さえて低くするには、限度があります。

・根本的に、溝を浅くするには、腹皮を剥がし、その下の枕を形成している皮を削り、腹皮を元に戻し、糊を引き、縫い直し、ヘラか火を入れない鏝で形を整え、その後、熱した鏝をあてて、弦枕を仕上げ直す事になります。場合によっては、腹皮を取り替えます。

・溝を浅くする目的は、何なのかは解りませんが、私は、弦枕は、多少深くても、離れに差し支えはなく、むしろ、弦枕の位置、帽子の据付方向が大事と思っています。なを、ことの是非、詳細な因果関係は、実際にゆがけを手にとって、指導者に、お伺いして下さい。

私も勉強中ですが、道具の理解を深めるのに色々と工夫されるのは、とてもよい事と思います。一緒に勉強してゆきましょう。

13:弦枕さん
瑠吽 ◆QTJtMY0A様へ
遅くなり申し訳ありません。
私のカケの弦枕は、私が千切るような離れをしていたため、上薬が剥げ、弦枕の形状(_| ̄)←もとがこんな感じとしますと、(_/ ̄)のように、皮もろとも磨り減ってしまっていたのです。よって、親指が外に向いたままだったので、離れが悪くなり的中も低迷の日々が続きました。
そこで、磨り減った部分を復元するために、(皮の上から何かを盛る)という方法を取りました。

使用した羽根は大鳥の羽で、以前羽交換した古い物を使いました。黒鷲でも出来ますが、やはり強い羽の方が、羽軸は固いです。
使用する部分ですが、弦枕の壁面に取り付けるので、弦枕の高さにあわせて、都合の良い部分を使いました。長さは弦枕の壁面の長さにあわせます。ある程度整形して、楕円形にしておきます。
羽毛を捥いだ部分に軽く鑢をかけると、つるつるした面の表と、羽根の中身のスポンジ状の面の裏が出来ます。表が弦枕の表面になるように張ります。裏は多少接着剤を吸いますので、少し多めに。
盛りが足りなければ、もうもう一枚同じように重ねます。
乾燥後、はみ出した部分を切り去り、金鑢で整形、瞬間接着剤を上薬として塗ります。
今まで使って、磨り減った事はあまりありません。
その後の修理は、盛った部分をきれいに削り取り、同じようにします。
カケに悪いのは分かっておりましたが、修理に出す時間がなく、自分の手元で出来るような修理方です。
皮を剥ぎ、土台を安定させ、鮫皮を張りたいのが本音です。

14:弦枕さん
何故か文字化けみたいになってしまいました。
&#25445→そぎっ取った
です。お見苦しい所でした。

15:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>13:弦枕さん

お返事、ありがとうございます。

矧ぎ換えた大鳥ですか、確かに堅いですね。堅いというのを優先して考えると、風切の3枚目あたりがよいのでしょうか。一枚の羽根を見た場合、羽毛がある所より本側ですと、少し柔らかいでしょうから、羽毛が出始めている所から少し末側の一寸位の部分が、案外と細工がし易いかも知れないのかなあと想像してしまいました。

弦枕は、鹿、鮫、牛など好みは色々あるようですね。いずれにせよ、本人の気に入った弦枕が出来るとよいですね。

>千切るような離れ
例え、千切るような離れというか、切るような離れであっても、ゆるんでさえいなければ、自然と弦が帽子を起して、スパッ、と抜けていく感覚が解るのではないかと思います。あと、余計な事かも知れませんが、もしよろしければ、弦枕と中仕掛けの素材の相性や、からみ具合というのも考えてみると面白いかも知れませんね。(もう、味わっていらっしゃるのかなあ?)

とても勉強になりました。どうもありがとうございました。

16:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん

訂正です。

・「一枚の羽根を見た場合」とは、まだ裂かない、はどる前の、羽根のことです。はどった羽根ではありません。

・「羽毛が出始めている所から」とは、根元の羽根のない部分と、羽根の柔らかいほわほわしたのがある部分の境目の意味です。


ごめんなさい。

17:hennkorouさん
はじめまして、教えてください。
かけ溝、ャ深くなりましたので修整しようと思います。新品のかけの溝には茶色の硬質ものが塗ってありますが、クスネでしょうか?
 溝の保護をするためとおもうのですが、クスネにしては硬質すぎると思うのですが。
 よろしくお願いいたします。

18:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
蜜蝋のことでしょうか?

19:hennkorouさん
弓遊びさま。
早速 お教えいただき有難うございます。
もう少し教えてください。
蜜蝋をnetで調べますと固形の状態で販売されています。使用するには液状にする必要があると思います。クスネと同じように油を添加し加熱、液状にしてカケ溝に塗布しているのでしょうか。
 よろしくお願いいたします。

20:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
懇意にさせてもらっている弓具店では、熱した鏝に擦り付けて、弦枕に塗布しています。

21:りくぶうさん
蜜蝋だけでは暴発する恐れがあります。絶対にお止めください。

蜜蝋とクスネの両方が使われています。塗るより、鏝などで焼きしめています。

ご自分でチャレンジは結構なことと思いますが、的中や射に大きく左右する箇所の修理です。出来上がり具合によっては、暴発の危険をともなうやもしれません。
ですからココで情報収集されてから、一度目は弓具店で修理をお願いし修理過程を見学されると良いと思います。2度目からはご自分で修理されるのも良いかなぁと…
また、私はカケの修理に、瞬間接着剤だけは使ってくれるな!と、カケ師に言われたことがあります。瞬間接着剤で修理した箇所は、次の修理する際に融通が効かないとのことでした。
皮専用のボンドが一番リスクか少ないようです。
参考までに…

22:Y脇さん
瞬間接着剤いいですよ

20回くらい乾かしては塗って繰り返し、仕上げにサンドペーパーで綺麗に研くと無争ガケみたいに固く出来ますからね

一回作ったら減りません

もし減ったとしても接着剤を塗りなおして溝を深い方にコピーしてます

23:弦枕さん
りくぶう様
やはり瞬間接着剤は良くないですよね・・・・
使用している自分が言うのは論外ですが、かけ師さんが見たら怒られるのでしょうね。
私の現住所では、近辺にかけ師さんはいらっしゃいません。修理に出すと1〜2ヶ月待つことになります。
かけを含む弓具のセルフメンテナンスは良いことなのか悪いことなのか理解に苦しむことがあります。

24:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
>21
りくぶうさん

>蜜蝋だけでは暴発する恐れがあります。絶対にお止めください。


とは初耳(この場合は目かな?)です。
その理由を教えて頂ければ有難く思います。

25:枕流さん
私も弓遊びさんと同じです。クスネで仕上げるカケ師もいれば蜜蝋で仕上げる方もいます。中には樹脂固めなんて方もいらっしゃいます。どうかご意見お聞かせ下さい。
それから接着剤はゴム系革用ボンドよりやっぱりそくいの方が良いと思いますよ。

26:れうさん
私にもそう思われます。ゴム系の接着剤は柔軟性があり、乾いてからも硬化しきらないので弦枕の補修には不向きでしょう。

27:hennkorouさん
17hennkorouです。沢山の情報を戴き有難うございます。諸説あり 剣道で言う『居着く』状態で未処置のままにしていました。先日 弓具店で問い合わせた所、持って行けばその場で修理(塗布)しますと快く言ってくれました。修理日数がかかること懸念していましたが一安心です。ギリ粉に混ぜ物をするようですが、口を濁しておられました。
企業秘密?でしょうね。以上報告させていただきます。

28:ガガガさん
鮫皮を貼るってのもありますよ負エのカケは鮫皮でなおしました

29:Y脇さん
鮫皮は応急処置にしかならないらしいですよ

30:ガガガさん
鮫皮、かたいから一回なおすと滅多な事じゃ深くなりませんよ廂寳g近な弓具店に売ってるし

31:弓人族さん [url]
私の知り合いの方は、茶色のギリ粉を紙に少量撒き、半田ごてでギリ粉を溶かして弦道をにあてて整形されていました。

32:サモハンさん
三ツガケで25キロのカーボン弓を使っているのですが…最近溝が深くなってきました。
 
弓具店に聞いた話なのですが、鮫皮での修理は困ると言われていて、何かいいものがないかと探しているのですが地道にクスネで焼くしかないのでしょうか?
 
あと、エポ?のような塗ると鉄の用に固まると言われるものはカケには使えるのでしょうか?

33:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>溝が深くなってきました。

先ず、大前提は当該のゆがけを見たうえでないと確かなことは申し上げられないと云うことです。

一般論での問題点
1)購入時のゆがけの溝は、完成形ではないと云うことです。
 ↓
購入時の形や状態そのままを維持する(しようとする)ことは、無理なことです。

2)矢数掛けるに連れ、ゆがけの溝の形が変わったり、深さが変わるのは・・・ご自身の引き方や離れに対応して来ていると考えられること。
 ↑ 当然ですが、上手く引けて無かったり、ゆがけを上手く使った引き方が出来ていなければ、悪い方向に変って行くことも充分考慮しましょう。

瞬間接着剤やエポキシ系樹脂で固めてしまうことには、賛否在ると思います。
当スレの中でも記述が在るはずです。
(個人的にはお勧めは出来ません。)
また、固めてしまった後に、自分で新たな自分なりのゆがけの溝を削って造る必要があるでしょう。

34:そろそろ弓道馬鹿さん
自分も最近、弦枕が削れて中の木が見えてきてしまっています。今のところ気を付けていればそれほど中りに影響は無いのですが、大会も近いので早く直したいと思っています。 こういう場合はどうしたらよいでしょうか?

35:でんきちさん
拝啓、そろそろ弓道馬鹿 様

大会が近く、修理している時間が既に無いと致しましたら、あくまで応急処置ですが、

■堅帽子の腹にロウをろうそくで垂らし、木が見えてしまっている境目まで残っている皮とを押し当てて、ろうそくで、堅帽子の腹全体を保護し、弦が離れで擦れ行くのを、滑らせて極力、摩擦抵抗を無くしておくのが良いかもしれません。
(先端を良く熱した釘や、カッターナイフを金ゴテ代わりにして堅帽子の腹にロウを塗りながら、残りの皮と整形してみましょう。)

■弦枕の溝も、くすね のみ(少々べたつきますが。)、又はくすねに少々ロウを溶かして混ぜたものを、同様に、先端を良く熱した釘やカッターナイフを金ゴテにして、弦枕の溝に押し当てて整形し溝の形状を保持して下さい。

※極力、大会が終わるまで、堅帽子の原型を守るように勤めて見てはいかがでしょうか?
大会が終わるまで、何とか持ってくれるかもしれません。

只、あくまで是は、緊急事態の応急措置ですので、大会後すぐに、修理に向かわれるべきですね・・・。

幾つかの弓具店の方からも、帽子の破損の応急処置について尋ねたところ、上記の事を御教え頂いたことが過去にありました。

敬具。

36:そろそろ弓道馬鹿さん
拝啓 でんきち様

いろいろご丁寧に説明して下さりありがとうございました。
ところで以前弦枕にロウを垂らしたのですが、矢を射たときにロウがはずれて飛んで行ってしまいました。薄く伸ばした方がよかったのでしょうか?

37:でんきちさん
拝啓、そろそろ弓道馬鹿 様
ロウの厚さは薄く、付近の皮と癒着させる要領で、カッターナイフを熱したもの等で押し伸ばす方が離れの衝撃で、塗布したロウが砕け散ることは回避できます。
あまり、厚く・広範囲にしてしまうと、ロウの厚さでヒビが入り、飛散するのだと考えられます。

うっすらと塗り、表面が滑る適度、確認できたら、それ以上、過度に塗らない方が割れて飛び散らないと思います。

大会での御活躍・御健闘、御祈り申し上げます。

敬具。

38:そろそろ弓道馬鹿さん
拝啓 でんきち様
やはり厚かったのですね。ありがとうございました。やってみたいと思います。
敬具

39:feyeさん
こんにちは。
参考のためお尋ねしたいのですが、サンドペーパーで仕上げる方は、何番くらいのサンドペーパーを使用しておられるのでしょうか?


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