弓道活劇


■弓道活劇とは?

【デビ】弓道活劇では弓道の動きをアニメで表現。私の射をとくとご覧あれ〜。

【セン】へ〜、弓道ってこんな動きで弓を引くのね。たった二本引くだけなのに長いわね〜。

【ボカ】本などでは細かい部分が抽象的でわからないからな、アニメで表現することで、イメージトレーニングの補強学習が出来るな。
…ただ、デビの実力がまだまだなので、甘いところがあるな。「ここが違う、とか甘い」とかのご指導があればメールで教えてやってくれ。


■Flashコンテンツ情報

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■演武の動作

立射
立ったまま矢を番える(つがえる:弦に矢をはめること)のが立射です。早く進行出来るので競技時に行われます。
坐射
一度座って矢を番えるのが坐射。正式に弓を引く際に行われる射なので、審査や射礼時に行われます。
※座ったまま弓を引くわけではありません。膝をついて弓を引く技法は跪射(つくばい)と呼ばれ、日置流(へきりゅう:流派の一つ)の弓術として存在します。
坐射 五人立 審査の間合い
弓道の審査や、試合は一度の射場に複数人(3〜5人)が同時に入って、1人1つの的を狙います。一番前の人(大前)から順に1本ずつ弓を引き一番後ろの人(落ち)まで引いた後、再度大前から二本目を引きます。
坐射 五人立 審査の間合い 【中高生向け取矢無し】
全日本弓道連盟の2023年6月報告より、中高生は二段審査まで取矢なしで受審しても良いことになりました。ただ、その際の2本目の矢の置き方(乙矢のさばき方)は定義されないとのことなので、シンプルなさばき方の動画を作ってみました。審査では2本だけ矢を射るのですが、通常は1本目を引く際は2本目の矢を右手で持って行射します。この2本目の矢を持つことを「取矢」と言います。この動画では「取矢なし」、つまり、2本目の矢を床において行射しています。

■試合の動作

坐射 五人立 競技の間合い 一手
審査員がしっかり見るために、「審査の間合い」では進行がゆっくりであり、「競技の間合い」は試合をスムーズに進めるために進行が早くなります。
坐射 五人立 競技の間合い・二手
四つ矢(二手)のさばき方(矢を拾う方法)が2種類あり、こちらは全ての矢を正面に置いて一手(2本)を脇に寄せて取る方法。
坐射 五人立 競技の間合い・二手(さばき方簡易版)
四つ矢(二手)のさばき方(矢を拾う方法)が2種類あり、こちらは一手(2本)を持ったまま体の前に置く方法(簡易法)。

■弓道体配 入退場の解説

入退場 射場での動き
弓道の射場全体を俯瞰して、入場口から射位への入場・射位からの退場口への動きを動画で説明しています。
入場動作 足の運び
全員が動作をそろえることで美しく見えます。 初めて会う人でも動作をそろえるためには、 決まった動作(足の運び・礼)を共通のタイミングで実施する必要があります。 自分の入場する順番での決められた動きを覚え、 1番は2番以降を考慮したテンポ(呼吸)で動き、2番以降は1番の作るテンポにあわせて入場します。
この動画では「1秒毎に太鼓を鳴らし」テンポを取っています。
退場動作 足の運び
退場では退場口の直前で上座に揖を行い再び退場口中央に向きなおして出ていきます。 基本的に退場タイミングは一人一人バラバラであり、入場の2番以降の動きに近いのですがタイミングは それほど考える必要はありませんが、無駄に間を置いたり、大きく向きを変えるためよろめいたりしないよう注意が必要がです。
入場同様にでは「1秒毎に太鼓を鳴らし」テンポを取っています。

■立射の射手が混在した坐射(審査の間合い)

立射の射手(1番)が混在した坐射(審査の間合い)
通常審査は坐射で行いますが、ケガ等で坐射ができない場合は立射でも受審できます。立射の射手は坐射の射手の動作に合わせて引くことになります。
審査の間合いで引く中で1人・大前(1番)が立射の場合、2番の射手は特に注意が必要です。(大前が座らないので待っているとタイミングを逃します)
立射の射手(2番)が混在した坐射(審査の間合い)
審査の間合いで引く中で1人・2番が立射の場合、立射の射手が周囲の射手のタイミングに併せる形になります。
(3番〜4番が立射の場合も、ほぼ同じなので省略)
立射の射手(5番)が混在した坐射(審査の間合い)
審査の間合いで引く中で1人・落ち(5番)が立射の場合、甲矢の後の動作(後退する)などが省略されます。

■失の動作

失:弓を取り落とした時の処理
(shitsu [Procedure for retrieving dropped bow] )
弓を引く際に弓を取り落としてしまいます。そういう失敗を「失(しつ)」と言い、取り落とした弓を拾う処理を行います。
失:筈こぼれした時の処理
(shitsu [Procedure for retrieving dropped arrow] )
弓を引く際に、矢筈(やはず)が弦から離れて落ちてしまいます。筈が外れることを「筈こぼれ」と言います。基本的に一度落とした矢は射直し出来ません。
筈こぼれして落ちた矢を拾い、脇に寄せておく処理を行います。
失:弦が切れた時の処理
( shitsu [Procedure for retrieving a broken string] )
弦は消耗品のため矢が離れる瞬間に衝撃で切れることがあります。
切れた弦を拾い左手に巻く処理を行います。
※試合などでは処理の後に介添に渡し、替弦(予備の弦)を張ってもらい、再度受け取ります。活劇ではそこまでは作り込んでいません。※

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