カケのひもはなぜ紫? (投稿5件)[1〜5]
- 1:アップルさん (13-10-22 17:42, ID:t9.4YyU [23391])
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- ふと思ったのですが、一般的なカケのひもはなぜ紫なのでしょうか?どういった理由があるのか教えてください。
- 2:てるてるぼうずさん (13-10-23 18:05, ID:YwFSuMw [23393])
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- 紫は仏教では高貴な色とされてますので、それから来たのではないでしょうか。
でも昔は錬士以上でなければ紫の紐を使ってはだめだと、教えられました。それまでカケと同色の紐を使ってましたが、錬士を認許されて初めて紫を使った思い出があります。認許書をもらった時よりも嬉しかったと記憶してます。
私はカケ紐の色で段位、称号を区別すれば良いのにと思ってます。柔道の黒帯の様に。
- 3:メガネたろうさん (13-10-23 18:10, ID:SI4GuXk [23394])
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- 私も詳しいことは知らないので強くは言えませんが…
根本的な理由は正面打ち起しと日弓連の教本と弓具店のうんたらかんたらが関係していたような気がします。
お力になれず申し訳ないです…
- 4:七氏さん (13-10-23 20:51, ID:WVsOJM2 [23396])
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- http://www.syaho.com/sb.cgi?eid=261
- 5:takaさん (13-10-23 21:33, ID:uGovQc2 [23397])
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- 過去ログから
http://ecoecoman.com/kyudo/bbs200906itm/2007120913003974.html
本来、カケは本体の色と緒(大きい幅広の紐)の色を合わせます。これを「共色ともいろ」といいます。
ただ、これで揃えようと思う場合、革の染色や燻加工の段階で色を合わせる加工が必要になるなど、他の色の緒を合わせるよりも手間がかかるので、その分高価になります。
紫にしろ何にしろ、他の色の緒を別に取り付けるなら、取り付けるだけの緒は大量生産が可能です。そういう生産側(弓具商)の都合でないかと思います。
ではなぜ、緒について紫色が定着したのか、ということですが、戦前の大日本武徳会において、「初段以上の有段者はカケの緒を紫にする」というきまりがあったようなのです。しかし不思議なことに、この規定は服部興覇という剣道関係者の方が著した『剣道教範』の末尾にある附表にしかでてきません。
大日本武徳会における昇段試験は、今の全弓連の段位とは比べ物にならないくらい難しいものでした。旧制高校の出身者でない場合には、通常の学科試験以外に古典と漢文の試験が別に課せられました。今で言う「初心者教室の社会人卒業生」が、簡単に初段を与えられるのとは、全然違います。
そうした段位試験をクリアしている者と、そうでない者の間に「カケの緒の色」の区別があったのです。戦後、大日本武徳会が解散し、新しく日弓連が発足した折、今まで「紫」を使えなかった人たちが、段位による使用上の制約が消えた「紫」を使いだした、またそうした方が売りやすいことに目をつけた弓具商が売りだした、これが現在定着したことの理由ではないかと私は見ています。
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