骨格による狙いの違いとは具体的に (投稿3件)[1〜3]


1:和佐さん
よく骨格により狙いはかわると申しますが、満月、半月、新月の狙いは具体的にどの様な骨格違いで生じるのでしょう?

2:うさぎさん
例えば、同じ射手でも物見が浅いと新月になります。そこから物見を深くつけるに従って、半月、そして満月になります。また、物見が伏せるほど新月に、照るほど満月に近づきます。
これは、矢がきちんと的心に乗っている会の状態で、物見を深くしたり、浅くしたりする事で確認出来ます。
つまり、狙いとは、弓と両目の位置関係の変化で、同じ人間の場合でも変わるわけです。


で、質問の件ですが、要因はいろいろ考あって具体例を挙げるのは、難しいんですよね。
上で示したように、的の見え方の違いは、結局は右目と的を結んだ線のどの位置に弓が入ってくるかです。
一例としてあげるならば、あごの骨が細い人は、あごががっちりした人に比べて、新月の側になりやすいんではないでしょうか。
二人とも、適正に物見を入れて、きちんと頬付けし、矢もしっかり的心を向いていた場合、あごが細い人の方が、がっしりした人に比べて、弓は右目の視界に近づきますよね。

あとは、このように右目と弓の位置関係が変わるような骨格を想像するくらいでしょうか?
要因はいろいろありそうですね。


話はそれますが、骨格だけではなく、弓の手幅の太さ、矢の太さでも、狙いの見え方は変わってきます。
大前提として、会で矢が的心をむいていることがあるわけですが、その状態で、弓や矢が太いと、狙いは新月に、細いと満月に近づきます。
例えば、手幅2cmの弓と、2.5cmの弓を同じ射手が引いた場合、矢を的心に向けたら、太い弓の方が的を多く隠すのは想像できますね。
同じように直径8mmの矢と、12mmの矢を同じ射手が引いて、的心に向けたとき、矢の中心を的に合わせるとその半径分、弓は左に来るわけですから、太い矢の方が新月に近づいていきますよね。

弓と矢の太さで変わるのですから、
一概にどの狙いが正しいとは、当然言えないわけですよねぇ。

未だに半月にこだわる先生が多い気がしますが、
きちんと引けて、矢が的心を向いている状態で、その結果、的がどこに見えるか。
それが満月だろうと新月だろうと、それがその人の正しい狙いって事ですね。


なんだか、答えになってないですね、すいません。

3:和佐さん
>うさぎさん

丁寧な返信ありがとうございます。とても分かりやすかったです


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