あくまで段階として (投稿9件)[1〜9]
- 1:へきるさん (09-01-05 13:16, ID:th67bgA [22219])
- どうもこんにちは、へきるです
手の内について前々から気になっていたことについて質問させてきただきます
よく手の内は「卵を握るように」なんてニュアンスで指導される方がおられますが弓をしっかり握る事についてどう思われているのですか?
- 2:いさん (09-01-05 19:53, ID:cV3a88M [22226])
- 教わる側の技量や状態により変化。
弓を始めたころに指に力が入ってしまうのは、ある程度仕方がないと割り切る。
ただし、「握れ」との指導はなるべく避ける。これは「握る」との表現から教わる側が想像する動作が、「指を曲げる方向に力を入れて弓の位置を固定する」ことが多いだろうと考えるため。
指を曲げる動作は肘を伸ばしにくくし、8節の運行を阻害し、不用意に力む癖がつきやすい。
- 3:クマ助さん (09-01-06 12:42, ID:oGl3Sqk [22236])
- 私の師匠は「つり革を握る感じで弓を握りなさい」と言われました。
まぁ〜あとは自分でどう理解するかですよね。
自分で理解できるほうで考えてみてはどうですか_?
- 4:へきるさん (09-01-06 13:49, ID:CILpgtE [22237])
- ご意見ありがとうございます
グラス弓が前提ですが手の内というのはそれに応じた力が終始かかるべき所にかかり支えるべき所を支えていればそれでいいのだと思っています。
故に必要のない所に力をかけたり支えたりすることは無駄、ロスしていると考えます。理由は的中を阻害する要因になるからです。
卵を握るように、吊革を握るように、傘を握るように、それらは無駄な力をかけたり支えたりするなという事を伝えたいのだろうと受け取っています。それに応じた力のことも含みます。
しかし弓をしっかり握りかかるべき力、無駄な力、相応の力、支えるべき所、支えるべきでない所の理解なしでは本末転倒もいいところだと思うのです。弓の握りは卵でも吊革でもありません、握りは握りです。握力だって必要だと思います。
下積みもなしに卵を握るように…技術を持った人の真似事としか思えません。どこまで行っても角見の利いたような弓返しに過ぎないのではないでしょうか。
ご意見待ってます
- 5:麩さん (09-01-06 22:46, ID:dYZlNOI [22243])
- 卵をしっかり握っちゃいかんのか?
手の内の卵といえばウズラぐらいのを指すけど、柔らかく持てという意味じゃないと思うんだが。
卵を手の中に含ませた様な丸みがあるようにということじゃないのか?
あと、傘は上押しの角度調整の表現でしょ。
傘は高い位置でさしても、胸元でさしても上を向く、手首で調節してるから。
せっかく大三でできてる手の内が引分けで手首が固まって上押しし過ぎたり、崩れてべた押しにならないようにという戒めだろ。
ゆえに、傘あたりは弓歴半年くらいの人には必修。
- 6:abcさん (09-01-06 23:29, ID:0d06fUs [22244])
- 「卵を握るように」と表現されているのには、それなりに意味があります。
そうでなければ、「力を入れ過ぎず、軽く持つ」とでも言えば良いわけですから。
弓は握ってはいけません。但し、ゆるゆるでもいけません。だとしたら、握らずに強く固定できれば良いわけです。
上記の意味が分る人には、「卵を握るように」の意味が理解できると思います。
- 7:麩さん (09-01-07 00:31, ID:dYZlNOI [22245])
- abcさんが書き込んでるのでついで
>弓をしっかり握りかかるべき力、無駄な力、相応の力、支えるべき所、支えるべきでない所の理解なしでは本末転倒もいいところ
私は初心者に対し、どこがどこに当たるとかの説明はしたくない。
説明を聞いた人からそれに固執して変な手の内をつくる。そして最初に憶えたそれが後々になってなかなか抜けなくなってしまう。
私も3年くらい抜けなかった。
まず憶えるべきは大体の形とどうすれば崩れないかだ。
弓のどこがどう手にあたるというのは、弓構えから大三までをちゃんと教えれば、手の内が崩れてなければ当たるべきところに大体合うようになっている。
その崩れない手の内の作り方が卵中と傘の握りになる。
わたしは卵中という表現はしないが、最初から重要な内容だと思う。
崩れなければ楽であり、楽であれば自分で考えて調整や工夫ができるから。
- 8:武奘さん (09-01-08 00:14, ID:E3kDSws [22253])
- “弓をしっかり握る”という言葉と相対する意味で「卵を握るように」を解釈しましょう。
また、様々な意味が含意している、手の内という言葉は敢えて避けます。
弓の握り方を功利・効果的に考えるのであれば、矢の必然的な右向進行やアーチャーズパラドックスなどから、矢の的への直進性を保つ程度のトルクや弓力に対する抵抗力を、弓の返りまで確保できれば、その弓の握り方は問題ないと考えます。
それが例え、『握卵の真』の形や精神性,意味に反していようとも、問題はないのではないでしょうか。
無論、弓の種類が違えば、微妙な差異はあるでしょう。要はやり方ではなく、何ができているかです。
- 9:DEWさん (09-01-08 00:27, ID:x1ncpEo [22254])
- 「吊革を握るように」という表現ですが、私は「第一関節(付け根)を曲げずに、第二第三関節だけを曲げる」という形の手の内の作り方を言ってるのだと解釈しています。
傘というのも多くの人が付け根を特に曲げずに持ってると思います。傘のようにという指導を直接受けたことはないですが、こちらも吊革と同様に、形のことを指しているんじゃないかと考えます。
麩さんは傘が角度の問題と仰っていますが、確かにそれも一理ありそうですね。
卵に関しては、強さではなくて、親指と中指をつける、親指小指の付け根をくっつけるように、という教えだと思ってます。それが出来ずにベタ押しになれば卵の入るスペースがなくなってしまい、指先だけで支える手の内になれば卵が落ちてしまう。
まぁ一言で言えばabcさんの仰る「握らずに強く固定」する技術の話ですね。
で、それを踏まえた上でガッチリ握っちゃいかんのかということですが、
"あくまで段階として"なら確かに有りだと思います。
まぁメリットデメリットはありますが、発射時のブレは少なくなるので真っ直ぐ飛ばしやすくはなるんじゃないかと。
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