馬手にハリをだす (投稿16件)[5〜5]
- 1:左門豊作さん (08-11-21 08:39, ID:JcuBkbQ [21711])
- 高校2年の左門豊作です。
自分は今馬手にハリのある引きかたを定着させようと練習してるのですが
どうしても引き分けで馬手が力んでたぐってしまい肘が会の位置なのに口割りがつかず上唇ぐらいで止まってしまいます。
ハリを出しつつ、力まない引きかたをご教授下さい。
- 5:かっチャンさん (08-11-23 02:49, ID:YOjG06s [21745])
- お腹が張るという言葉があります。腹圧が大きくなって、お腹が前に突き出す状態ですね。この時、お腹の表面の任意の2点を観察すれば、通常より延びています。つまり、お腹の皮が引っ張られた感じです。この事から張りの本質を考えてみると、張りという現象が起こるには、その現象が起こる部位の少なくとも両端(2点)に伸張する力が働き、その部位が伸ばされていることを意味しています。
馬手の張りの場合は、一方では弦が弦枕を引き、他方ではその反対方向に右肘が力を及ぼしています。これが両端にかかる伸張させる力で、馬手の張りを生み出しているものと思われます。馬手の張りを成立させる為には、張りの部位である右の前腕部に力を入れないことだと考えます。そして、手繰ったりしないで、弦から引かれる力と右肘からの反対向きの力で前腕部が自然に引っ張られれば、アーチ型の馬手の張りが完成されると思います。
口割の高さは一定の範囲内で各自の判断でしょう。馬手の捻りは前腕ではなく上腕でしますから、上腕の捻り・弦道のとり方でも高さは変わります。また、右肘の高さなどでも高さは変わりますが、各自の捉え方次第だと思われます。
まとめとして、養心さんが言われていたように、馬手を張るということはその張る部分に力を入れるのではないということです。その張りの伸張感は、お使いになられている弓の張力から由来するものです。
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