押し手の手の内の力と弓返り (投稿19件)[4〜4]


1:月さん
皆さんに質問したいことはズバリタイトル通りなのですが……


最近巻藁をやっていて気づいたのですが、自分の手首を振る原因がどうも「弓返りができない」ことにあるみたいなんです。

前から自分でも手首の振りが気になっていて、しかも残身の時、振った手首を自分で勝手に正しい位置にもどしているようで……

まず、手首に力が入ってるのだと思い、試しに他のことは気にせずひたすら手首の力を抜くことだけを意識して引いてみたところ、直るどころかもっと激しく振ってしまいました。

それで、離れの瞬間の押し手を見ていて気が付いたのですが、どうも離れて返ろうとしている弓を手の内が力んで握って邪魔してしまい、その弓返りの勢いで手首が振られているようなんです……
なので普段は90度くらいしか弓は返りません。

ゴム弓だとゴムはほとんどまっすぐにしか戻らないんで手首は振らないです。

そこで皆さんにアドバイス願いたいのですが、弓返りを邪魔しないように余計な力が入らない手の内を作るにはどうしたらよいでしょうか?
また、高校生のうちはそういうことは気にせずにいた方がいいでしょうか?

今自分が手の内に関することで気を付けていることは

・中押しを心がける
・握らないようにする
・親指を根本からそり立てるようにする
・手首の力を抜き、弓力を虎口で受けるため大三で親指と人差し指を開くようにする
・大三で若干控え気味にする

です。

ヨロシクお願いします。

4:いさん
指は手のひらに影響を受け、弓と手のひらの接点は手首から、手首は肘から、肘は肩から、肩は肩甲骨や背骨から、肩甲骨や背骨は骨盤や頭首から、骨盤は足から影響を受けます。

どこか一箇所ねじれが存在すると、それが指先の動作に影響してしまいますし、「押す」との意識から生じる動作が、本来行うべき動作とずれている場合もあります(勘違いしている場合もある)。

結局、縦横十文字がある程度できていないと、手先の力加減ができないってのが一つ。

指先に力を入れないと射の運行ができないのは、執り弓の姿勢や足踏みがうまくできていないことが原因となっていることが多く

1.胴体にねじれが存在する(弓や矢の持ち方が変または雑だったり、かけの装着法が間違ってるとか雑だとか、もともと体に癖がついていたり)。
2.ねじれそのものは小さいが、胴体のパーツが位置する場所がつま先寄りであるはずが、かかと側にずれちゃってる。

で、2番についてですがぱっと見て分かるのを大雑把に表現すれば

猫背:腰から肩までがかかと側に位置し、腰近辺が伏せる方向に曲がり、頭がつま先側に飛び出てる。

出尻:尻がかかと寄りで腰が反る方向に曲がり、鳩尾から上がちょうど真ん中ぐらい

鳩胸:腰がかかと寄り。腰が反る方向に曲がり胸がつま先寄り。結果首が伏す方向に曲がる。

腰の入れすぎ:腰をつま先側に寄せすぎ。がにまたで、背中から首が伏すほうに曲がる。

で、よく見るタイプで分かりにくいのが

尻や腹の位置はそこそこだが、執り弓の姿勢で肘が垂れ気味で拳の間隔が近すぎ位置を下げすぎて、首が伏す方向に曲がってる。

どれか思い当たるものがありますかね?


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