流派について (投稿4件)[1〜4]


1:Sさん
こんにちは、高校生です。
突然ですが、ウチの高校の弓道部の流派がいまいち何流なのかがわかりません。
というのは、「大和日置流」だと言う先輩と、「日置流印西派」だと言う先輩がいるのです。
いったいどっちなのでしょう? それぞれの流派の特徴を教えていただけると嬉しいです。

2:kurichaさん
十中八九、 流派弓道ではございません。

3:Sさん
そうなんですか!?
無知なもので……すみませんでした。

4:加門さん
伝統弓術では、流派を名乗ることができるのは、流派の師範に入門した門人のみです。それによって「〇〇流〇〇門人〇〇」と名乗れるわけです。現在でも、伝統流派では門人になることすらなかなかハードルが高いものです。一例をあげると他流の師範からの紹介や同流派の門人の複数の後見人を立てること等によって,初めて入門の資格を得ることができます。
 門人組織は一種の結社組織です。制約と掟は非常に厳しいものです。弓については師範の言は絶対で是非もありません。異論を唱える門人は即破門ですが、その分門人の射術には師範は全責任を負います。入門時には、師弟盃を交わし誓紙を差し出します。
 したがって、現在でも、流派を名乗ることができるのは入門し目録を与えられた門人のみということになると思います。
 現在、多くの人が〇〇流の弓を引いていると言われているのは、流派の門人でない場合は、何流かの流れを汲んだ弓を引かれていることが多いかと思います。
Sさんの学校も、何流かの流れを汲んでおられることと思います。それを探求してみるのもよいことでしょう。先輩や先生に過去の師範を尋ねるとか、独自の体配等が伝わっているようでしたらそこらあたりがヒントになると思います。
 

 


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