乙矢の取り方について (投稿7件)[1〜7]


1:やっさんさん
夜分遅くにすみません
審査が近いので細かいところに注意を向けているのですが
甲矢を番えたのち乙矢を薬指、小指の間に入れ
弓の本弭を膝頭に置いたあと乙矢とるとき
乙矢を腰のラインまで引いたのちに取ると
先輩から今日教わりました
しかしそれでは無駄な動作が発生しているようにしか見えません
このことの真偽を教えてください

2:メロン農家さん
私も同様の指摘を受けました。

四つがけの時は、乙矢の射付節のあたりを小指一本で取るため、一旦乙矢を引き出します。
三つがけの時は、小指と薬指の2本で板付きを取るため、引き出す必要はないように思いますが、四つがけ同様、一旦引き出すんだそうです。
但し、引き出す幅は、四つがけの時の半分程度(5センチ〜10センチ)でいいようです。

3:メロン農家さん
言葉足らずでスミマセン。
三つがけの時は、小指と薬指の2本で板付きを握ったままで引き出します。
「四つがけ同様」というのは「引き出す」こと自体をいったもので、引き出し方まで同じという意味ではありませんことを申し添えます。

4:天龍さん
三つがけの小指薬指で板付を握った時は、脇がしまっていて取り矢をしても袂と胴の間に矢を収められません。
そのため、矢を少し引き出しながら右脇を開けてやります。その状態で肘を張りながら矢を脇の下に、胴をするように取ると、袂に引っ掛からず収められます。
そのことをおっしゃっているのだと思います。

5:天龍さん
書き落としました。
もちろん、和服着用時を想定しています。

6:光点師さん
それは「長い物は長い物にふさわしい扱い方をした方が美しく見える」に由来しています。
乙矢を馬手で取る時、矢先を馬手指できちんと確保さえしていれば、弓手指の間から向こう側にポロッと出してやれば矢を落とすこともなく持ち替え完了です。しかし、矢は細長い物です。「向こう側=横(矢の直径方向)にポロッとはずす」では美しくない。
そこで、「矢の長手方向に少し抜き出すような動き」を加えるのです。
「腰のライン」というのは大体の目安程度と考えておけばよいでしょう。鏡に向かって、どの程度「長手方向への抜き動作」があったら大袈裟でなく美しいか、自分で試行・研究してみてはいかがでしょうか。

ちなみに日置流印西派の体配では、乙矢を取った後馬手をいったん右腰に取ることはせず、ただちに取り懸けます。そのため、馬手の左右方向の大きな動きは無駄とみなされ、乙矢はポロッと取り、その場で馬手手首を返してすぐ取り懸けです。

7:Kさん
僕は十a引いてから取る、と習いました。

そのほうが羽根の動きが少なく、流麗に見えるから。と教わったのですが、理由については自信がないとおっしゃっていたので他のかたのものを参考にして下さい。

真偽については、真です。


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