胴造りに力が入らない (投稿3件)[1〜3]


1:スガさん
胴造りに力が入らず、先輩に後ろから押されるとすぐに倒れてしまいます。みなさんはどのような事を胴造りのときに注意していますか?よろしければ教えてください。

2:sainomiさん
>先輩に後ろから押されるとすぐに倒れてしまいます。

すぐに倒れないようにするには,どうすればいいと思いますか?
先輩や同期の人で,すぐに倒れない人はどのような胴造りしていますか?

胴造りを安定させるためには,重心をなるべく中心に持ってくること,それからなるべく低くすることが大事です。
倒れないようにするぞと身構えて,全身に力を入れると重心が高くなってしまい,また,押された瞬間に重心が体の外にでてしまって,すぐに倒れてしまいます。

倒れないようにするためには,下半身はグッと力を入れますが,上半身は出来るだけリラックスします。
そうすれば,押された時も腰から上でバランスをとることで,倒れる事を防げます。

弓を引く時も同じで,下半身は踏ん張りますが,上半身は弓を引くだけの力を入れます。腕力を使って力一杯引こうとすると重心が上ずってしまい,フラフラとした胴造りとなってしまいます。

それでは,二つほど私が実践している胴造りの整え方を説明します。
一つ目は足踏みしたあと,頭のてっぺんを,空から降りてきたフックで吊り上げられるようなつもりで全身を上に伸ばします。そして,その意識のまま踵を挙げます。それからゆっくりと踵をおろします。
二つ目は,やはり足踏みしたあと,誰かにへその下を拳で押してもらいます。そしてその拳をお腹で押し返します。この時,お腹を突き出すのではなくて,ひざの裏のひかがみをのばし,くるぶしのあたりを折り曲げるように下半身全体で押し返します。
一つ目は弓構えの時,二つ目は引き分けの時に,私が意識している胴造りです。
どちらも,上半身をガチガチにさせないことが重要です。

以上,ご参考になれば。


追伸
力入らない内は,弓引くだけでなく,歩いたり,走ったりもしましょう。

3:スガさん
sainomiさん返信ありがとうございました。教えてもらったことを参考に頑張ります。


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