骨格と口割りについて (投稿20件)[9〜9]


1:素人顧問さん
弓歴1年半の者の射癖についてご相談いたします。
引き分け後半の目通り辺りで胸弦はつくのですが、その後会に入ろうとしても矢が口割につきません。仕方がないので鼻下と頬骨の下の間ぐらいの位置で「会」を保ち、その後の離れに繋げています。いわゆる「早気」とは違いますし、外見上は正しい胴造りから打ち起こして引き分けてはいるように見えますが、骨格的に後ろ肩のため打ち起こしで若干肩根が背中側に回り込んでしまっているようで、これ以上矢を引きつけることが難しいようなのです。
こんな調子ですから、皆さんご想像の通り的中が安定しません(半矢は出るのですが、一旦崩れると修正できない)。

皆さま方が指導されてこられた中で、このような癖を矯正されたご経験のある方はいらっしゃいませんでしょうか?

9:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>「半捻半搦」
私のご教示頂いた方法を具体的に申し上げれば、次のとおりです。
1.両肘を上に向けたまま弓構えを行う。その事で、両胸、脇の下から両腕にかけて強い張りが生じる。
2.そうすれば、弓手側の肩〜上腕は体の前側、前腕は体の後ろ側に、逆に馬手側の肩〜上腕は体の後側、前腕は体の前側に張りが保たれたままとなる。この張りを保ったまま、打起し〜残身まで持っていく。弓構えの時より無理に捻りを加えず、また緩めない。

>より安定した射を身につけさせてやりたい
ご本人にとっては、そのお心遣いが何よりの励みとなるでしょう。色々と工夫のし様はございます、どうか頑張ってください。

>平付けで引くための四つガケ
私自身もこのかけにしてから随分具合が良くなりました。ただ、「四つがけ=高段者」という偏見は根強く、初心の方が使われる事に対し「生意気だ」と公言される向きがあるのも事実です。


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