虎口一点の押し (投稿2件)[1〜2]


1:1/12さん
今、高校二年生の者ですが、
的の前、下にしか矢が行きません。
弓手の押しが効かず、結局手首を下に折るか、
振るかしてしまい、矢が飛ばないのです。

感じとしては、引き分けでもうすでに、
手の内がグチャッと潰れて、
押せない、押せないと会に入ってしまう感じで、
この射では、入ってきた後輩にも
示しがつかないし、僕自身、
一年、人一倍の矢数をかけるようにしていたのに、それが全く実を結ばないことに
なんだか無性に悔しくなってしまいます。

先生の指導は一年中心になってしまい、
まして、今の僕の射なら尚更見てもらえません。

僕なりに、本を読んだりして、
研究はしているのですが、上手くいきません。
どんな些細なことでもいいので、
アドバイスをお願いします。

2:あさん
>弓手の押しが効かず、結局手首を下に折るか、
>振るかしてしまい、矢が飛ばないのです。

もし弓を握りより上をゴムで作り、握りより下を鉄で作るとどうなるでしょうか?
多分上ばかりが曲がって下は変形しない。

本物の和弓はこんなつくりになってませんが、握りを下側に配置していますので下が曲がりにくく、上が曲がりやすい性質があります。


これを補正する手段として「上押し」なんて表現が出てきますが、これは親指-人差し指の作る股の部分を握りを斜め下にごりごり押しあてる動作ではなかったはずです。

押しに対するイメージがずれてしかも強すぎる状態のように思われます。


>感じとしては、引き分けでもうすでに、
>手の内がグチャッと潰れて、

腕を素直に伸ばすだけで、ある程度手の内が整う条件が成立していないのだと考えます。

例えば手の内の形を整えた時の姿勢の中にねじれた部分が存在して、伸びを意識するとそのねじれが解ける(関節が伸びやすい方向へ変化する)ような状態。

手の内の形を整えた時と比較して、肘や手首などの角度が変化しますので、結果握りと手のひらの角度が変化してしまい、手の内がおかしなことになっている。

とりあえず、猫背気味の姿勢で足を踏んでないか確認してみてはいかがでしょうか?


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