柔帽子 (投稿2件)[1〜2]


1:わさびさん
現在、柔らか帽子を使っているのですが、自分の大学では自分しか使っておらず、まだいまいち使いこなすことができないでいます。

柔らか帽子のため、人に指導を受けるのも消極的になってしまいます。

柔らかにしてから、引きやすくはなったのでこれからも使いたいと思うのですが、この状況では進歩が見られないで終わってしまうかもしれません。

こんな自分にアドバイスをいただけないでしょうか?

2:でんきちさん
高校3年間「和帽子(柔らか帽子)」でやってきて、社会人に成って、16kg以上の弓を引く都合で「堅帽子」に替えた者です。現在でも、14kgまでは「和帽子」使っております。

■基本的に共通事項は、和・堅帽子も、取懸け時の弦に対する、矢・帽子が弦に対して直交して直角を成し、十文字に「取懸け」する事に変わりはありません。

■和帽子は、
・全て皮の塊ですから、使い込むたびに御自身の手に「しっくり」馴染むと思います。自分の体に合った射形になると思います。堅帽子のように角・控えの木が無いので、馬手の形の自由度も高いでしょう。
・注意する点は弦枕が無いので、取懸け時の十文字を造った際、初めに正しい弦枕を拵える必要があります。
・馬手の捻り起こしも、堅帽子より、し易いですし、皮の弦溝なので、離れも引っかかる事無く、スパッと出易いと思います。
・只、練習量が多いと、磨耗が激しく、1日に200本くらい射込む練習量では、カケ師の方に修理に出す機会が多いと思います。

■堅帽子は、
・最初は角や控えの拘束で馴染み難いですが、使用するうちに、数ヶ月もすれば馴染むかと思います。
・帽子の角や控えの木で拘束される部分があるので、和帽子ほど、自由度は少ないかと、私は使っていて思いました。
・慣れないうちは、よく、弦枕に引っ掛かりを覚えた記憶がありました。馬手の捻り起こしも和帽子と比べると大変です。
・弦枕も深くなりすぎたら、自分でメンテナンスしたり、帽子の腹に弦が摩擦で擦れて木が露出し無い様に、ろうそくのロウを垂らしたり、和帽子より、少々メンテナンスに気を使うでしょうか?酷く皮が角から剥がれたら、カケ師の方に相談です。

※両方を使い比べてみた感想なので、何処まで参考意見に成るか判りませんが、長文失礼致しました。


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