指導者に習うにあたり (投稿8件)[1〜8]


1:真善美さん
私は今、大学で弓道部に入っています。しかし、私の弓道部には、指導者と呼ばれる人がおらず、学生同士で教えあっている状態です。この間、地元の弓道場で、6段の先生に習ったところ、今までの引き方が正しいものとかなりかけ離れていたということに気がつきました(弓手と妻手の使い方が逆だったんです。)これからは正しい射を練習していきたいと思っているのですが、大学では教えてもらえませんし、今までの射形を一旦崩すことになり、習得まで時間がかかることになるので、周りがどう思うか心配です。

2:自称五段さん
一度崩れても良いと思いますよ。
「正射必中」ではなく、「必中正射」が正しいと私は思います。
正しい射は中るのではなく、中る射は正しいのです。生徒だけで作ってきたことは良いことではないですか。それを正しいほうにもっていってください。顧問の先生に作ってもらうのも良いのですが、自分たちの力で作ったものは崩れません。崩れても自分で修正ができます。
それが強みになるように頑張ってください。

3:六連星さん
「中たる射は正しい」これは違うと思います。
正しい射をしていればよほどの事がないかぎり中たります。
しかし、大会等ではとんでもない射形で中る人はいくらでもいます。(いわゆる中て射)そういう人は中りますが誰が見ても正しくはありません。
やはり「必中正射」ではなく「正射必中」ではないでしょうか?

4:いちにさん
僕も、「必中正射が正しい」というのは違うと思います。的中は正しい射についてくるもので、正射を心がけていれば安定した的中を得ることができ、射形の向上も望めます。その逆に的中したから今のはいい射だという考えを持っていると、日々の射形の向上もなく中てることを第一にした中て射になってしまい、スランプにも陥りやすいです。しかも審査では的中よりも射形を優先してみられます。なので「必中正射」ではなく「正射必中」だと僕は思います。

5:バンビさん
僕も自称五段さんと同じ意見です。
一度崩しても良いと思ってます。
崩してからわかることもあると思います。
中る射が正しい射だと思います。
ただ、中て射は良くないと思います。
中てと中るでは違います。
必中正射だと僕は思います。

6:天龍さん
自称五段さんの
>正しい射は中るのではなく、中る射は正しいのです。
という見解は、ご本人が長年修練し、人を指導してきて得た一つの見識であり、賛成反対を述べる対象ではないと思います。
ましてや、中て射だとか、的中と射形の優先順位などといった事とは次元の違う議論だと思います。
学生弓道部員に寄せる愛情ある助言に同感です。

7:Y.K.さん
>>1
文章を読む限りでは、真善美さんは「6段の先生のおっしゃる射法のみが正しい」という認識のようですが、自分は違うと思います。

どういうことかと申しますと、正しい射は一つだけじゃないんですよってことです。日置流と本多流は射術が全く違うのに、いずれの引き方でも矢を狙い通りに真っ直ぐ飛ばすことができますよね。それと同じことです。

大学で定められた射で勝負するのか、6段の先生から教えてもらえる射で勝負するのかは、真善美さんご本人が自らの責任の下で自由に決めればよいのです(混合するのは中途半端なフォームになりかねないので注意しなければなりません。最悪カケの故障にもつながります)。
おそらく、いずれの方法でも20射皆中に近づけると思いますよ。

ただ気をつけていただきたいのは、自分ひとりだけ勝手に大学の射をやめることによって、チームの和を乱さないようにしなければならないということです。
もしも「部活の和が乱れるからその引き方をやめろ」と言われたときは、その命令に従うか部活を去るかのどちらか決断を迫られることになるでしょう。覚悟してください。

8:ケロロンさん
>>真善美さん
自分でその先生の教えが「正しい」と思ったのならば、それを信じてみるといいと思います。私は、真善美さんの射を知らないしその先生から教えを受けたとこがないのでどちらが正しいかという判断はできませんが、真善美さんの文面から見るとそう思います。学生として弓を引ける時間は僅かです。「自分に」悔いの無いよう頑張ってください。


『正射必中』も『必中正射』も言葉の「あや」でどうとでも捉えられるので不毛な議論にしかならないと思いますよ。どちらの意見の方も口より行動でその正しさを証明できるよう頑張りましょう


ホーム > 弓道座談会 > 2009/06まで 技術・体配編 > 指導者に習うにあたり (投稿8件)[1〜8]

(c)デビール田中 : 問い合わせ