弓手を握ってしまう… (投稿3件)[1〜3]


1:青陵魂さん
いくら弓構えのときに手の内を整えても大三のときに小指が回らず残ってしまい、結果的に天文筋がズレて弓手を握ってしまいます…。
どうすれば天文筋をズラさずに小指を回していい手の内で引分けに入れるんでしょうか?? どうか助けてください(く)

2:千野わかめさん
青陵魂様
手の内の整え方は色々ありますが、最終的に大三で天文筋が弓の外竹の角に合えば良いわけです。
私がお世話になっている範士の先生は、常々「取掛けでは、軽く握るだけで天文筋を合わせなくてもいいんだ。大三に移行するときに合わせればいいんだ。」と言われます。
最初から天文筋を合わせても、大三に移行する時に崩れて修正が必要になるのなら、最初から合わせずに、大三で合う様に持って行く方が合理的でさらに悩まずに済みます。
宜しければ、参考にして下さい。

3:でんきちさん
拝啓、青陵魂様。
押手手の内をどうしても握りがちに成ってしまう一例に、握りが太過ぎな事も考えられます。小指の最終的な添締めができず、御悩みのようですが、もし握りが原因か?と思う節が御座いましたら、
既出スレの

>■弓具・設備編の「握りについて」

を参照すると、手の内が弓構え〜大三の過程で、決めやすく成ると思います。

■小生、なにぶん手が小さいので、当てゴムの組合せは薄めにし、握り革も薄めにし、全体的に細め握りを形成する事で、
手の内内部に隙間・空間を少々作る事で、最期の小指の添締めが、弓構え〜大三〜引分け〜会に至るまで握りに常に掛かっている様にしています。細身握りにして、常に薬・小指が揃い、手の内で握りを添締められる様に握り太さを細身に替える手段もあります。

■ちなみに小生の師匠も、かつて
大三でほぼ、角見・手の内が完遂され、常に押手親指と押手上面は上押しが決まって、水平を成し、小さい盃を乗せても落ちない様に水平を常に保ち続け、引分け〜会でも盃が落ちず水平を成すように、とよく御指導頂きました。
是は五重十文字の内の1つ、「会における「矢・弓・押手の上面の成す弓手手の内の十文字」」を心掛けよ。という師匠からの教えでした。

「細身握りによる手の内形成」+「弓手手の内の会における十文字」を完成させれば、
常時、手の内は崩れず、小指も掛かって添締められ、角見も細身握りに一層掛ける事が出来、
弓返りも俊敏、薬・小指の添締めも常に俊敏な弓返りを支え、残心でも手の内の崩れもなく、納まると思います。
俊敏で超俊速の弓返りが行われる事で、矢勢も増幅し、手の内も崩れないので矢も真っ直ぐ、的を捕らえに向かうと考えられます。

御試しになる、検討事項に入れて頂けると幸いです。

敬具。


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