審査 (投稿10件)[1〜10]


1:弓道部員Kさん
自分は近々初段審査があります。そこで、審査後にぜひ先生方から自分の射の感想をお聞きしたいと思っているのですが、先生方は一人一人覚えているものでしょうか?予め、聞きに行くことを言っておいたほうがいいでしょうか?
あと、自分の学年は初段で終わらせる人が多いようです。自分は、審査は射型や体配を見られてのものなので、的中だけじゃないということにひかれ、三段もぜひ挑戦したいと思っています。皆さんはどのような理由で審査を受けられていますか?

2:天龍さん
私の考えですが、審査員の先生に個人的に評価を求めることはまずいと思います。
試合と審査は、あらゆる弓道人にとって晴れの公式の場です。普段の練習日や講習会とは一線を画すのが礼儀ですね。
質問すれば答えて下さる先生もいるとは思いますが、それは常識として遠慮して下さい。

3:たこ焼きやさんさん
自分は参段審査で一度落ち、審査後に審査委員の先生に、自分の射には何が足りなかったのか、何処が悪かったのか、反省点をこれからの練習に生かしていきたいのですが教えていただけますか?と聞いたところ快く受け入れてくれました。

自分の射の感想を伺うのは常識外れなのでしょうか?

4:桜さん
わたしは聞いてもいいと思いますが…
実際わたしも聞きましたし。快く引き受けてくださいましたよ。
やる気があり、これからいかしていきたい、という気持ちで聞くのですから、それを失礼なやつだ、なんて思わないと思いますよ。

5:天龍さん
では、なぜそれを自分の師匠に聞かないのでしょうか。そういう人が身近にいなければ、地元の公営道場を訪ねてそこの先生に教えを請えば良いと思います。
審査の時なら県連を代表する権威ある先生に会えるから、ちょっと教えてもらおう。
これはやはり習い事の常識に反すると思います。初心者の、自らの分をわきまえた節度ある行動とは言えないのではないでしょうか。
人様からものを教わるということは、厳粛な礼節が求められると考えます。
少しうるさいと思われるでしょうが、先輩の忠告は聞いていただきたいです。

6:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>先生方は一人一人覚えているもの
大抵の場合気が付いた点についてメモを取っております。受審される方の人数が多いので、逐一という訳には参りませんが。

>予め、聞きに行くことを言っておいたほうがいいでしょうか
天龍様の仰るようにお尋ねする事がタブーになっている所が多いようです。
審査はあくまで普段の稽古の成果を披露する場であり、講習会とは性質が異なります。審査員の役目はあくまで受審者の射を拝見して合否を判定する事。自身の欠点はご指導を頂いている先生に尋ねるのが筋です。
また心の狭い事を申すようですが、審査員の先生方をお役目が済んだ後まで長々とお引止めすることは失礼かと存じます。

無論、そうやってお尋ねする事を「向上心の表れ」とお考えになる方もいらっしゃるでしょうし、地域によって慣習も異なるでしょう。先生なり地域の社会人の方なりにお尋ねになった方がよろしいのではないでしょうか。

7:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
この意見の齟齬や受け止め方の違いは、とみに直さず自分の射や射技の矯正、そして指導其のもの・・などに対する考え方の違いから生じているのではないでしょうか。

大人(天龍さまやゆるみ離れさま・・)の考え方を代弁要約すれば、審査の一手は普段の練習の結果や賜物であり、当然其の延長線上にあるから・・・普段の射を見て戴いたりご指摘を賜っておけば、充分にこと足りるのではないのでしょうか?・・・と云うことだろうと思うのです。

わざわざ(特殊な)一手だけの感想や指導を、別の先生に求めてもあまり意味あることとは云えないのではないのでしょうか?と云うことです。
(単純に云ってしまえば、審査に行く前から自分の悪い点や直すべき点と云うものは、解っているはずですよね。)

このことは、掲示板に於ける射技のスレにも共通する考え方のような気が致します。
例え一言でも感想やコメントを受けさえすれば、其れが指導となるし、即自身の射技の向上に繋がるものだ・・・と云う(半ば安易な)考え方です。

また「射の感想」を伺うことからもう一歩踏み込んでしまって「不合格の理由」を伺うこととなれば、其れはもっと失礼なことや不遜なこととなるような気も致します。

8:天龍さん
ゆるみ離れさん、明鏡止水さんのコメントは、その通りです。ありがとうございます。

それともう一つ私がこだわってしまうのは、最近教わる側の了見が少しどうかな、と感じることです。師範からアドバイスをいただき、ありがとうございました、ときちんと礼を述べる人があまり見られません。閉館時間になると、その先生より先にさっさと帰ってしまう人もいます。
先生が長年修行して得た技や知識を伝授されるということが、どれだけ価値の高い財産をいただくことなのか、そこを分かって欲しいのです。
本来なら、又は世が世なら相当の対価を支払うべきことです。先生方は愛する弓道普及のためという一念のみで、無償の奉仕を喜んでしておられるのです。
この関係に報いるには、師に対して礼を尽くすしかないではありませんか。
くどくなりますが、その師を飛び越して、審査会場という場所もわきまえず、審査員の先生にコメントを求めることがどういうことか、ご理解いただきたいのです。

9:でんきちさん
拝啓、天龍様。

小生、若輩者の身空では御座いますが、審査後の学生の態度、公営道場での態度の件、天龍様の胸中お察し致します。

私の高校時代の師範の先生は、もう御亡くなりに成りましたが生前、小生たちが、審査前の不安で道場の外の片隅で話をしていた所、先生は、
「昇段審査は、君たち学生の中間テスト・期末テスト・入試試験のような物。受かっても、落ちてもそれを、真摯な態度で受け止めなさい。学校のテストでも、答案用紙を回収されて、先生に答えを無理強いして、尋ねますか?先生に失礼ですよね。弓道の審査も是と同じです。結果はどうあれ、やり直しの利かない一手のテストの様に受け止め、明日からまた精進し、己に何が足りなかったかを冷静に見つめ直す事も修練であり大切な事です。」
と、いつもなら厳しい先生が、不安で一杯だった小生たちの不安をほどいてくれた事がありました・・・。

公営道場も、私は実家に帰った時しか、足を運べませんが、小生達も協会の管理の方と一緒に的張り、安土散水〜木コテ成形していても、「高校生か?大学生?」とおぼしき少年等は手伝う気配がありませんでした。
小生、一声かけ様と致しましたが、協会の方に「いいんですよ。」と微笑まれ、イザコザにならない様にと、気を使われてしまい誠に面目ない次第でありました・・・。せめて、彼らが、帰り際に「有難う御座いました」と一声でも掛けてくれたら、小生も嬉しかったのですが。その学生達のモラルを疑いました・・・。
長文に成ってしまいましたが、天龍様の想い、小生も心にズンと重くなる思いであります。

敬具。

10:たこ焼きやさんさん
どうやら常識外れのようですね。
次回から気をつけたいと思います。
ありがとうございました。


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