押し手肘力 (投稿4件)[1〜4]


1:尊徳さん
こんにちは。押し手の肘をどの程度入れるのか使うのかで迷い、決心がつかず困っています。前は肘入れをしていましたがいまは肘の裏が上にむくぐらい逆に捻るようになりました。少し猿腕で肘入れしないほうが前からみると腕が真っ直ぐになりブレが少ないです。でも腕が痛くなったり肩が安定してない気がしてこのままいくのか不安です。色々調べ考えてみたのですがいき詰まってしまいました。どうか参考になる考えを聞せてください。弓は19キロ弓道歴は10年ぐらいの大学生です。

2:sainomiさん
レスつきませんね.

いわゆる猿腕と言われるものにもいろいろタイプがあるし,ちょっとした肘の角度で力の方向
が変わってしまうので,正直,言葉でのアドバイスは難しいと思います.

また,ある程度強い弓(カーボンですかね?)を引き,尚かつ,矢数の多そうな学生さんに,誤ったアドバイスをして,それが故障につながるかとも思うと,なおさら慎重になります.

猿腕の指導経験が豊富な方に,実際に見て貰うのが一番良いのですが.

ちなみにどのようなタイプの猿腕でしょうか?
・肘角がせまい
・肘関節が過伸展する
・両方

3:尊徳さん
返信ありがとうございます。
腕は過伸展は少しだけあり、会のときに肘が肩線より下にさがってしまう形です。あと肘が弓の方に近づく方向にも少し曲がっています。
今まで全く腕の形には気付いてなく、3ヶ月ほど前に考え初め、今はどうしていいかわからなくなってしまった状態です。

4:sainomiさん
>尊徳さん

こんばんは

そうですか.
具体的な肘の位置は言及できませんが,私の知る限りのアドバイスをしてみます.

引き分けに際し,上腕を内旋させますが,これは広背筋を働かせる為の呼び動作です.
広背筋が働けば.より強い弓も引けますし会での安定も得られます.
(内旋を意識しすぎると.肩を巻き込んでしまうので,程々に.)

次に,弓手の伸展は上腕三頭筋で行われますが,その拮抗筋として上腕二頭筋と腕橈骨筋(わんとうこっきん)が反応します.
上腕二頭筋が働くと前腕を外旋するように働きますので,角身の効きが悪くなりますので,あまり働いて欲しくありません.

逆に腕橈骨筋が働きますと,弓手を押す方向に力が働き,結果的に前腕の橈骨と尺骨が上下に並びます.

正面から見ますと,上腕の内旋と相まって,「肘が立ち」「腕が真っ直ぐ」に見えます.
結果的に,この状態であれば広背中も働き腕橈骨筋も働いていると言えますから,肘をたてろ,腕を伸ばせなんて指導があるのだと思います.

でも,これはあくまでも猿腕でない人の外観的な状態です.
猿腕の人が同じような形を作ろうとすると,関節の何処かに無理がかかります.

ですから,肘が下がっていても,それはそれで良いのではないでしょうか?

内観的な力の働きが同じであればよいのですから,矢筋に真っ直ぐな方向に押せる(離れられる)肘の位置がその人にとっての会の形だと思います.

言葉にとらわれることなく,体に無理のない,尊徳さんの理想の会の形を目指して下さい.

以上,参考になれば幸いです.


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