手の内 on 弓道誌2007.3 (投稿48件)[1〜48]


1:デビ ◆5h7.ceJYさん
弓道誌の3月号に以下の手の内の写真が掲載されていました。(弓道 682号 見開き3,4ページより引用、A〜Hは便宜上私が付けています。)
http://ecoecoman.com/kyudo/image/20070304_tenouchi.jpg

これは今年の指導力向上指導者講習会の初日の一手行射の写真だそうです。解説は皆無でした。(編集後記によれば編集の時間的に間に合わなかったそうです)

「手の内研究の一助となればと思います」と書いてありますので、多分「勝手に議論しろ」と投げかけているのだろうと解釈し、掲載させていただきました。(と言うか解説無しでこの2ページってどうなの?)

個人的には「C」の様な会も離れも形の変わらない様な手の内が好みです。逆に「E,F,H」は完全に離れの瞬間に押手を折っているのですがこれは「あり」なのでしょうか。皆さんのお好みの手の内とはどれか、理由も併せて教えていただけると幸いです。駄目だしも可。

私の目が肥えていないので分かりませんが、もしかしたら口出しできないほどの厳選された上等な8つの手の内なのかもしれません。勝手な解説などしてもらえるとありがたいと思います。

2:麩さん
厳選というより偏った気がする。
全員、親指の爪がややこっち向きなのと、人差し指を効かすやり方かな?
DとGとHは違うかもしれんけど。
わたしはAEが好き。よく絞まってる気がする。

3:紫弓さん
私はCですね。

理由
手の内の変化がないから。
・角見の働きとして親指が曲がるのは、妥当点だと思っています。小指を離れの状態の様に、逃してかつ親指付け根と中指先の空間を会で作れれば弓の捻りの働きをもっと使えると思います。そうするともっと弓が落ちずに済むはずです。

とりあえず、私の感想です。

4:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
どの写真もそうですが、離れの瞬間に小指が逃げてるように見受けられます。内側に締め過ぎているから緩んでいるのか、下が強いという和弓の特性上ある程度仕方の無い事なのか。

最も綺麗なのは、Cと感じました。紫弓様と同じく、会〜残身まで殆ど変化が無い事が理由です。

5:射楽斎U ◆5aoi8gEMさん
私も、Cです。
特に真ん中の写真がいいです。
弓が手の内の中を転がって、回転軸が天紋筋かた四指の付け根へ移り、天紋筋が見えています。
右の写真で、人差し指をもう少し締め込む(簡単に言えば、親指と中指は締め付けたまま、親指と弓の間に人差し指を握りこむ)と、残心でももう少しはっきり天紋筋が見えて、弓止まり・弦止まりともよりよくなると思います。

6:ぬふぬふさん
私目指している手内はCとDがミックスされたような感じですが実際はAやFの感じです。
コンパクトな感じでいけばGとかいいと思うのですが親指が握り過ぎかなと思います。

7:mikeyさん
私も皆さんと同様Cですね。理由はデビさんと全く一緒。

Aは離れの瞬間に手の内が弓に負けてポンッと上に上がってる(瞬間的にベタ押しになってる)ので、スキじゃないです。Eとかは手首返しちゃってるので良くないと思います。

8:弓引きさん
Aの真ん中とCの真ん中が良いと思いますが、もう少し親指が真っ直ぐなる状態が好みです。
弓の抵抗力がなくなるのですから、会で親指が折れていても、残心では真っ直ぐになるべきかな、と考えます。

あと爪揃えできているのはCだけですね。
小指が短いためかも知れませんが、案外気を配っている人が居ないような気がします。

FとHは完全に振ってしまっていますね。

9:元 ◆ntlC4wAIさん
なんだか格付けチェックみたいですね。次号で答え合わせとかしてくれるんでしょうか。

キレイに爪揃えされててキレイな中押しっぽいのに一番親指が上手に効いてそうな会のC
角見で押し切って親指が的を挿して且つ弓が転がってそうで写真ではギリギリ見えませんが天文筋も実は見えるだろうと思った離れのD
弓のずり落ち少なく握り直し無く「手の内の残身」とでも言うべき形が取れてるように見えるC,D,G

Cの会で親指が中指と平行に沿わせられるのは、親指根と中指先が良く締められている証拠でしょうか?
親指の弓への接触面積がより増える事によって角見の力もその分増すかもしれない、とCの会を見て思いました。
Cの離れはあまりに手首が微動だにしてなくて逆に固めているんじゃないか?という気がしたので除外。
弓聖・阿波研造氏の離れではF、H程に手首が開いてますが、氏の場合は四指付根辺りに弓が治まり弓のずり落ちも最小限です。
Fのような離れをしたら弓を落っことさない自身が無いです。
C,Fの人は肌が奇麗ですね。

10:枕流さん
爪揃いが皆さんお好きなようですが反対意見がないようですので、あまのじゃくの私が少し反論を・・・

爪揃之事(免簡雪荷流弓法射儀指南抄より)

印斎流にて専ら好む手の内成。中指無名指小指の爪を齋取(そろへ)る事也。此如くすれば手の内一文字に成る。尤爪揃て見たる所はよけれども弓手仕掛悪く上筋張掛ならぬ故に當流に於て好ぬ也。

11:麩さん
枕流さんに便乗する訳じゃないけど、写真の手の内は小指を絞めるタイプじゃないでしょう。
写真のように人差し指を折りながら小指を絞めるのは、どちらかが、もしくは両方が無駄になるかと。
(小指を立ててカップを持つか、人差し指を余らせてグラスを持つか、みたいな感じ)

よく見るとAの真ん中絞めてないな。

12:太陽さん
こんにちは。
僕がこの写真を見て共通して思うことは「緩み」と離れ後の「握り」です。全ての手の内が握り皮と矢ずり籐の境目が会と残身で位置が下がっていて、残身で握り直しています。

Aは離れの親指の的へののびは良いと思います。ベタ押し気味のような気もします。
Bは上押しでは?押しは強そうですが、ブレが大きい気もします。
Cは形は好きです。ただ的に向かっての親指ののびがないように思います。
圧力と同じで親指が弓に接触する面積がより小さい方が角見の力は強くなる、と僕は思います。
Dは離れでの指の開き、緩みが気になります。
Eはベタ押しでは。点というより面で押している気がします。
FGHはどれも似たようなもので、振ってると思います。

手の内って難しいですね。

13:DEWさん
Eとか中指が締まってそうでそれなりにいい手の内な気がしましたが・・・低評価のようですね(汗
弓が少し落ちてるのが残念ですが。

Hもなかなか。
もうちょっと締めれそうな気がするけど。

Aも小さい手の内で好きですね。

好きな順番付けるとすれば、
E>A=H>B=C=D>F>G
ですかね。。

14:デビ ◆5h7.ceJYさん
みなさんご意見ありがとうございました。
単純に見てもCが高評価のようですが、なるほど伸びと硬さがポイントですな。

>>9
>Cの離れはあまりに手首が微動だにしてなくて逆に固めているんじゃないか?という気がした

>>12
>Cは形は好きです。ただ的に向かっての親指ののびがないように思います。

実は「弓道上達BOOK」を見るとFやHの様な手を振り込むことを「角見」と称して推奨しています(P104,P66)。
個人的にまったく理解できておらず、でも、一般的にはそれが正しいのか?と疑問に思っていましたので興味を持って読ませていただいていました。やはり「振っている」と見る意見が多いようですね。

まぁ、最大投票数の手の内ってのは時代の流行などもあり、結局千差万別だったりしますが、世の六段・七段はあんな手の内をするのだなと勉強になります。さあて、今度は自分の手の内のビデオでも撮って比較してみますかね。

15:ぬふぬふさん
>>デビさん
動画は難しいでしょうけど画像が貼れる掲示板を作るのは難しいですかねぇ〜 そうすれば射型等のしやすくなると思います。 ただ・・・経験上荒れる可能性も大きいんですがね(-_-;)

16:前三さん
すいません。
「振り込む」・「振る」の定義なのですが、私は、「矢が発射される直前、または、矢がつるから離れる前、弓手に矢が残っている状態で、弓手を後ろに振る」ことだと思います。
とすれば、「弓道上達BOOK」は振込みにあたらないと思います。あの本の1/10くらいの角見の効きの私でも動画を見ると、弓手が移動するのは、矢が完全に弓を離れた後ですので・・・。

17:FAIRYさん
弓道初心者で手の内に困ってるものから質問させてください。

手の内は中押しが良いと良く聞きます。
自分は中押しというものは親指〜小指が真っ直ぐ的に向いているものだと思っていました。

しかし、写真を見ると全員指が下を向いているのですがこれくらいが中押しというのでしょうか?

今まで自分は中押しを意識してやってきたのですがこの写真を見ると自分の今までの手の内は下押しが強すぎると思います。

よく分からなくどんな手の内をしたら良いか困惑しているので教えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

18:まめさん
私はCです。理由は残身に至るまで、手の内の形や向きがあまりぶれてないことと、残身で藤を握ってない事です。
疑問なんですが、この写真の射手の正面と斜面の割合はどれくらいなんでしょうか?私はCは斜面のような気がします…推測ですが!

19:前三さん
枕流様へ
質問させてください。
「弓手仕掛悪く上筋張掛ならぬ」これはどういう意味なのでしょう?弓手の動きが悪く、上筋張掛けならぬ?よくわからないです。よろしくお願いします。

また、揃えないとすると、出し入れの長さは別にしても、指の揃え方が5種類?はあると思うのですが、どれが一番良いと伝わっているのですか?それとも、人それぞれなのですかね?

20:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>中押し
虎口の中心を弓の内竹に七三に当て、拇指と中指とが中心となって弓を握り、薬指と小指は拇指に成るべく近く寄せて握り、上押とならず、又下押となって居付かず、腕首の筋の線は拇指と薬指との中間を通り、脈所の線は中指と拇指との合わさりの辺を通る様に押す手の内の事である。(現代弓道小事典より)

21:FAIRYさん
>ゆるみ離れ様

すみません、失礼とは分かっているのですがよく分かりません。

やはり写真の形が中押しなのでしょうか?
正しい手の内が分からなく練習でもどっちをやればいいのか迷っているところです。

22:みっちょむさん
>デビさま
弓道上達BOOKに解説されているのは、デビさんもご存じのように、あくまで「日置流印西派」での話ですから、正面打起しの場合と多少話が違ってきます。
日置流をはじめとする斜面打起しの場合は、角見を効かせるために、弓手を後ろに振る事で達成されます。
正面の場合は、引き分ける際に、手の内の中に角見のエネルギーをためることが出来るので、振ららずに伸び合い詰め合いで真っ直ぐ的に向かうことが出来ると理解しています。
自分も弓返しをするために弓手を振ってしまい良く師匠に怒られたものです。
どちらがいいと言うことではなく、その人に会った射(手の内)があると言うことではないでしょうか。

23:天龍さん
>21:FAIRYさん
中押しという絶対普遍の理想の手の内があると思うから難解になります。
上押し、下押しと言う言葉もあり、これらは指導者が「もっと上押しをかけろ」とか「下押しが足りない」と言うように、その人その人に応じて使い分けるものです。中押しもその一つです。
実際、>20:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
の解説を読んで、その通りには実践出来ないでしょう。
手の内ばかりは万人全て違うし、完璧と言うこともありません。多くの上級者の手の内を見て、話を聞いて、教えを請うて、生涯をかけて練り上げるくらいの気持ちでどうでしょうか。

24:FAIRYさん
>天龍さん
返信ありがとうございます。
手の内はひとそれぞれという事を忘れて写真が絶対正しいと勘違いしていました。
また明日から自分にあう手の内を探していきたいと思います。

25:前三さん
>みっちょむ様
>斜面打起しの場合は、角見を効かせるために、弓手を後ろに振る事で達成されます。

と書かれておられますが、振るというと、矢が弦から離れる前に、弓手が移動していると読めます。もし、そうお考えであれば誤解ですし、角見を効かせた結果、弓手が移動すると表現していただければと思います。

少なくとも、弓道上達BOOKの技法はそうだと思います。

26:みっちょむさん
>前三さま
もちろん、矢が離れる前に振るわけではなく、弦が的に向かうエネルギーを、効率よく伝えるために、角見を効かせる意味で矢尻が弓を通過する瞬間に手首を後ろに振ると言う事は承知しています。
表現の仕方が悪く、誤解を招くような書き込みで申し訳ありません。
しかし、正面しか知らない人には、なかなか理解できないかもしれませんね。
ボクは、斜面の射の美しさが大好きです。

27:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>斜面打起しの場合は、角見を効かせるために、弓手を後ろに振る事で達成されます。
この表現は明らかにおかしいですね。

>矢が離れる前に振るわけではなく、弦が的に向かうエネルギーを、効率よく伝えるために、角見を効かせる意味で矢尻が弓を通過する瞬間に手首を後ろに振る
改められたこの表現に付いても……個人的には同様の気が致します。

何れにしても「振る」と云う表現は、適切でないどころか、誤りだと思うのです。
(‘振る’と云う言葉には、意図的に身体を動かす・・と云う意味合いが伺えて、外見的に‘振った’ように見えた・・・と云う事との間には、大きな開きがあるように感じます。)

>矢尻が弓を通過する瞬間
単なる言葉上の揚げ足取りをする心算ははございませんが、板付きは常に弓の向こう側に在り、弓の側を通過することは無いように思えるのですが・・・。

では・・‘矢尻(鏃)’=‘筈’なのでしょうか??
其れもまた違うような気が致しませんか?

28:前三さん
みっちょむ様返信ありがとうございます。
明鏡止水様、回答ありがとうございます。
みっちょむ様のご返信に、どのように書けばよいか迷っていたところでした。

助け舟(のお気持ちではないかもしれませんが・・。)ありがとうございます。

29:みっちょむさん
明鏡止水様 前三様
自分の未熟さに赤面するばかりです。
斜面の離れの際に、角見を効かせ、全て「手首を返す動作」が入るものだとばかり解釈していました。自分の「振る」と言う表現は、弓手を外側に回転させて体を割り込ませた結果が、離れの反動で、体が割り込んで、腕が肩線より外側(弓道上達BOOKのP66及びP104の写真)になるモノだとばかり思っていましたので、誤解をしていたようです。
こんな未熟者に、ご指導ありがとうございました。また、初心に帰り、精進して参ります。
申し訳ありませんでした。

30:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>みっちょむさま
ご指摘の写真や解説は、些か誤解を招き易いものだろうと思います。(現実、多分誤解を生じているのでしょう。)

>腕が肩線より外側になる
流派的に見ても、此れは明らかに疑問です。
あくまで拳の移動は、拳一個分(後方向・下方向)を目安に指導されております。

>角見を効かせ、全て「手首を返す動作」が入る
手首は、あくまでも真っ直ぐ(拇指が・・)が原則で在り、限度だと思います。
また、角見の働きと手首の動きとは全く無関係です。(手の内と拇指の働きだろうと思います。)


個人的には、角見にしても、弓を捻ることにしても、弓手の押し開きにしても・・・極端過ぎて自然な射法の域なのかなぁと云う気がしております。

其の本に関しては、特定流派の解説本と云うよりは、特定(大学)集団の射法解説本と解釈しては如何でしょうか。(ご批判は在るかも知れませんが・・・。)

31:m@sterさん
手の内に関して尾州竹林流の先生から教わった事で、参考になるかなと思い書き込みます。その先生がおっしゃるには尾州竹林では中指よりも小指をしっかりと締め親指はもちろん曲ることなく押し、小指を自分側に締める力と親指で弓を押し切る力、また、えんびの肘による弾力をあわせて角見を効かせるようです。このとき小指を手前、親指を的側へと効かせるので、残心のとき弓全体が少し的の方に傾きます。対して正面である小笠原流は中指をメインに使い親指と中指で輪を作るようにしその中で角見を効かせるため、小指は少し逃げまた残心時に弓はさほど傾きません。また本多流に関しては尾州竹林から分かれているので恐らく前者でしょう。

32:m@sterさん
すいません。先ほどの付け足しで、「弓執る心」という本で爪揃えと正面、斜面との相性みたいな事がかかれていました。その筆者は小笠原流との事だったと思います。参考にしてください。

33:前三さん
m@ster様
竹林派でも、小的前と堂射では、手の内の働きに違いがあると思います。お書きになられているのは、おそらく小的前時の手の内だとおもうのですが、どうなんでしょう?

本多流では、堂射の技法を取り入れていると、どこかのHPに書いてありましたので、もしかすると違う手の内を使用されているかもしれませんね。

34:前三さん
明鏡止水さま。
>手首は、あくまでも真っ直ぐ(拇指が・・)が原則で在り、限度だと思います。
ということですが、
浦上栄範士著の「紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方」に著者の上方から撮影した伸合と離れ時を重ねて(残像?)写した写真がありますが、弓手親指は30度ほど後方、手首は恐らく限度一杯まで後方に折れています。ので手首が真っ直ぐというのは原則でもないと思います。

親指の付け根で、弓の前竹右角を的に突っ込む気持ちで離れると、弓の負荷がなくなった後は余勢で手首が折れるのは仕方がないというか自然な動きではないでしょうか。

弓の技法は色々とあると思いますので、最終的な形だけでは判断は難しいかもしれませんね。

僕は、逆に手首が折れない手の内は、「会」の時に手の内のどの部分で弓のどの部分にどういう力を加えているのか興味があったりします。

35:m@sterさん
前三さま。おはようございます。その件について本人うろ覚えのところがございましたので調べさせていただきました。魚住文衛先生の書かれた弓道概論によりますと堂射についての記述がありました。その中に手の内の記述がありそこには、退き目、延び目という口伝があるとあり、退き目はやや控えめで会の伸合いのとき控えめの手の内を中央になるように働かせるもので、延び目は手の内がよく弓になじみ、離れで拇指がよく伸びる手の内であると書かれており、退き目は堂射で、延び目は的前および射抜物を射るときに良いとされているとありました。

36:前三さん
m@sterさん。おはようございます。
返信ありがとうございます。
魚住先生は、尾州竹林派の先生ですね。
やはり、小的前と堂射では、手の内に違いがあったんですね。最初に書かれた手の内は、退き目、延び目のどちらになるんでしょうね?

37:m@sterさん
恐らく延び目でしょう。

38:ぺっちゃんこさん
横からすみません。
本多流の流祖、本多利實翁によると、
「弓を取るには唯中指一本で事は弁ずる」「中指は手の内にとりては其一指で働く極大切な指」(『弓道講義』)
だそうです。参考までに。

39:m@sterさん
ぺっちゃんこさん ありがとうございます。本多先生は中指の重要性についてとかれているのですね?正面は中指重視、斜面は小指重視なのでしょうか?日置などの斜面の方の書き込みを期待したいです。非常に勉強になりました。

40:前三さん
m@sterさん
>正面は中指重視、斜面は小指重視なのでしょうか?

ということではなく、過去は、的前を引く場合と堂射を行う場合では、手の内の働きを変えて行射をしていた。本多流ができるまでは、基本的に的前で騎馬での打起しである正面打起しはなかったはずです。

ですので、正面から打ち起こす、または前三角の構えで打ち起こすに関わらず、過去からの小的前というか歩射での技法を使用する方は、小指を離れ時に締め、そうでない方は別の技法を使用するということだと思います。

本来は、同一人物が行射をする場合でも、局面局面において、手の内の働きは違わないといけないと考えます。

41:m@sterさん
前三さま。なるほどそういうことですね。勉強になりました。流派の系譜や、その特色などもからめて技術的な面を考える事は、その動作に理由づけができて非常に有意義でした。ありがとうございました。

42:手の内苦心中さん
 この写真の対象になった射手は、ほとんどが範士八段だったんですね。残りの射手も、範士に推薦される直前のような著名な教士八段。このようなレベルの弓道で、手の内の多様性がかなりあるというのは、大変興味深く感じました。

43:みっちょむさん
ある範士の先生が講習会でおっしゃったお言葉に、「人それぞれの射があり、流派がある。」とのこと。
それを証明するような行射の画像って事ですか。
やっぱり、奥が深いですね。

44:デビ ◆5h7.ceJYさん
4月号にも掲載されていたのを取り込んでいたのを忘れていました。せっかくですので掲載しておきますので、併せてご覧ください。

弓道誌の4月号に以下の手の内の写真が掲載されていました。(弓道 683号 見開き3,4ページより引用、I〜Pは便宜上私が付けています。)
http://ecoecoman.com/kyudo/image/2007_04_tenouchi.jpg

三月号はこちら
http://ecoecoman.com/kyudo/image/20070304_tenouchi.jpg

45:元 ◆ntlC4wAIさん
>デビさん
毎度お疲れさまです

今度のは意図たのかしてないのか、左右で対照的な特徴の並びになってますね。

手首が後ろにハネているIと上にハネてるM
上押しのJと下矛がハネてる下押し?のN
手首不動のKと親指で的を指すO
弓のズリ落ちの殆どないLと残身で籐頭を握るP

Lの親指が伸びても曲げてもいないのが気になる所。

46:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
5月号の写真ですが、また様々ですね。
今月は離れの瞬間に手を放している様子がかなり明確に写っています。比較的ぶれが少ないのは一番下の写真でしょうか(それでも小指が大分逃げていますが)。

もっとも、この写真の被写体は範士・教八の先生方ばかりだそうですから、一寸の緩みの無い手の内はそれだけ難しいのでしょう。もしくは、弓の反発力が加わる以上、物理的に不可能なのでしょうか・・・。

47:まだまだ初心者さん
『弓道』誌の手の内についてですが、
掲載されている写真は指導力向上指導者講習会の時のものとのことですので、
被写体の方々は六段or七段の方だと思われます。
範士、教八の方々が参加されていたのは講師研修会ですので、また別の講習会のようです。
講習会がいろいろあって、よく分からなくなりますね。

48:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>被写体の方々は六段or七段の方
そうでしたか。ご指摘有難うございます。

しかし、それでも私のような未熟者にとっては雲の上の先生方。その先生方にとっても、手の内の習得は至難であるのでしょう。たゆまぬ努力が必要なようです。


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