離れは何故出るのか (投稿35件)[1〜35]


1:弓引きさん
タイトル通り離れは何故出るのか分かりません。
気合いの充実と共に体も満ちて、持満の末に自然に離れるのが最高の離れであるとは思います。
しかし、物理的に見れば弦はカケに引っ掛かっており、親指を弾く・若しくは中指を開くことしか離れを出すことが出来ないと考えます。
本当の離れ・自然な離れ・矢筋に切れる離れを物理や、様々な角度から分析、考察しませんか?

皆様の離し方から意見まで何でも良いので教えて下さい

2:たぶんおやじさん
三つかけにしろ四つかけにしろ、かけ枕は離れる様にできていますがそれはご存知なんでしょうか?

3:弓引きさん
カケの控えが回転して弦が飛び出すと言う話を聞いたことがありますが(弓道誌だったと記憶しています)、私自信未熟なため頭では理解できても全く出来ませんでした。
現在の状況では、意思を持って離せば弦に引っ掛かってしまいます。

上記の様に私には分かりません。カケは離れるように出来ているとのことですが、教えていただけませんか?

4:たぶんおやじさん
三つかけは上弦(かけ枕の上の所)から離れます。
四つかけは下弦から離れます。
取りかけでは親指は下に向いてますが引き分けて行き、会で肘が肩より下がると三つの場合下弦から上弦に変わり離れる様になります。
弦枕の話ですが、力学的な話、射法と密接に絡んでいます。とても書ききれませんし、説明し難いです。
石岡久夫範士の書かれた現代弓道と教歌と
魚住文衛範士著の弓道誌に連載していたもの
それらの図が判りやすいかと思います。
私に言わせれば、そういうのは努力して理解して行くものではないかとも思います。
自分の疑問を調べるために色々な本を調べ試し、教えを請い、見て学ぶそれらは大事なことだと思います。

5:たぶんおやじさん
http://photos.yahoo.co.jp/ph/osarusandayo2003/lst?.dir=/c152&.src=ph&.order=&.view=t&.done=http%3a//photos.yahoo.co.jp/ph/osarusandayo2003/lst%3f%26.dir=/c152%26.src=ph%26.view=t

6:たぶんおやじさん
2つ上の文章ちょこちょこ説明が抜けてますね。ご容赦ご容赦。

7:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
弓引きさまは、何年位稽古なさっておいでなのでしょうね。基本となるお話やご説明はお聞きになった経験はござませんか。

ご指導を賜る先生とか、目標となる射やお手本となる射を見せて下さる先生とかはお持ちですか。

8:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>1:弓引きさん
>タイトル通り離れは何故出るのか分かりません。

そうですね、なんとも不思議ですね。

>親指を弾く・若しくは中指を開くことしか離れを出すことが出来ないと考えます。

弾かなくとも、開かなくとも、離れは出るかも知れませんよ。以下、弓引きさんにお伺いします。

>本当の離れ
「本当の離れ」とは、具体的にどのような離れでしょうか。

>自然な離れ
「自然な離れ」とは、具体的にどのような離れでしょうか。

>矢筋に切れる離れ
「矢筋に切れる離れ」とは、具体的にどのような離れでしょうか。

>3:現在の状況では、意思を持って離せば弦に引っ掛かってしまいます。
要するに、「スッ」・「スパッ」と離れていかない、という事なのでしょうか。

>意思を持って
私は、意思を持ってして「引っ掛かる」とは思いませんし、引っ掛かりません。もし、引っ掛かるならば、引っ掛かる「道具」もしくは「引き方」に原因ありと考えます。
ここで、仮に「意思」を「こころ」と読み替えてみませんか。

読み替えたとろで、弓引きさんの「こころ」は、どこにありますか。
以上、弓引きさんは、どのようにお考えですか。

9:弓引きさん
>明鏡止水さん

まだまだ10年に満たない未熟者です。


>瑠吽さん
本当の離れ、自然な離れですが、理想としては会での伸び合い・詰めあいの延長で気合の充実とともに、弦に引っかかることなく梨割りの離れの様に体の中心からスパッと切れる離れが現在私の考える本当の離れです。

矢筋に切れる離れとは、緩みなくスパッと矢の水平延長方向に妻手が跳んでいく離れのことです。

現在の状況は、会に入って伸び合いをしても単に体が伸びるだけで発がおきません。全く離れずにだんだん苦しくなってきて無理やり離しています。
手先に力が入っており、体で開いてくることができないので、無理な負担が体にかかっているとは思うのですが、難しい限りです。

10:弓引きさん
>瑠吽さん

意思の件ですが、離れは自然に意思なく『弓と禅』にあるように『それ』が離すという離れが最高峰だと思っています。しかし、そんなことは現段階ではできません。
一般に離れそのものは大脳からの指令により『離す』ものであると考えています。語弊を招く書き方だったのですが、2の書き込みでの『意思』は手先で離すということを言うと考えていただければ分かっていただけると思います。

確かに引っかかるのは「道具」もしくは「引き方」に原因があるのだと私も思います。
1の書き込みの様に、私の離れは、親指を弾く・若しくは中指を開くことで離れを出しています。
弾かず、開かずの離れをあまり体験したことがないため教えて頂けると幸いです

こころについては考えてみたのですが、正直な所わかりませんでした。

11:まるまるさん
弓引きさんはじめまして!
弓引きさんは『カケほどけ』と言う言葉を知っていますか?

12:弓引きさん
まるまるさんはじめまして。

知っています。以前それを練習したこともありましたが、ほどく際に指先からほどいていたため、なかなか上手く出来なかったことを記憶しています
それと、揚げ足をとる気は無いのですが正確には『カケほどき』ではないでしょうか?間違いであればご指摘願います。

13:まるまるさん
僕も弓引きさんと同じようまだ10年そこそこの未熟者です。僕も自然な離れは出せてはいません。僕の場合この『カケほどけ』で離れを出しています。『カケほどけ』は伸合いの時、親指に掛った中指と人差指が徐々に滑って、結果的に親指が弾かれて弦がカケから分離することのようです。
『カケほどけ』は中指と人差指に余計な力を掛けなければ、すんなり離れます。これはやはり意識してしなければ離れません。
最初は故意に中指を滑らせて離す練習をしました。手先で引くのではなく、肘で引き、伸びる力で親指を弾かせるような意識で引くように心がけもしました。まだまだ完璧に出来る訳ではないですが…
自然な離れは僕はないと思います。射手は常に意識しながら引くもの。離れもどのように離れるか意識しなければ出ないと思います。意識してても出ない時だってあります。
長々とすいません

14:まるまるさん
『カケほどけ』の件ですが、『カケほどき』だったかも知れません;^ ^

15:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>9:弓引きさん
>全く離れずにだんだん苦しくなってきて無理やり離しています。
>手先に力が入っており
>10:引っかかるのは「道具」もしくは「引き方」に原因があるのだと私も思います。
>1の書き込みの様に、私の離れは、親指を弾く・若しくは中指を開くことで離れを出しています。
>弾かず、開かずの離れをあまり体験したことがないため教えて頂けると幸いです

もたれ(もたれもどき?)のような状態なのでしょうか。

もし、そうならば、弦道がなにかの拍子に違ってしまったのかも知れませんね。
また、そうでないにしても、今一度、弦道をとれる方に、弦をとってもらうとよいと思います。過去スレでも書きましたが、離れを抑えるのがようやくという弦道もあります。
弾かず、開かず、を考える暇もないことでしょう。また、弦道をとれる方であれば弾かず、開かずは出来ますから、一度実際に見せてもらうとよいと思います。(はじめは、見ても離口すらわからないでしょうが、慣れると出来ます)

一つの提案なのですが、どんな時にも対応出来る様な「臨機応変の射」というのを考えてみてはいかがでしょう。「臨機応変」は、自分のこころが、変化自在、臨機応変であれば可能ではないかと思います。

もう一つ、少し数がかかってきますと、「自分以外の自分が引いている状態(と表現したらよいのかなあ?)」っていうのが分かってくると思います。自分にあった弦道で、もう少し工夫をしながら、楽しみながら、数をかけてみてはいかがでしょう。

最後に、心身の健康(特に、こころが萎えてはいけません、いつもこころ朗らか)、縦横十文字、自分にあった道具というものを、
こころに掛けておいてはいかがでしょうか。

今、思いつくのはこれだけです。

16:いちるさん
物理的に言えばですが

親指を弾く
中指を跳ねる

の行為を行なわなければ、離れ と言うものは発動しないと思います。

弦枕から外れても、上の行為がなければ弦は妻手から先に出ることはありません。

それに下弦がとられているはずなので、弦は完全に枕に引っ掛かっています。

そこで親指を弾くと、弦の反発により自動でカケが解かれ、弦が飛び出し、矢が放たれます。
しかし、この弾くだけの妻手の放置の多くは前離れの原因となってる方が多いのでは?

よって、私のとらえる自然な離れとは、
会から縮むことなく、妻手をしっかり弾きながら矢の延長に伸ばすことで、矢に無理な力をかけずに放たれるものだと思います。

そして、残身では天地左右に伸びてなければなりません。
いわば残身は大の字です。
特に一般の方の多くは妻手を放置し、弓手に重点を置きがちに思います。
よって
妻手が伸びていない
そんな残身になりがちです。

正射と矛盾しているような…

17:惣火さん [url]
面白そうな話題なので参加!!

たしかに自分もなんで離れるか謎に思ってました。
でも暴発はどうなんでしょう?
離す気がなくても妻手捻りをかけていても離れるときには離れてしまうものです

弦はかけ溝に掛かっています
言葉で表すのは難しいのですが・・・・
かけ溝は一直線じゃなくて緩くカーブがかかってますよね?
弓を引いて会までもってくると
少しずつ弦は>こんな感じに角度が鋭くなっていきます。だから離れるという話を聞きました
ぽんっと軽く抜けるそうです。

18:ぬふぬふさん
弓引きさんではないですが、ちょっと答えてみようと思います。

>「本当の離れ」とは、具体的にどのような離れでしょうか。
会で伸び合い詰め合いが充実して離れた離れ

>自然な離れ
会で伸び合い詰め合いが充実して離れた離れ

>矢筋に切れる離れ
これは本人が理解しないと分からないと思います。  矢の飛んでいく方向に対して矢にかかっている力がロスなく弓力が100%矢にのった離れだと私は思っています。 

>要するに、「スッ」・「スパッ」と離れていかない、という事なのでしょうか。
私は違うと思います。 その人それぞれの技量だと思います。 捻転やら会の納まりかたやら色々と出来ていない状態で放すと大抵のひとは弦に引っかかってしまいます。 それなりに収まれば強引に放しても引っかかりません。 逆にちょっとでも何かが駄目であれば自然に離れても引っかかります。 矢筋に放しても引っかかって緩んだようになります。

>>弓引きさん
>本当の離れ・自然な離れ・矢筋に切れる離れを物理や、様々な角度から分析、考察しませんか?
矢をつがえずに弓を1/5程度斜面で引き、そこで自分の会のイメージを作り放してみてはいかがですか? 何度も何度も繰り返しやると何故離れがでるか分かると思いますよ。

19:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>8:ぬふぬふさん
>矢の飛んでいく方向に対して矢にかかっている力がロスなく弓力が100%矢にのった離れ

素晴らしい矢勢でしょうね(あれ、私の矢勢はどうなんだろう?)

>1:弓引きさん:様々な角度から分析、考察しませんか?

実は、先のことを書いておきながら、私にとって、「離れ」は、どうにも不思議としかいいようがありません。
私としてはですが、「離れは、意識下で、弾かず、開かず、労せず、出ている」と思っています。但し、これが「離れ」なのがどうかは、自分で「離れ」なのだろうと思っているだけかも知れません。さらに「離れは何故出るのか」といったことを考えてみようと思いました。

弓を引くのは「ひと」です。

では「ひと」から「離れ」は、どのようにして出るのでしょう。

まず、「ひと」とは、「どのようなもの」なのでしょう。

「ひと」には「からだ」と「こころ」があるようです。

「からだ」と「こころ」を分けて考えるとします。

「からだ」は、どのようなもので、どのようなものにより、何にどのように作用し、どのように動くのでしょう。

「こころ」は、どのようなもので、どのようなものにより、何にどのように作用し、どのように動くのでしょう。

「からだ」と「こころ」を一体として考えるとします。

お互い、どのように関連し、どのようなものにより、何にどのように作用し、どのように動くのでしょう。

的を狙い、弓を引き、離れが出る。はたして、「離れ」のシステム?は、どうなっているのでしょう。
みなさんのお考えは、いかがでしょうか。

20:長年ヒゲ ◆wb6KGcUAさん
では私も少しだけ

人の記憶は脳の大脳新皮質に収納されていますが最初からそこにあるわけではありません

初め記憶は脳の中心部にある海馬に収められ、何度も反芻され必要度が高いと判断されると大脳新皮質に移動し、忘れにくく強く残ります

机に例えるならば海馬=机の上、大脳新皮質=引出しですね

更に使用頻度の高い記憶は使いやすいように近道を探し始めます(迷路のような脳神経の中ロス無く早く引き出せる道を通るようになる)、それが進むと`反射`になります

梅干を見ると唾液が出るように重度の早気などは反射ですので中々上手くく行かない、離れについても大きく関係していると思われます、高速度カメラで写された映像などでは指を開いたり、馬手が的と逆方向に動き出す前に弦溝から弦は放れていきます、動き出すのはかなり後です

縁日での水風船つりを思い起こして下さい、紙紐の先に付いている針に引っ掛けた風船に引っ張られ、紙には絶えずテンションがかかり今にも千切れそうです、焦って引き上げると限界を越え切れますが行動を起こしたのは針や風船ではありません、引き上げた手です
紙紐を持つ手は押手、風船は馬手、紙紐は弦と弦溝でしょうか

私なりの離れについての考えです

21:ぬふぬふさん
>では「ひと」から「離れ」は、どのようにして出るのでしょう。
無意識の中の意識を使っているのかなと思っています。 無意識に離れているのだけど実際は意識下の中で行われており、でも実際は意識していないから無意識に離れたようになる。 

難しい事はよく分かりませんがね・・・

22:たぶんおやじさん
どなたかの表現で無意識下の条件反射とありましたよ。

23:まるまるさん
無意識の内に離れが出ると言うのは練習の賜だと思いますよ。
歩く事だって、けして自分が「次右足、次左足」と意識して出してるわけじゃなく、普段の慣れでほとんど意識しなくても歩ける訳ですよね。
離れもほとんど意識しなくても出るようにするには、たくさん練習を積んで得られるようになるんじゃないでしょうか

24:たぶんおやじさん
↑を自然体と言うのでは無いのでしょうか?
何もしないのは自然体ではないですし
修練の結果は言わずと知れたことでしょう。

25:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
>19
るんさん

携帯の為か漢字が出ませんので平仮名で失礼します。
面白そうな考えですね。人体機能やら『こころ』やらボンクラの私にはチンプンカンプンでしてサッパリ要領を掴めません。

とりあえず、自分でわかっている事は、『離れるように引いている』
という事でしょうか。
では何時、離れるのか?
会った時でしょうね。
では何が会うのか?
心身弓?
心技体?
ねらい?
三付け?
気持ち?
気息?
たまたまの瞬間?

はて?
何だろう?
この辺は未熟者であるが故、なんやら『ボーッ』としたものが会った時に離れが出ているようです。決して放しておらず離れています。この違いは明確ですが、言葉にはなりません。
強いて言えば『澄し』の最中に何かが会っているようです。
その瞬間が離れとなりお互いが遠くに離れていってるようです。

無理に結論を導きだしたとしたら、『離れるように射行するから離れる。放つように射行するから放たなければ離れない』
となりますが…

26:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>20:長年ヒゲさん
>人の記憶は脳の大脳新皮質に収納されて
そうなのですか、新皮質という言葉があるのならば、旧か古皮質というものもあるのでしょうね。私は、脳は(も、ですね)全くわからないのですが、「ひと」の脳は、一つのものというよりも、進化の途中?のまま、新脳、旧脳が一緒にあるのかなあとも思います。見る限りでは、新皮質の部分というのは、標本からすると、表面の薄い部分なのでしょうか、脳っていう感じがしないのですが(違うのかなあ?)。旧脳は本能(よい言葉がみつかりませんので、本能としておきます)、新脳は本能を制御しうるものと分けて考えたい気もしますが、この点はいかがでしょうか。
>初め記憶は脳の中心部にある海馬
海馬といえば、私は視床下部あたりにあるのだろう、というくらいしか知りません。私なりに考えますと、単純には、何らかの情報を、必要度が高いと判断して、海馬から大脳新皮質に移動させるのでしょうが、その判断は、何が、どうやって判断しているのでしょう。どうも、ここいら辺が関係があるのかも?知れませんね。
>紙紐を持つ手は押手、風船は馬手、紙紐は弦と弦溝でしょうか
なるほど。

>21:ぬふぬふさん
>無意識の中の意識
そう、そうですね。無意層とされる意識というのは、大変興味あるところです。もう少し詳しくお話をして頂けませんでしょうか。

>22:たぶんおやじさん
>無意識下の条件反射と
ぬふぬふさんの仰るところの、無意識の中の意識と似ている様な気がします。この点、いかがでしょうか。

>23:まるまるさん
>意識して出してるわけじゃなく、普段の慣れでほとんど意識しなくても歩ける
ここですね。息も意識して、しているわけじゃないけれも、意識してもできる。
どうして意識しないで歩いたり、息ができるんでしょうね。

>25:弓遊びさん
ただでさえ、半ボケの、ない頭で考えていますので、とりとめがないですね。
>決して放しておらず離れています。この違いは明確ですが、言葉にはなりません。
ここなんです。

皆さんのお話をお伺いしている内に、それぞれ、少しづつ、関係があるのかなあと思います。
意識や記憶といえば、意識、意識にない意識、記憶、記憶にない記憶、どのような仕掛け?なのでしょう。
さてさて、「ひと」「こころ」「からだ」「離れ」の関連性は?益々不思議になってしまいました。

27:たぶんおやじさん
瑠吽さまちょっと話が逸れるかもしれませんが
自分では何でも無い射が「良かったよ」とか無いですが?逆に上手く行ったと思ったのに「普通だった」とか・・・。
人の意識はそんなものなのではないかと・・・

私にとっての良い離れ作り出す条件は
嵌ると言う感じ(引き分け)
これに尽きます。20射に一射無いけど・・・

腰に肘+息合い+会を味わう

ですが感覚論だからなあ。

28:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
>26
るんさん

『ここなんです』
これを、どうしても「言葉」として表すとするならば…
『会者定離』『会即離』『無発の発』という言葉が似合いそうな気がします。
如何でしょうか?

29:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>27:たぶんおやじさん
>自分では何でも無い射が「良かったよ」とか無いですが?
そうですね、師が「それ」って言葉を発せられた時はありましたね。でも、何のことやら全く分かりませんでした。
ようやく分かったつもりになれたのは、大分後になってからです。(もっとも、今も錯覚しているだけかも知れません)ただ、何かはあるようですね。それは一体何なのでしょう。

>逆に上手く行ったと思ったのに「普通だった」とか
私は、弓が好きなだけの人です。ですから弓は楽しみとしてのもの。しいて云えば、瞬時に弦音が教えてくれますので、あまり、そういった感覚はありません。だって、元々ヘタなんですから。

>ですが感覚論だからなあ。
どうなんでしょうね。ひとの感覚は、結構重要なものかも知れないと思っています。感覚は、どのようにして発生するのだろう、なんて思います。

>28:弓遊びさん
>『会者定離』『会即離』『無発の発』という言葉が似合いそうな気がします。
しばらくながめさせて頂きました・・。あらためて、言葉、文字を感じております。

さらに考えてしまいました。

的を狙い弓を引くのはひと、では、ひとは、
どのようにして的をみているのか、みることが出来るのか、
どのようにして弓を引いているのか、引くことが出来るのか、

感覚はどうなのか、感覚はどこからやってくるのか、
感覚を感ずるこころはどこにあるのか、こころの原点はどこにあるのか、こころとはなんぞや、
こころは、ひとをどのようにして制御しているのか、ひとはどのようにしてこころに制御されているのか、
こころといえば、ひとの気とはどこにあるのか、気の原点はどこにあるのか、気とはなんぞや。

先達の言葉は、よく説明をしてくれていると思います。もう少し、自分なりに考えてみたいと思います。

30:たぶんおやじさん
瑠吽さま
どのようにして的をみているのか、みることが出来るのか、

私は会の無い人にこういいます。
「的を狙うのには0.5秒も要らないだろう」
「しかし、それは的を見ているだけのことだ」
「残りの数秒は如何に中から圧力のような押し引きで引き金を絞るかと言う事」:
と偉そうに言って諭してます。

人間の視覚は脳の後頭部の表面が見ている形に興奮して映像となります。一応如何して見ているのかの答えかもしれないと思いまして

どのようにして弓を引いているのか、引くことが出来るのか

大学に入ってから弓手に意識を持って引いてました。社会人になってもそうで的中は更に倍増でした。
ある時他県の方が転勤で本多流を習いました
その方が言われるには弓手は見えるから放っておけ、馬手が貧弱だと・・・

現在の自分の意識では弓手は10:馬手90
位の意識で引いてます。

でも、人からは中りが強くバランスが良い
と言われます。
感覚が大切なんですが、感覚は。なんて頼りないのかなあ

31:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>30:たぶんおやじさん
>人間の視覚は脳の後頭部の表面が見ている形に興奮して映像となります。

なるほど。脳みその仕掛けは、脳機能局在論(というのかな?)から見ると、そのようになるのでしょうね。

悪い癖で、視覚といえば、視・聴・触・味・嗅覚の五感を、さらに五という数から、なぜか五蘊が・・・。等と、とりとめもなく考えをめぐらせている内に、ひとはどこからきたのか、どこにいくのか、なんて考えてしまい、「離れ」どころではなくなってしまいました。

で、 自分なりに短い言葉にしてみました。

「射技と心に曇りがない時、気から離れはでる」(どこかでみたような?・・どう説明をしたらよいのやら)、ん?、ちょっと待って下さい。よく考えたら、弓道八節図の「離れ」に解説がありましたね。

弓引きさんの疑問である「離れは何故出るのか」は、

「胸廓を広く開き矢を発せしむ。上下左右に十分伸び合い気力丹田に八九分詰りたる時気合の発動により矢を発する。」
でありますから、八節図をもう一度ご覧になるとよいと思います。

気合の発動は、射手から、空間を通して感じ取れますように。

と、いいつつ、改めて八節を勉強をさせて頂きました。なんともお恥ずかしい次第です。

皆々様、どうもありがとうございました。

32:さん
mCju7da8G6p06

33:ぬふぬふさん
なぜか文字化けしたのでもう一度

瑠吽さんへ
>もう少し詳しくお話をして頂けませんでしょうか。
詳しくはないですが書き込んでみます.
たしか授業の無駄話で出た話です. 『人間ってのは無意識で考えるている事が多いし、無意識の方が効率良く考えている』て話になりました. 例えば商店街で通りすがった見知らぬ女性に挨拶されたとします. その時は条件反射で挨拶. その10秒後『だれだっけ?』って事ありませんか? 帰り道々思い出そうとしたけど思い出せない.さんざん考えて降参、でも気になる・・・・・ 気分転換に風呂でも入ろうと考え脱衣所に. 服を脱ぎ、ベルトに手をあてたとたん『アッ、大会でたまに見かける○○さんだ!
』って突然思い出す. そのときは思い出そうとしていないのに突然○○さんの名前が出てきた.
これが無意識に考えていた結果です. 思考回路で一生懸命考えていたのに突然止めたとたんで出てくる. これを意識的に使えたら便利だって話に進み、みんなで無意識を意識的に使ってみようって無謀な締めくくりで話が終わりました.

その話を聞いてから自分なりに無意識の使い方を考ていますが・・・なかなかなんで(笑)

34:たぶんおやじさん
ぬふぬふさんへ

人は緊張している時よりリラックスしている時の方が閃きや思考状態が良いのです。

シャンプーしていて「こうやって引けば良いのか。」と閃いて友達に電話した「そんな時まで弓のこと考えるなよ」
と言われました。
「別に考えてる訳ではなく思い付いたんだからそんな冷めた言い方するなよ」
とこんなやり取りもありました。

人の頭はそんな物なんでしょうか。
人の肉体はそんなに強くない
カール・ルイスの一言が頭を過ぎります。

35:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>33:ぬふぬふさん
>たしか授業の無駄話で出た話です.
>無意識

無駄話どころか、このようなお話にポイントがあるのかも知れませんね(ニコッ)。

無意識といえば、またまた、唯識や無明といった言葉が思い浮かび、際限がなくなってしまいました。

あっ、主題は、スレ主さんである弓引きさんの「離れは何故出るのか」であり、
>本当の離れ・自然な離れ・矢筋に切れる離れを物理や、様々な角度から分析、考察しませんか?
>皆様の離し方から意見まで何でも良いので教えて下さい
でしたね、ごめんなさい。私は、一旦失礼いたします。

「離れは何故出るのか」は、とても奥深いですね。


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