離れの練習・指導方法 (投稿4件)[1〜2]


1:ナギさん
現在高校2年で1年生を指導しています。
矢を番えての練習をしているのですが、離れが引っかかって出せないという子が何人かいます。
頑張って出そうとすると結局頬付けが浮き、暴発してしまいます。
自分には離れが引っかかって出なかったという経験がないのでうまく指導することができないでいます。
どのように離れの練習をさせたり指導をしていけばよいのでしょうか?

2:Y.K.さん
けっこう初心者のうちは「指を開かなきゃ矢を放てない」と思い込むものなので、
何も教えないうちは、離れのときに勝手指先で何らかの操作(開くとか弾くとか)をしようとすることが多いのです。

経験した人はわかると思いますが、会で張り合いを作った状態で勝手指先に意図的な操作を加えようとすると、ほぼ確実に勝手ひじにゆるみが生じます。これによって「離れがひっかかる」とか「一度会をちぢませて離す」とかいう現象が起こることが多いです。
なので、もしもこのせいで離れがひっかかるということでしたら、「指を開かなくても、指を閉じたままでも矢は放てる」ということを教えなければなりません。

まずは矢尺いっぱいに大きく引かせましょう。弓の中に体を割り込ませるくらいに引かないと詰め合いが悪くなるので、それだけでも十分ひっかかり離れになりうることがあります。
伸び合いのときは、角見を効かせながら矢筋方向かつ上下左右に大きく体を開きながら弓弦も左右に開いていくのですが、
「その伸び合いの流れのまま一直線に弦を払う」のです。もちろん指は開きません。指を閉じたまま払うのです。こうすれば意外とひっかからず、ツルッと離れるものです。


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