前にとぶ理由 (投稿6件)[1〜6]


1:ギルドさん
高校1年生です。最近矢が前にとぶのが気になってきたんですが、先輩などには狙いが後ろについてから調整してるから、その間に緩んで前にとぶなどの指摘があるのですが、離れの瞬間にぶれているという意見もあります。やはり押手が弱いことに原因があるのでしょうか?前にとぶ理由、また改善方法など教えてください

2:弓凜さん
基本的に弓は何もしなければ前に飛んでいくものです。それを技を駆使して後ろに飛ばすのです。大三や会の時に体が大前に向いていたり、狙いが前や落を向いていたり(落を向いていて前に飛ぶのは反動でです)離れが後ろに出たり、手の内が入っていなかったり、弓手の肘が入っていなかったり、弓手全体が前納まりだったり…と多々理由はあります。狙いは自分でも確かめられますのでやってみてはいかがでしょうか?あとは、先輩に↑のどれか一つでも良いので気になることがあると言って見てもらうのも良いのではないかと思います。↑に書いた物で気になるのはありますか??

3:あかささん
 以下のことが考えられます―
○技術面では
 ・手の内が効いていない →天紋筋がズレていないか確認
 ・離れで弓手が緩む(弓手を矢筋より前に振る) →会で弓手の押しを意識し、矢筋に離れる感覚を得る
 ・馬手の捻りが出来ていない →馬手の親指で弦を押す(馬手の肘から先を反時計回りの方向に捻る)
○道具面では
 ・弓が出来で入りすぎている(弦を張ったときに弓の裏側から見て弦が左に寄っている)ため、矢が前を向く →若干入来(出来の反対)にする、弓の癖かもしれないので点検する
 

4:Y.K.さん
狙いが後ろについてから調整しているからその間に緩んで前に飛ぶ、ということですので、本来はこれから直さなければ根本的な解決にはならないでしょう。

大三をとったときの矢の向きがすでに後ろ向きになっているのではないでしょうか。そのまま引けば会でも矢が後ろ向きになりますので、狙いが後ろについてしまいます。
まずは大三をとったときの矢の向きを確認し、その上で左右の張り合いを矢筋につくることからはじめるとよいと思います。

自分が今まで見た中では、勝手のみが力んで体から遠すぎる場合が多かったので(自分もそうでした)、その場合は大三で勝手肘を背中側にひねり上げ、勝手をおでこの拳一個分上の位置におけば、だいぶよくなりました。
つまり手先のみで大三の張り合いを作っているので、肘から先は力みをとって素直に流し、押し張りと肘のひねり上げも使って真っ直ぐ張り合えば、矢の向きは真っ直ぐおさまるということです。
あとはそのまま真っ直ぐ割り込みながら腰に向かって引きおろすだけ。
大三の押手の入れすぎも考えてくださいね。

ほかにも、押手肩が後ろに抜けている、勝手肩がつまっている、つまり肩線そのものが後ろ向きということも考慮に入れれば、会で狙いを真っ直ぐにすることに近づけると思います。
離れでぶれるということですので、押手肩抜けが起こっているかもしれませんね。

5:ぼーちゃんさん
@肘を後ろに下げる 
A徐々に会のときに手の内を押していき離す瞬間に最大限の押しの力を入れる
↑↑
Aは重要これだけできればどれだけ射形がダメな人も簡単に中てれます

6:ギルドさん
アドバイスありがとうございます。引き分けをなおしたり、天文線を合わせたりしてみたところ、大分前に飛ぶのは治ってきたように思います。あまりひきこめてなかったのも原因だったようです。半矢ペースを維持できるようがんばっていきます


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