新入会員の勧誘について (投稿12件)[1〜12]


1:トキオさん
私が所属する弓道クラブは、社会人を中心に数十人が公営の弓道場で練習しているグループです。

会員数は年々減少し、弓道場の利用者が0人の日もあるくらいです。学校を卒業して入会する人も少なくなりましたが、数少ない入会者も結婚や仕事の多忙さで辞めていく事が多くなりました。

なんとか会員数を増やしたいのですが、ご意見を頂けませんでしょうか。

2:強弓初段さん
私も一般の弓道協会に所属していますが、どこの協会でも新入会員の募集に悩まされています。
「新入会員が少ない、弓道人口が少ない」と言う人も多いのですが、私が思うにPR不足ではないかと思います。

弓道人口は高校や大学が多いと聞いたことがあります。その中でも卒業後も弓道を続けたいという現役の学生は多くいます。

しかし、いざ社会人になって弓道を続けようとしても、『HPがない』『連絡先がない』『見学したいけど練習日や練習時間がわからない』など、情報が不足し結局日々の忙しさから、足が遠のいているのが実情だと思います。(若者は必要な情報はまずインターネットで収集するので、HPが無いのは致命的なPR不足だと思います)
ある県では数多くの弓道協会や団体があるのにHPを持っている団体はそのうちの3分の1程度でした。(トキオさまのグループはきちんと情報を公開しているかもしれませんが)どこに行けば弓道ができるという情報もなしに新入会員が少ないと嘆いていてもおかしいことではないでしょうか。

3:強弓初段さん
追記です。

近隣の高校や大学の弓道部にグループのパンフレットなどを持っていってPRして来るのも効果があるかもしれません。

4:ゆんさん
こう申しては失礼ですが、人を繋ぎ止めるのに必要な魅力が組織に備わっているでしょうか?


案外に忙しいから辞めたは方便で、行く価値がないから辞める。続ける価値がその場所にはないから学生さんが入ってこないことになっていないでしょうか?


弓道という魅力と同時に組織としての魅力があるでしょうか?

5:トキオさん
強弓初段様、ゆんさん様、ご投稿ありがとうございます。

ご指摘のとおり、私のクラブではHPを持っておりません。理由は「管理に責任が持てない」という方が多数だからです(私もその1人です)。そのPR活動や魅力に欠けていることも認識しています。しかしながら、対策が思い当らず困窮している次第です。

強力なリーダーシップを発揮するほどの実力や責任感のある方は見当たらず(肩書きが上位の方はおられますが)、かと言って「船頭多ければ…」の如く、自分はこう考えると主張する方は結構多いのです。そう考えるとクラブとして一致団結して何かをするというのは難しいのですが、逆に束縛も少なくて部活出身者や若者には向いていると思うのですがいかがでしょうか。

6:kabukouさん
部活で弓をやっている者です。
普段は学校の道場で、帰省の際に地元の公営弓道場を使用の都度お金を支払って使用しています。
つまり公営弓道場のクラブには所属しておりません。
卒業後も弓を続けるつもりではあるのですが、その時もし私が弓道クラブに所属するとすれば、「師範」が居る事が絶対の条件だと思っています。
現在は幸いにもその様な師範の元で指導を受ける事が出来ており、だからこそ部に所属しています。
一から弓を習いたい人ならばともかく、ある程度心得のある人が望むのは指導者の存在だと思います(教士・・最低でも錬士程度の・・)。
その道場のコミュニティに加入できる・他の弓道場との試合に参加ができるといった程度では部活出身者の募集はちょっと厳しいかも知れません。

7:トキオさん
kabukouさん、現役学生さんからのご意見ありがとうございます。

クラブに所属するには「師範の存在」が必要とのご意見ですが、私のクラブには指導的立場の称号者は数人おります。しかしこれまでの例ですと、部活出身者はむしろ指導・交流を嫌って先生方を避けているように感じます。

そして、一人で又は自分の旧知の数人だけで練習し、その後道場に来ても練習よりおしゃべり・お茶・たばこの時間が長くなり、やがて来なくなるというパターンが多いです。

私は大学弓道部引退後、大学の近くの公営の道場(今通っている道場とは違います)に通いましたが、そこで公営の道場にもかかわらず、連盟の方々に「ああしろこうしろ」とやかましく言われて不愉快な思いをした経験があります。

ですので私は、部活出身者に対して連盟弓道を押し付けるのでもなく、学生弓道に無理解でもなく、話すときも弓道以外の話題を中心にしています。その私から見ても、私のクラブや先生方は、若者に理解のある接しやすい雰囲気だと思うのですが、新しい人が根付きません。

部活で弓道を止めてしまう人、社会人になって止めていく人たちの心境、私たちの問題点等について、さらなるご意見をいただけませんでしょうか。

8:kabukouさん
>>部活出身者はむしろ指導・交流を嫌って〜
そうですか・・・私の身の回りでは、卒部と共に弓を置く事を宣言している部員が、その様な感じです。
レスを見る限り、トキオさんの所属されている弓道クラブはとても魅力的だと思います。やはり宣伝の問題なのでしょうか・・

ところで、連盟からの口出しが〜という話は時折耳にしますが、具体的にはどの様な内容なのでしょうか?
差し支え無ければ、教えて頂けないでしょうか。

9:トキオさん
kabukouさん、再度のご投稿ありがとうございます。“魅力的”とのお言葉は何よりの励みになりますが、やはりあなた様の周りにも止めそうな方々がいらっしゃるのですね。限られた人生ですので、他の様々なことに挑戦されるのも大変結構ではありますが、寂しさは感じます。

お尋ねの口出しの件ですが、私の経験では、
○竹弓竹矢を使え
○審査を受けろ
○服装をきちんとしろ
○体配をきちんとしろ
○そんな引き方はダメだ
○弓道誌を買え
といった感じで、要は「自分たちの真似をしろ」「それ以外のやり方は邪道だ」といった了見のようです。

そういったやり方も一種の弓道とは思いますが、絶対的な基準ではないと私は考えます。さらに、当時の私は部活で監督の指導の下に弓を学び、部や自己の目標に向かって日々練習して来たものを、そのように簡単に否定され、違うものを強制されることに反感を感じました。弓書に「射即人生」という言葉がありますが、よくも簡単に人の射=人生を否定できるものだと思ったのです。

また、色々ご立派な理屈を話される割には低段者や若者を見下しているのか、
○挨拶をしない(自分からは)
○掃除をしない
○的貼りをしない
など、小学校レベルの公共マナーすら守れない人達が多いのにも憤慨しました。私がその事を指摘すると、村八分にあった次第です。但し、道場の管理施設職員からは「さすが○○大の学生だね」と感謝され(当り前と思っていることをしただけですが)、世間一般の常識からすると私はそんなにおかしくないと自負しています。

もちろん今私が通っている道場のように、そうではない所も多数あると思います。私の指導者のように「僕なんか何様という程の者でもない」と矢道の草むしりをされる教士の先生も居られます。そんな先生に、私は「ああしろ」「こうしろ」と言われなくても、付いて行きたいと思っています。

10:通りすがりの弓人さん
はじめまして。
私は昨年の9月から弓道を再開しました。大学時代も引いていましたが、約9年振りの復活です。
そのキッカケとなったのが試合です。高校時代の友人からどうしても試合に出るのに人が足りないので出てくれないか?とのことでした。

やはり試合に出るからには一本でも多く当てたいと思い、練習をしました。

そうすると次の試合ではもっとがんばりたい!というより弓を引くことが面白いので持続して練習や試合に参加しています。

弓道を一生懸命やった人はたぶんまた機会があれば引いてみたいと思う人は多くいると思います。
ですので一度まずはお知り合いの方を試合に誘ってみてはどうでしょうか?

最近はそのやり方で自分の後にも一人GETしました。高校時代の後輩です。先輩特権も活用して下さい(笑)

長々と失礼致しました。

11:kabukouさん
こちらから質問をしておきながら、返事が遅くなりました事をお詫び申し上げます。

連盟からの指示については
・財団法人である事
・弓師や弓具店との関係
・設立数十年とはいえ、伝統武芸の継承を自認
という立場上、発行誌・着物や弓の購入を推奨する事について、私は一定の範囲で理解はしています。
どの程度強く言ってくるのか、にも寄りますが・・・
しかし低段者の私が道場でその様に勧められたら、「そんな大袈裟な」と感じるでしょうね。

高段者の方の態度は、学生において高次学年の様子を極端にした感じでしょうか。
称号を持つようになると連盟の元でタダ働きをしなければならない、と聞いた事がありますが
不遜な態度をお取りになる方も、不満を内包しておられるんでしょうか・・

12:トキオさん
kabukouさん、大人ですね。学生のうちから視野が広いことに感服します。

私は現在竹矢・竹弓を使用していて、その美しさを気に入っています。ただし、縁のある方から無償で頂いたものであり、自費で購入する気は起きません。グラス弓・ジュラ矢に比べ、はるかに高価で低性能・扱いにくい物をわざわざ買おうとは思わないからです。そしてそういうものを「これもいいよ、どう?」と勧めるのでなく「これじゃなきゃダメ」といった感じで言われるのが嫌なのです。

高段者の態度が上級生のようかというと、違う気がします。上級生は大将として威張りますが、大将として面倒も見てくれます。高段者がどうこうというよりも、大学の体育会系の良さだと思います。

称号者がタダ働きをさせられるというニュアンスはあります。高段者=高収入ではないはずですが、連盟会費が高かったり役をさせられたりしているようです。それが嫌で弓を引かれなくなった方、文句を言われながらも役を全て降りた方もおられます。

みんなが好きなことばかりをしてはいられないとは思いますが、悲しい話です。


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