弓道教室の後、弓を続けるには? (投稿11件)[1〜11]


1:はるかさん
私の住んでいる地域では、年に数回弓道教室が開催されています。教室終了後、弓道を続けたい人たちの受け入れ先がなく、問題になっています。皆さんの地域ではどうされているのでしょうか?
最初は、公営の道場を紹介して、いつでも自由に引けるよ、と案内していましたが、たった6回の弓道教室では一人で引けるまでにはなっておらず、続ける人がほとんどいませんでした。
その後、各支部で受け入れようという話が出ているのですが、どの支部も難色を示しており、結局受け入れ先が見つかっていません。

2:ああるさん
僕の通っている道場では週3回ほど、師範の指導を受ける時間があって、有段者、高段者の方も多くはその時間に練習しているので、初心者教室を終えられた方はこっちに流れてきます。7月の教室から、現在でも頻度の差はありますが6〜7人ぐらいが練習に見えられてます。初心者教室を経ずに、直接指導日に参加される方も多いです。

師範は市営道場のほうからの依頼でいらしている方で、指導日も道場(というよりも、武道館を含む市営体育館)が決めていますので、弓道会が受け皿として機能しているわけではないですね。

特定の師範のいない近くの道場では、居合わせた方が適宜指導に当たっているようですが、あまり行かないので詳しいことは分かりません。

参考にならないかもしれませんが、一例として。

3:鷹さん
教室終了後のアフターケアまで考えずに弓道教室を開いているのですか?失礼ながら見識を疑います。本来、教室を開いたその道場が受け入れ先になるものだと思うのですが如何でしょう。「公営の道場を紹介する」という一文から見て、私営の道場で教室を開き、そのあと適当に振り分ける、ということが半ば慣習のように行われてきたようにも受け取れるのですが詳しい事情が見えてきません。引き続き投稿されて、もっと詳しい事情をお話いただければ幸いです。いろんな方より情報がお寄せいただけることでしょう。

参考までに私の経験を少し

私は学生時代より弓道教室の手伝いをしましたが、年一回で20数回に分け、6月末より夏休みを挟んで9月末までのカリキュラムでした。都会から見れば何とも悠長なカリキュラムではあったなぁと思いますが、地方都市だからこそ出来るカリキュラムであったかもしれません。

最後は全員で坐射が出来るレベルまでに成ることを目標にしていました。その頃になりますと、道具だとか、また段級位とか、そうしたものに関心を寄せる人が出て来ます。

10月末までのカリキュラムにしてるあるのは理由があり、その道場で11月末に地方審査が行われるのです。熱意のある人はその審査での初段取得を目指してさらに頑張ります。教室だけでいいと思う人は自然と来なくなります。他支部から見れば「うまいシステム」と揶揄されることもありましたが、ある程度のことが出来るようになったら、また次の目標を見つけるように仕向けないと自発的に学んでもらえません。そこで初段合格(社会人なので余程でない限り1級とかにはならない)すれば、自分でやってゆける人になれます。

こんな感じでした。もう十数年前のことですが、多分今でもこんな感じでしょう。

4:はるかさん
情報が少なかったですね、済みません。
弓道教室を行っているのは、市です。で、連盟が委託を受けてその期間だけ、指導員は派遣しています。
地域のスポーツ振興の一環で行われている教室です。
私は、その派遣された指導員が所属している支部で受け入れたらいいんじゃないかな〜、と思っているのですが・・・

5:元学生さん
指導をすることは、その人の射に責任を持つことで大変重い責務があります。
安易に引き受けられるものではないと感じる方も多いです。そのことを念頭におけば、簡単に支部が受け入れてくれたらというのは、甘い考えだと受け取られます。

支部といっても多くは、個人が趣味で集まった集団で試合運営と審査対応で大抵低一杯で組織として初心者を受け入れる体制まで整えているところの方が珍しいです。

手間がかかるかもしれませんが、指導してくれる師匠を探すのも一つのやり方です。
支部という曖昧な組織でなく、一個人に対して個人的に指導をお願いするのです。そうやって指導いただける先生を見つけることです。これは、学生が部活で師範を探すのと同じことです。自らの力で指導いただきたい先生を探すのも時には必要です。

6:弓引き社会人 ◆eIaECUmIさん
地域によって様々ですね。自分の住んでいる市は、公営の道場で支部が教室の運営を請負い、教室終了後はアフター指導まで行っています。皆さんのお話を伺っていると、かなり恵まれた環境にあると感じています。

支部の負担は増えたようですが、弓道をやりたいと思う人たちをしっかりと受け止める組織的対応をしています。自分が教室に入った頃は、坐射まで出来るようにカリキュラムが組まれていましたが、現在は立射での行射までを指導しているようです。

教室の受け入れは年に一回ですが、教室終了後、連盟に加入してもらった方に、約半年間、週一回の新入会員向けアフター指導を行っており、他に週に2日程、指導者が道場にきていただける日をもうけています。
アフター指導の終了後に、初段取得を目指して指導をしていますよ。

7:ぬふぬふさん
また随分無責任な弓道教室ですね。
一般的と言っては間違いなのでしょうが指導した主催者が生徒の受入先まで考えて始めるのが『弓道教室』だと思うんですけどね・・・
多分ですが市主催の教室って事は“施設の有効な利用者を育てる(道場の空いてる時間を少なくする目的)”って開催すると思うんですよ。これでは無意味な教室です。

元学生さんも書いてありますが初心者を受け入れる事は連盟の負担がかかります。 でもやる気がある人初心者は連盟にとってプラスになります。
修了式の時に市と連盟の代表者の方と相談してみてはいかがですか?

8:鷹さん
なるほどそういうことでしたか。各道場の認識と、主催する市の側との認識との違いということでしょうか。根本から問い直さないといけない問題のようですね。

突然市から「弓道教室終わったんで、受け入れて下さいよ」といわれても、たかだか6回(!)の教室を終えただけの生徒さんを押し付けられたのでは、受け入れ先は結果として「改めて弓道教室」を行うようなものでしょう。

たった6回では、弓を張ることすら儘ならないのではないでしょうか。それで市が「自由にひけるよ」というのは、安全面軽視ということをも想起されますが如何でしょう。

突然まとまった人数の生徒さんが出来れば、指導者層には負担が増える、一般会員さんは稽古の時間を一部我慢せねばならない、いろんな事情が生まれてきますね(生徒さんに対してはクチが避けてもこうは言わないですよ。しかしながら、経験者が稽古の時間を生徒さんのために負担しなければいけないのは悲しきかな現実問題)。

市としては、ぬふぬふさんの言うように「道場を使ってもらいたいから、弓引きを増やす」といった目的でやっているのでしょうけれど、では、この教室開催にあたって市の担当者と派遣される指導員との間でどの程度の話し合いが行われているのかそれが気になります。

現状の改善を望む方が多いのであれば、他地域での事例など、また初心者教室のカリキュラムの見直しも含めて、話し合ってみては如何でしょうか。

しかし役所というのは安易なものです。
私の知る関東近郊のある都市では、今月に終了式を予定する日程で、弓道教室を開講しました。結構人が集まったと聞きます。しかしながら、教室終了後、その生徒さんたちの行き場がありません。その道場が来月から改装工事に入り、向こう半年使えないのです。
この改装工事については、昨年よりその日程が確定されていました。ですからその道場で普段稽古される方々は、そうした工事の予定がありながら弓道教室の開講を迫る役所担当者の見識を疑い、本年度に限り休講などの善後策を採るように担当者に陳情したそうですが結局押し切られたとのこと。

一般会員ですら来月以降の稽古場確保が難しい中、教室修了者の行き場を探して一生懸命にやっているそうです。こうした努力があって、その地域地域の文化振興があるのだと思います。

長文失礼しました。
はるかさんの地域のおかれている現状が少しでもよくなることをお祈りいたします。

9:天龍さん
はるかさんがお住まいの市は、支部が複数あるとのことですから、かなり大きな市ですね。大きいがゆえの問題のようです。
教室修了者は、自分の住まいか勤務先がある支部に所属したいでしょうから、その支部は自ずと決まってきます。
各支部とも難色を示すのは、中途半端な時期に入ってこられるのが困るのだと思います。普通、組織存続のためには会員確保は不可欠な課題のはずですから、何が何でも新入会員はお断り、であるはずがないと思います。
支部ごとに新人の指導スケジュールとか、初心者教室など実施しているのではないでしょうか。多少期間が空いてもそれに改めて参加してもらうのが一番だと思います。
もしも、そういうことも一切を嫌がるような支部があるとしたら、そちらの方が不思議です。弓道愛好者の裾野を広げるという連盟支部としての当然の責務を放棄して、自分達だけ弓を引いていられれば良いなどと考えている指導者は、ちょっと想像できませんが。

10:元学生さん
新入会員を選り好みしているのだと思います。的当てだけでなく、道としての弓道に取り組むことをいとわず、連盟の行事にも協力して、なおかつ一人で安全に引くことができ、道場の規律を守ってくれる人なら大歓迎でしょう。
組織存続は総論賛成でも、規律(道場固有のルール)を乱したり、自分たちの練習が減らされたりする事を考えると各論反対になる狭小な人もいます。

それでも、個人的に指導を頼んだら断る人は少ないので(そう信じたい)、巻き藁でも幾度と無く通って顔なじみになれば、周囲の人たちに指導もいただける関係を築けると思いますが、難しいでしょうか。

他のスレで出てくるはた迷惑なほどの指導好きなおじさんがいれば解決するのかもしれませんが、そんなおじさんは初心者の前には現れず、試合前の選手の前だけに現れますよね。悲しい現実です。

11:はるかさん
皆様貴重な意見を有難うございます。
やはり新人さんの受け入れについてはどこも試行錯誤と言うところみたいですね。
数年前までは私の所属する支部で受け入れていましたが、指導者の数が増えない中新人ばかりが増えて大変でした・・・
経験者は、どこの支部も喜んで受け入れるんですけどね(笑)
で、結局善意だけでは受け入れられないことになり、かと言って他の支部でも受け入れは拒否しており、せっかく教室を経ても続ける人がいなくなってしまったという現状です。もう少し高段者の方々が、自分が引くことだけ楽しむのではなく、責任を持って指導する意識を持ってくれたらいいなぁと思ってしまいます。


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