斜面・正面 (投稿20件)[1〜20]


1:アドマイヤムーンさん
斜面と正面の引きは、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

先輩に聞いた話では「正面では重い弓を引けて、斜面は的中が向上するよ」とのことでした。実際のところどのような感じなのでしょうか?
教えていただけたら幸いです。

僕は先日のセンター試験で8割ちょいとって、工学系なら東大京大を除いてだいたい国公立ならどこでもいけそうです。
特に大学へのこだわりはないのですが、正面の弓道部なのか斜面の弓道部なのかで決めたいと思っています。
もしよければ、お勧めの国公立大学を教えていただけたらうれしいです。

よろしくお願いします。

2:たぶんおやじさん
>「正面では重い弓を引けて、斜面は的中が向上するよ」

まず、弓は強弱で表す。

斜面は的中が向上する訳無いだろ。
もし、そうならば斜面が無くなりそうになったりしないし、全国の高校・大学が斜面に成らないかね。

ついでに小笠原流といえども歩射は斜面です。

3:りょうさん
あまりのアンバランスな質問にめまいを覚えてしまいました。

まずはスレ主さんが、何を主たる目的として大学に行きたいのか、身近な先輩や先生に相談されることをお勧めします。

4:Kkさん
弓道だけで大学決めてしまうと、後で痛い目にあいますよ…(特に就活)
まぁ受験生の頃って、大学の違いがいまいち分かりにくいんで、部活とかで決めてしまおうって気持ちは分からないでもないですが。

ある程度の高学歴かつ強い大学をあげるとすれば、斜面なら神戸大学、正面なら東北大学や北海道大学あたりでしょうか。(もし間違ってたらごめんなさい)
斜面と正面のメリット・デメリットは教本を読んで自分で研究してみよう!

5:もつなべさん
「正面では重い弓を引けて、斜面は的中が向上するよ」
これに関しては「絶対的にそうだ」とは言えません。例えば的中ならば、斜面は初めに手元で手の内を決めるので「初心者のうち」は弓手を決めやすく、結果中り易い程度でしょう。ちょっと練習して正面での手の内の定め方を掴めばそんな変わりは無いです。現に、大学弓道の個人戦の最高峰、東西対抗戦では斜面は殆ど見かけません(6年見ており、出場もしています)斜面が的中に特化してるのならそうなっていないはずです。つまり、「言うほど変わりは無い」ってことです。

国立で強いとこは、北海道・東北・信州・三重くらいかと思います。ちなみに何れの大学も正面です。

6:yukirosehuさん
とりあえず、弓道を中心に大学を選ぶとはお勧めしません。
センター八割取れる頭があるのなら、学部または修士卒業後の進路でも大まかに考えて、学部学科選ぶなり、研究テーマを考えながら、それが実現可能な大学選ぶことですね。
あくまで、大学は勉強しに行くんですよ。
高校までの甘い考えは通用しませんよ。
ここの弓道家の多くはそういう考えはえてして嫌う人が多いですよ。


と、説教じみたことはここまでにして。
国公立ですか。
九州で強いのは九州、鹿児島(今年度王座出場校)。
中四国は広島、愛媛(今年度王座出場)。
関西は神戸、大阪府立
東海は三重(数年連続王座出場)、静岡、名古屋工業
北陸は信州
関東は筑波
都学は私立がほぼ独占している。東大以外歯が立たない
東北は東北、岩手
北海道は北大

7:まいさん
国公立ということなら北から、北海道、岩手、山形、東北、信州、東京、一橋、横浜国立、三重、静岡、愛媛あたりならそこそこまともに弓はひけると思いますよ。
あくまで私見ですが。
特に岩手、山形、東北、三重あたりは勢いもあってオススメかと。信州も伝統あるね。
ただ将来を考えるならなるべく都市部の有名大学に行くのがよいと思いますが…

8:はははさん
>たぶんおやじさん
斜面が減ったのは全日弓連が正面を採用したからですよ。教本が正面重視ですから、それを広めようとしている訳です。本来様々あったやり方を統一、体系化しようとした結果な訳です。
昔は小離れが一般的だったのに、最近は大離れが良いと言われるのも同じ原因によることですよね。

私個人の意見を言えば(私は今までずっと正面ですが)斜面の方が中りは良いように思います。
特に、肩周りの関節の不整合が起きにくいのが良いんだと思います。まぁこつが掴めないと打起こしすらやりづらいですけど、、、
手の内に関しては確かに慣れれば関係ないでしょうね。

あと日置流については詳しいことは知りませんけど、射は日置、礼は小笠原って昔から言いますし、昔の人の言うことってだいたい間違ってはいない気がしますよ。

9:たぶんおやじさん
>斜面が減ったのは全日弓連が正面を採用したからですよ。

その前から斜面は体に悪いとか武徳会流と言われる斜面正面折衷のような射が推奨されたり理由は色々あるようです。
浦上栄範士が居なければ弓道教本に斜面の項目は残らなかったと言う話は満更でもないのではと思います。

射は日置・礼は小笠原

射礼と呼ばれる物が今でも教本に記載されています。
射礼は小笠原流の礼法の名前で逆に日置流では体配といいます。

10:はははさん
>たぶんおやじさん
知識豊富ですね!

私としては極めればどの射法でも高みに到達できると思います。
だからというか、、、たぶんおやじさんの最初の発言はいかがな物かと、、、
今斜面でやってる方に失礼では?
またアドマイヤムーンさんの弓で大学を選ぶというのはたしかに甘い意見かもしれませんし、弓力についての表現も誤りかもしれませんが、あのように厳しい表現で返すのは良くないと思いますよ。
おそらく弓取りになってまだ3年も経っていないのでしょうし、高校生や大学生が弓を重い軽いと表現するのはよく有ることで、もう少し優しい目で見てあげてはいかがでしょうか?

>アドマイヤムーンさん
弓道で飯は食えませんし、人生を決めることも、残念ながら今の時代できませんけど、大学は人生の半分は決まり得ます。
ちゃんとやりたいことを見つけて大学に行くか、決められないなら京都の数大学共同のどの大学の講義もとれるシステムや、九州大学の21世紀プログラムや、東京大学のように、今決めてしまわなくて済む方法を選ぶかした方が良いと思いますよ。

11:たぶんおやじさん
>私としては極めればどの射法でも高みに到達できると思います。

同感です。

>今斜面でやってる方に失礼では?

客観的に見てそう思ってんですが・・・

斜面には斜面のメリット・デメリットがあり
正面も同様である。
今の所優劣は感じません。

12:弓引き社会人さん
斜面引きが減ったのは、一般道場で斜面を指導できる指導者がいないことが原因ですね。
大学では、早稲田、法政などが斜面ですから全くいないというわけではないのですから、出身者には、地元道場でバンバン中てるところを見せる事が大事ではないでしょうか?
自分も斜面で引きたいのですが、指導者が見あたりません。残念です。

13:たぶんおやじさん
>一般道場で斜面を指導できる指導者がいないことが原因

そんな問題ではないでしょう?
明治までは斜面しかなかったんですよ。

14:紅一入さん
弓引き社会人さん

 同感です。まずそこからですね。

 斜面の指導者が増えて、一般の弓道教室でも正面・斜面選べるようになるといいな、と思います。

15:聖鳥さん
>アドマイヤムーンさま

…出願が終わってしまった今頃遅いのですが(^-^;)
斜面を学びたいのであれば、旧帝大ですと京大が日置流印西派、名大が尾州竹林流で引いています。

旧帝大に限らず、昔からある伝統大学に行けば、大抵良き師範が指導して下さるはずですので、弓の方もそれなりの弓を引けるかと思います。(ただし、やはり全日や王座で戦いたい、となると限られてきますが…)
やはり、大学は部活以外にも、学部学科や研究内容、かかるお金、周囲の環境(遊べるかどうか、も大事ですよ!)など、色んな視点から判断した方が良いです。仮に部活だけで選んで、いざ入ってみたら活動が自分に合わない、となったら…ってことです(^-^;)

ともあれ、志望大学に合格できるようお祈りいたします。

>はははさま

>今斜面でやってる方に失礼では?
特に「斜面は劣る」と言われた気はしませんが…(私も現在斜面で引いています)
たぶんおやじさまは、「斜面にする=的中が向上する」と言う訳ではない、ということを仰りたかったのでは、と思いますよ。
正面と斜面、それぞれにメリットとデメリットがありますからね。人によっては、斜面よりも正面の方が中る、という人だっています。要するに、体の使い方、だと思うのです。

16:だめ学生(もう院生) ◆zPJ1SiMQさん
正面と斜面の得失については、既に大正頃に本多利実が、「的ヲ射ル時ニハ別ニ損徳〈ママ〉ハアリマセヌ。」(『弓學講義』)と述べてます。
まあこれには印西派等のアンチ本多の方は反論されるでしょうが、私としても、的前が普通となった(”ぬるい”条件となった)現代の弓道で両者に決定的な得失があるとは思いません。
ただ人によって合う合わないはあるでしょう。小笠原流では斜面で打起せば「押手を助くるの功多し」として老人などに勧めてますし、近畿大学はかつて女子だけ斜面だったそうですが、これも力が弱い人に向いているからそうしたとか。

>はははさん
>斜面が減ったのは全日弓連が正面を採用したからですよ。
教本に斜面がある以上採用都は言えないでしょうし、戦前から(正面が流行しており)斜面は既に減少する傾向にあったのでは。大学高専はじめ斜面もかなり残ってはいましたが。

>たぶんおやじさん
>明治までは斜面しかなかったんですよ。
いえ、(本多利実を信じれば)江戸時代後期から既に、旗本と各藩江戸詰藩士はほとんど正面でした。

斜面減少は、弓道界(人)の脱流派化と、選択肢として「流派無し斜面」が(ほぼ)ありえない(許されない?一部地域の初心者指導では、正面か斜面か選ばせると小耳に挟みましたが本当かな??)以上、当然の帰結でしょう。流派マニアの私としては残念なことですが。
江戸時代以来の弓道文化が断えてしまった地域はしょうがないとしても、岡山、愛知、熊本、鹿児島などにはもっと頑張って欲しいところです。

さて大学について。もう出願してしまったでしょうが、一応。
斜面では東工大が上がってませんね。印西派浦上系。都3部ですが毎年リーグは結構中ってます。指導者にも恵まれてます。
京大は印西派でも摂津系。深い世界を味わえるでしょう。
ま、流派も気になるでしょうが、様々な要素を見て決めるべきですよ。

17:尾州竹林の者ですさん
>一般道場で斜面を指導できる指導者がいないことが原因
これは確かに当たっています。事実範士の先生で斜面の先生は3人ぐらいしかいないはずですから。これを考えると的を得ています。

そもそも斜面を本気でやりたいのであれば巻藁を三年やって来いと言われました。(竹林の先生からですが)それほど難しいのです。
そして現代の人には斜面をやるには筋力が足りないと思います。普通に考えれば昔の人と基礎体力が違うので同じ事ができるわけが無いのです。(昔は薪割りや水汲みなんて当たり前であったわけですから)
そして先生方が決まって言うのは「斜面の方が難しい」です。
だから正直自分は正面をオススメします。
まして高校が正面であったのであれば、斜面との違いにかなり戸惑いますよ。

ここで聞くよりは、道場にいる先生達に色々な話を聞くといいのでは??

追記
名古屋大学も正面に変わる可能性がありますよ。名古屋大学の師範の先生が時々愚痴ってますからww

18:YYさんさん
僕が読んだ弓道本によると、全弓連が正面打起しに統一しようとしたところ、日置流の人々は伝統を守り斜面を続けているようです。斜面のメリットは弓構えの時に決めた手の内が崩れることがないということ。正面だと初心者は大三で崩れてしまうので。しかし、的中に関しては斜面が有利とは限らないようです。

19:黒紫さん
今こそ違いますが、昔は「歩射は斜面・騎射は正面」というのが言わば常識だったそうです。
だからこそ本多流は衝撃的だったのですが、そこは置いといて……


ただ何故そうだったのかというと、手と的を視界に入れての行射が可能だったからという事もあるからだそうです。(騎射は正直から的が近づいて来る為、弓手の進行と視界の変更が揃うそうです。)

20:摂津弓さん
だめ学生さん、申し訳ないが訂正します。

近大女子が斜面であったのは、弱い弓だから斜面に構える事ができたので、強い弓を引く男子には斜面に弓構えて打ち起こす事が耐えられませんでした。それで正面にしたのです。


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