弓道誌1月号からの雑感(下弦について) (投稿9件)[1〜9]
- 1:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん (08-01-01 11:10, ID:MDjjayo [12643])
- 弓道誌1月号の巻頭に、範士の先生方の射影が掲載されています。
この写真を見ていて思ったのですが、例えば鈴木先生や今村先生の馬手は手の甲と前腕がほぼ一直線になっていて、手首に殆ど負荷がかからないような引き方をされています。私はこの形で引いてくると、どうしても上弦を取る感じになってしまいます。換言すれば、下弦を取るためには、林先生のように手首のスナップを効かせた引き方になります。手の甲と前腕がほぼ一直線になった引き方で、下弦を取ることは可能なのでしょうか?
- 2:紫弓さん (08-01-02 22:41, ID:TYH0pOo [12657])
- この問題は懸けも見ないと分からない部分もあるかと思います。
>>手の甲と前腕がほぼ一直線になった引き方で、下弦を取ることは可能なのでしょうか?
出来なくはないと思いますが、癖を伴う事もあるでしょう。これは上の通りです。
例えば、道具面を弦枕で言えば、筋交いになっていれば上弦を取りやすくになります。逆に一文字になるほど下弦を取りやすくなります。更に帽子の向きや控えの働かせ方でも変わるでしょう。
射術面はどちらかと言うと、道具に合わせる必要があるでしょう。そうすると、弦枕が一文字で手の内がつまむタイプで、手首の湾曲がないと、その感触が強く感じる様に思います。
こんな感じですが、考えるには良い機会だとおもいます。もう、そろそろ懸けのスレッド立ててみますね。
- 3:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん (08-01-02 23:32, ID:MDjjayo [12659])
- 有難うございます。正月休みの間、弓道誌や諸々の弓道関係の本を読み漁ったり、YouTubeで高段の先生方のVTRを拝見しておりましたが、なぜこうなるのかが分かりませんでした。スレッドを立てられた際はまた世迷い言を書かせて頂くかも知れませんが、その節はよろしくお願い致します。
- 4:たぶんおやじさん (08-01-23 21:54, ID:9YZrxr2 [12764])
- 1ヶ月弓を引いたり高弟と話をしていたのですが、やはり幾通りの引き方があって、その中の共通部分が合っていれば良いのではないかと思われます。
>1月号の巻頭に、範士の先生方の射影
お二方とも静岡ですよね?
高弟も静岡で似た様な馬手でしたが最近は招く馬手を勧めておられます。どうも暫くはそれが流行りだろうとのことです。
私の私見はゆるみ離れさんの骨格で出来る射形に如何に格と品を付けるかというが重要だと思います。
- 5:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん (08-01-23 23:34, ID:MDjjayo [12765])
- ご返信有難うございます。
「捻る理由」を拝読して以来、色々な引き方を試し、またかけも様々な種類のものを使用して、浅学なりに考えてまいりました。しかし、その中のどれが自分に最も合っているか、となりますと、正直まだまだ暗中模索の状態です。また色々とご指導下さい。
それで、現在暫定的に「控えの柔らかいかけは手首に溜めを作る引き方に合う」「控えの固いかけは肘に張りを作る引き方に合う」と考えております。詳細は、また後日ご説明申し上げます。
- 6:たぶんおやじさん (08-01-24 22:13, ID:9YZrxr2 [12772])
- >暗中模索の状態です。
12年前に大三で15cm引くのを始めて
それにより下弦を取るようになりました。
それについては前に述べたとおりですが
15cm引く前に弓の下矛を張りで持ち上げる
ことが重要です。それを維持して会・離れまで保てていれば形に関係なく下弦は取れています
それには手先に力みを残さない事が最重要かと思います。
- 7:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん (08-01-25 05:48, ID:MDjjayo [12777])
- >弓の下矛を張りで持ち上げる
この引き方をするために、仰るとおり手先に力みを残さないようにしております。そのために、手首の関節から先が、弦に引かれる位に柔軟でなくてはなりません。手首にそれだけの自由度を与えようとすれば、その動きを妨げるものはあってはなりません。「控えの柔らかいかけは手首に溜めを作る引き方に合う」とは、ここの所を申しております。
逆に、例えば教本4巻の村上久先生のような引き方をするためには、肘から拇指に到る線に強い緊張が必要です。その緊張を支えるために、かけの構造上控えの固さが求められます。「控えの固いかけは肘に張りを作る引き方に合う」とは、ここの所を申しております。
なお、蛇足ですが、この引き方をすると、上弦を取るような感じになります。そのままでは矢は上を向いて飛びますので、弓手側でバランスを取る必要が生じます。日置流で上押しを重視される理由はこの辺にあるのでは、と勝手に解釈しております。
- 8:たぶんおやじさん (08-01-25 17:37, ID:9YZrxr2 [12785])
- >控えの柔らかいかけは手首に溜めを作る引き方に合う
控え無しも控えのやさしいのも使った事が無いので何ともいえませんが、慣れたもの勝ちではないでしょうか?
上押しと言いますが弓の下矛持ち上げると自動的に目付け節の辺りが押せませんか?
弓道は非常に良く出来ていて反り返るくらいに縦を効かせると弓手が効いたりして知恵が付いてきたようにに思えても発見の連続です
- 9:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん (08-01-25 23:23, ID:MDjjayo [12788])
- >慣れたもの勝ち
仰るとおりです。私が申していることはあくまで「この写真の引き方をするにはどうすればいいのか?」という疑問が発端であり、同じかけを使っても人によって引き方が異なるであろう事は承知しております。
>上押し
日置流の上押しと小指の締め、本田流の中指、弓を押す方向に関しては、同じ「目付節のあたり」と思っております。
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