学生さんたちへ (投稿85件)[68〜68]


1:vickyさん [url]
はじめまして。皆さんのお話を拝見させていただき、いろいろと勉強なさっているんだなと、感心しきりです。ただ、一言お願いします。

弓は、心で引いてください。

弓は、古来より武道として今日まで発展してきました。

道具も様々なものが研究され、素晴らしいものが作られています。

しかし、どんな道具も、使う人の心がけで大きく変わってしまうと思うのです。

確かに知識は必要です。頭でっかちになる前に心を磨いてください。お願いします。
偉そうなことを申し上げてすみません。

68:則天さん
武奘さん

ご忠告痛み入ります。

ただ、一応お断りしておきますが、私は何も的を狙わない立場を否定するつもりはありませんし、中りを美徳としない立場も大いに結構だと思っております。

私も弓の価値観、射技には多様性が認められるべきで(成り立ちが多様ですから)、射法や価値観が固定的になっていくのを憂慮しております。
ですから、全弓連には日本の弓道を包括的に発展させてゆく取り組みをしてもらいたいなと思っております。(流派の継承保存など。)
例えば、流行り廃れのある大離れや小離れを、どちらかでなければならないとしてしまう全弓連の方針は、少し残念に思っています。全てを認めていたらきりがないのは確かですが、伝統的に存在する価値や射法を排斥する必要はないと思うのです。

さて、そこで私が副委員長様に伺いたいのは、的中、体配共に求めず、射技だけを求めるという立場のその射技とは何ぞやということであります。
何を以て射技とし、何を以て射技上達の指標とするのかということを伺いたいのです。

中りは美徳云々の前に、少なくとも射技を評価する上での客観的要素であると思うのです。(私は貫中久≒射技だと考えていますが。)美しさのようなものは、主観的な判断基準であって人それぞれ受け取り方が異なりますが、的中とは中り外れとして厳然と現れる結果であります。

美しさやその他の要素に対して的中を下位に置く理由が私には判然としていないのです。

まあそれも各々の思想次第と言ってしまえばそれまでですが…


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