弓に関連しては「撃つ」という言葉は? (投稿14件)[1〜14]
- 1:暮園さん (07-07-09 14:21, ID:6oTANEU [10777])
- よく弓道では「うつ」「何本うった」という言葉は使ってはならず「ひく」「ひいた」「何射した」などと言いなさい、弓を「うつ」というのは弓を作ることだ。とか言いますが、弓に関連しては「撃つ」という言葉はあり得ないのでしょうか(「打つ」ではなくて)?
この間、弓矢でハトを撃つ話をしていたら後輩に「引くと言ってください」と注意を受けたもので。もちろん私も「弓をうつ」は間違っていると思いますが、「弓を引くことで矢を射て鳥を撃つ」なら、おかしくない様に思うのです。
(矢を射て鳥を撃つ、なのか 矢を飛ばして鳥を射る、なのかは曖昧ですが。)
弓道で的以外のものを撃つなと言う突っ込みは無しでお願いします。
- 2:たぶんおやじさん (07-07-09 17:48, ID:jhjnTqA [10781])
- 質問に対してこの答えは無いだろうと思うでしょうが>漢和辞典を引きなさい。
射法訓の推すは最初押すだった・・・
なぜ変わったのか?
漢字一文字に意味がある。
疑問に思えば自分で調べることがまず第一だと思う。
それでも判らなかったらもう一度きなさい。
- 3:暮園さん (07-07-09 22:26, ID:dhG..ws [10786])
- 漢和辞典や広辞苑を調べてみましたが、やはり「弓を引き矢を射て鳥を撃つ」は一般的には間違っていないようです。ただ、矢を飛ばすことを矢を射ると言う場合も、的に中てることを的を射ると言う場合もあるようですね。
しかし、一般的な弓矢(狩猟・戦争等の歴史を含む)という場合と現代弓道の場合とで言葉の使い方に差があるように感じているのです。
上の質問で「弓に関連しては」と訊いたのが間違いでした。
「弓道」に関連しては撃つとは言えないのでしょうか。
何か私は「弓撃ちに行く」「何本撃った」などの間違った表現を直すために、「撃つとは言わず「引く」「射る」と言うんだよ」といった注意が、過剰な解釈で「弓道では撃つなんて言葉は在り得ない」と言う不可思議な指導をする人が現れたように感じるのです。
- 4:たぶんおやじさん (07-07-09 22:59, ID:jhjnTqA [10788])
- >暮園さん
調べると元が同じなんですよね。
例えば、歴史小説だと
矢を撃ち掛けた・・・
矢を射掛けた・・・
表現としてはや用法は正しいわけで
矢を撃つも構わないわけですよね。
国語辞典では・・・
弓道の場合は意図的に使わない様にしたのではないかと教本でも300射をとか書いてあります。
一射絶命は良いですが
一撃絶命・・・なんか致命傷をもらった様ですな・・・または、相手が即死させた様な・・・
私見ですが攻撃とか相手が居る様な表現を辞めたのではないかと思っています。
ある先生は「君子不争」を良く書かれていました。
説明に成ったか成らなかったか判りませんが
何かしらこの様な感じを受けています。
- 5:龍斎さん (07-07-09 23:48, ID:FCaiTAE [10791])
- >暮園さん
共感できます(笑)
自分も「弓を引きたい」だと
「引くだけなら素引きでもいいじゃん。的を狙う以上、中てるって用語を入れて欲しい」
と思うので、どうしても釈然とする場合は
「的を射たい」
と捻くれて応えます(これなら文句はいえないだろう・・・と(笑))
「弓を撃つ」と言わないのはたぶんおやじさんの言う通り、
「弓道は現代において殺傷道具ではない」
という事と
「現代の弓道精神論が影響を受けている大射道教」
が関係しているのではないでしょうか。
- 6:鷹さん (07-07-10 00:01, ID:dKnYDww [10793])
- 古来より慣例として、目当てのものにむけて弓をひいて(この”ひく”にしても、引く、弾く、彎く、どれを宛てるべきか・・・?)
矢をあてる場合にどのように表現したか、を調べればいっそうはっきりすると思いますよ。そのためには現行の国語辞典云々よりも、実際の古典文学作品などから、用例を探せばよいと思います。精神弓道論による用語の言い換えなどを想定すると、思わぬ横道に入り込む可能性が無いとも言い切れません。
- 7:DEWさん (07-07-10 02:05, ID:DA/.Zco [10794])
- 「弓を撃つ」だと、
・弓というターゲットに向かって何かを発射する
・何か道具を使って弓を飛ばす
という2パターンの滑稽な状況になりますよね。
なので弓“を”撃つのは弓道は武道で云々とは全く別で日本語として正しくないでしょう。
「弓を撃つというのは間違いだよ。弓道は武道だから(中略)弓は引くのが正しいんだよ。」という指摘は前後が全く関係のない話だと思うんですけどどうでしょう?
正しいのは「矢を撃つ」もしくは「弓で撃つ」であって、武道云々はまずここから話が始まらなきゃならないと思いますが。
- 8:とおりすがりさん (07-07-10 08:18, ID:Q43M8BU [10796])
- 「道具から発射すること」を撃つとも言うので,日本語として間違いではないと思います.
例えば,鉄砲を撃つ.
弩弓(ボーガンのようなもの)ならば,撃つでもほとんど違和感なし.和弓はちょっと?
- 9:暮園さん (07-07-12 10:55, ID:ovIFMlc [10829])
- 皆さんありがとうございました。
やはり撃つという言葉は間違っていなかったのですね。しかし弓道精神論とか殺傷道具ではない事を考えるとあまり多用すべきではないということでしょうね。
このスレの内容も踏まえて後輩とも話し合ってみたいと思います。
- 10:toku さん (07-07-12 20:50, ID:cZB6062 [10832])
- 普通は撃つというより"射る"ではないでしょうか。"引く"では違和感がありますし。
まぁ 銃であれば引き金を引くとも言えますけど・・・。
- 11:けんたろ@小樽さん (07-07-20 14:52, ID:tlR0aqI [10946])
- どうにも弓矢で”撃つ”という言い方に違和感を感じたので調べて見ました。
「撃つ/射つ」として、
”弾丸・矢などを発射する。「拳銃で―・つ」「標的を―・つ」”
とありますが、二つの言葉が一括りにされているため、弓矢=撃つが正しいかどうか判別できません。
そこで”撃”という漢字が持つ意味を追求する上で、”撃”を使った言葉をひろって見ました。
たとえば「撃力」
”衝突や打撃などによって瞬間的に物体に作用する大きな力。”
とのこと。
「撃砕」
”物をうち砕くこと。敵を徹底的に負かすこと”
「撃剣」
”刀剣・木刀・竹刀(しない)で相手をうち、自分を守る武術”
どうもですね、”撃”という字は、衝突や打撃など、”物と物と打ち当てること”をはらんだ表現みたいなんですね。
”銃を撃つ”という場合は撃鉄が火薬に添加するイメージ、火薬が弾丸を衝撃によって叩き出すイメージ、を含んでいるように思います。
一方”的を撃つ”という表現の場合、的に飛翔物が衝撃を伴って打ち当たるイメージを感じます。
それを踏まえると、どうも現在の弓道において衝撃や激突を持って、弓矢を語ることがなんとなくイメージに合わないような気がします。
かなりこじつけっぽい気もしますが、私個人が感じる違和感を言葉で説明すると、このようでしょうか?
いかがでしょうかね?
- 12:通りすがりさん (07-07-21 01:16, ID:HBs0q8g [10956])
- 「射つ」という表記は珍しいと思うのですが、何という辞典に載っているのですか? 手持ちの辞書には載っていないのですが。
- 13:テレビ好きさん (07-07-22 22:02, ID:f7q2WLc [10971])
- 「撃つ」については,暮園さんの問いかけやまとめで,日本語としての用法の話しは尽きていると思いますが,蛇足に手元の辞書の例を挙げておきます.
弾丸・矢などの物体に銃・弓などを使って、急激で強い力を加えてその物体を飛ばす(ことにより目標に当てようとする)。
弾丸・矢についてだけではなく、それらを飛ばすための道具である「銃・矢」および「的」などの「目標」についても「撃つ」という。
(講談社「類語大辞典」)
- 14:テレビ好きさん (07-07-22 23:25, ID:f7q2WLc [10974])
- たった今,NHKのスポーツニュースにアーチェリーの山本選手が出てきたので思い出しましたが,アーチェリーでは,「矢を射つ」や「弓を射つ」は結構出てきます.
英語のshootは,日本語の「撃つ」と同じように,目的語に,矢のarrow,弓のbow,狩猟目的のbirdもとるので,その直訳の影響かもしれませんが,アーチェリーの資料では「射つ」をいろいろ使います.
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