正面打ち起こし (投稿26件)[1〜26]


1:沖田さん
お初にお目にかかります。最近どうしても悩むことがあって皆様に相談したく参りました。さて本題ですが、斜面の会では口割りよりは、鼻、もしくは口と鼻の間に納まると思います。それに対し、正面は口割りです。正面で口と鼻の間に納まっては問題が出てくるでしょうか?的中の面、審査での面からなど、ぜひさまざまなご意見をお聞かせください。

2:真尻さん
骨格的な面から言うと、肩から押しているわけですから肩に近い方が安定します。だから実際は肩割りが一番骨格的に安定して、それから上げれば上げるほど安定しなくなってきます。だから口割りが理屈から言えば制約の範囲内で一番安定します。鼻割では安定しません。アーチェリーは口よりも下でしたよね?確か・・

的中的な面からいうと、かけの弦道の角度、山の中心の位置の上下によって、上で説明した骨格的な理屈が合わなくなってきます。つまり、使っているかけに対して一番中る引き尺(割る位置?)が存在するわけです。鼻が一番中るかけかもしれません。それはいろいろ試してみるとわかります。

美的な感覚から言うと、口割りが一番きれいに見えます。教本では確か口から鼻までの間と書いてたったような気がしますが、でも黄金比の関係などからいうと、口割りが一番きれいだと審査委員の先生が言われていました。もちろん、たぐっていたりしている人は問題外ですよ(笑)

この3つの要素を臨機応変にどう複合させるかが弓道のポイントでしょう。骨格上そもそも口という時点で狙いにくい競技なのですから。的中的な面と美的な面はかけ口を加工する事で一致させる事は可能です。やり方はその時のよって違うので一概には言えませんが・・

3:沖田さん
真尻さん、本当に詳しく説明していただいてありがとうございますm(__)m
やはり、的中面、美的面のどちらをとっても口割りが正面には合っているのですね。ただ、私の場合なんですが、口割りだと妻手の膨らみ(なめらかな曲線)がなく、つぶれた感じになってしまうのです。腕が長いせいでしょうか?私はこれを気にしていつも口より鼻と口の間で会を行なっています。

4:真尻さん
骨格上の問題もありますし、射癖(肘の位置、勝手の力の方向など)、かけの弦道の磨耗状態、引き尺も関係しますから、口割りが絶対とはここでは言い切れません。しかし、現状で口と鼻の間が良いと自分でわかってらっしゃるのならそれで構わないと私は考えます。

アドバイスのなってないような・・・

5:YASIさん
私も沖田さんと同じところで悩んでいるものなんですが、その鼻と口の間は審査とかでも大丈夫なのでしょうか?
昨日、コーチにそのことを聞いたら
「やっぱ口割りが一番いい」
と言われましたので・・・。
よろしくお願いしますm(_ _)m

6:沖田さん
真尻さんのご意見を聞きまして、正面の場合であれば、口割りだと確かにさまざまな条件の中で一番妥当なのだろうかという気がします。正面に鼻と口の間の会を取り入れるとなれば、斜面と正面の混合になってしまいますよね。ただ、話がいったりきたり、また矛盾してしまうと思いますが、狙いで考えた場合、やはり目線に近いほうが狙い易いというのはいかがでしょう?(斜面の教本で読んだ記憶がありますが…) YASIさん、審査の面でのことは私も悩んでいるので答えを出すことはできませんが、ただ一般的に正面=口割りという固定概念があると考えると…

7:真尻さん
こればっかりは、審査員の考え方としかいいようがありません。私のように本質を考える人間が審査委員だと口割りでなく鼻と口の間でもOKというでしょうが、美から学ぶような審査員だとNGという事になりますね。だから、ここで議論してもどうしようもない問題だと思います。正直、運だと思います。
ただ、口割りだと見かけ上万人がみとめるというのは絶対ですけどね・・

8:半平太さん [url]
審査員の方は口割り・鼻割りという部分だけを見ているのではないと思います。
全体のバランス、力の使い方でその人にとって鼻割りが適当であると判断されればOKでしょうし、ただ収まりが悪かったり肩が上がっていたり手繰っていたりしている結果として鼻割りであるならマイナスでしょう。

9:るんさん
>1:斜面の会では・・口と鼻の間
>正面は口割り
へぇ〜、そうなんですか〜(@_@;)
そのお考えはどこからのものなのでしょうか。
まず、そこのところから教えてくださいませんか?

10:匿名さん
>>9
るんさんに言いたいのですが、人をばかにするような発言はやめた方がいいと思います。明かに、あなたの顔文字の使い方は沖田さんを不快にさせるものです。
本当に貴方がこの質問をしたいのであれば、自分の見解はこうだがあなたはどういう考えでそう考えるのかと筋をたてて発言すべきではないでしょうか?
気になったので一言言わせていただきました。

11:斜面射手さん
口割りは、もともと賭弓で位置を確認するために
唇の間にしたのがそもそもの起源という
説がありますよね。
だとしたら口割りには何の合理的根拠も
なくなってしまいますが、どなたか他の
説をご存じないでしょうか?
「見た目が美しい」とかは勘弁してください。

12:けんたろ〜さん
斜面は押手→時計方向ねじり、馬手→反時計方向ねじりで正面は逆のようなので、
ここに頬付けと口割りの秘密があるのでは?
打ち起こしの差にもなにかあるかもしれませんが。
どうなんでしょう?

13:るんさん
>10:匿名さんへ
全くそんなつもりはありません。
不快なれば大変失礼いたしました。
>沖田さんへ
顔文字で不快がありましたら、大変失礼いたしました。全く他意はありません。
>1:斜面の会では・・口と鼻の間
>正面は口割り
わたしの考えはこうです。
・私は、各射手の体躯は生来のものであり、正面・斜面といってもさらにその引き様はさまざまですが、各射手の骨法・射法の規矩にあっているものならば、それでよいと思っております。よって、人間ですからおおよその目安はあるものの、頬付、口割は、正面・斜面ということではなく、各射手によるものと思っております。
・的中からいえば、先のことから、射手に合わない頬付はおすすめできません。しかるに、沖田さんのいわれるところの正面で口と鼻の間であっても、その射手にあうものならば、なんら問題は生じないと考えます。
・審査を考えられているようですが、弓道誌に掲載されている全日本出場の射手の写真を拝見しますと、大きくわけて正面とされる射手は必ずしも口割と決まってはいないのではないでしょうか。
・それで、どうしてなのかな?と思い沖田さんへ質問をしました。
沖田さん、いかがでしょうか?

>11:斜面射手さん
そのような説があるのですね(驚)
よくはわかりませんが逆からみると、ある射手がある射法で引いた場合、合理的位置が口割であったとなるのでしょうか?
少しずれますが、かつては猟師のため打ち(目の狙いの位置でなくもっと下)のごとく、あるところに、正面で構えてからずっと下の位置で引く射法の方もいたようで、とてもよくあたったそうです。どうやって引いたのかを知る人に聞いたところ、分類からいえば、つまみ型でなく、地中海型でもなく、モンゴリアン型です(分類に無理があるのかなぁ?)私は、いろいろな引き方があるものだなあと思っております。
私も諸説知りたいです。

14:葵使いさん
人を批判したいのなら名前くらい出せと思うところでありますが、
顔文字の使い方などは世代差の問題かと。

正直高校生たちの小文字交じりの文章は自分には馬鹿にしているようにしか思えませんよ?
特に質問をする立場の人。

でもまあ当人達には普通のつもりなのでしょう。
この辺は暗黙の了解の上で成り立っている文化なのですから。

15:デビさん
私の愛読している詳説弓道で「口割り付近の頬の皮膚感覚は特に敏感に出来ているので、少しの修練で、だいたい一定に保つことができる」っとあります。

射を一定にする→頬付けの位置を一定にする→敏感な皮膚部分で位置を固定→口割り付近。

というのも一つの説ではないでしょうか。

なお、批評うんぬんの話は葵使いさんのおっしゃるとおりです。

16:斜面射手さん
>るんさん
私の知る情報によりますと、
矢を口割りまで下ろして、舌で矢を
舐めて毎回同じ位置を確認していたと
いう話です。

17:るんさん
>14:葵使いさん
<m(_ _)m>

>15:デビさん
>→口割り付近。
はい、その項のとおりと思います。

>16:斜面射手さん
なるほど!(なんかペコちゃんを連想しました:失礼)

そういえば、かつて、少し戻して唇でさわったり、中にはパクッとやったりしている人を
みたことがあります。(ひげもじゃの人はどうやったのかな→こらこら→すみません)
まねっこはしてみましたが、もとはそうだったのですか・・。
いろいろな方法があるものですね。

ありがとうございます(^^)

18:沖田さん
携帯の故障によりレスが遅れてしまいましたm(__)m
半平太さん>
確かに仰る通りです。口割り、鼻割りは射の最終的な結果であって、意図的に生み出したものでは意味がありませんね。結果としてどこに納まるかはもっと修練をつまねばならないようです。
匿名さん>
お気遣いありがとうございますm(__)m
るんさん>
ご安心ください。不快な思いはしておりませんので。本題ですが、確かに正面の射手が皆口割りというわけではありませんが、一般的にはやはり正面=口割りではないかという概念からあのような表現をさせていただきましたm(__)m

19:沖田さん
デビさん>
その説は大変興味深いです。頬の付近の皮膚が敏感だということは知りませんでした。会では納まる位置を一定に保たねばならないので、感覚が敏感であれば毎回同じ射を行ないやすくなる、ということでしょうか。それならば、一般的に口割りを教えるというのも納得がいきます。ただ、となるとなぜ斜面は鼻割り、もしくは鼻と口との間なのかということですが、知っておられますでしょうか?

20:デビさん
口割りより高くすることによるメリットは今までも出ていますが2つ。

・矢が目に近い方が有利だから(甲冑着用時)
・右肘関節の屈曲が少なくて良いので、屈筋の過度の緊張を誘発する機会が少なく、離れが円滑になる。

てなことのようです。(例によって詳説 弓道より)

ちなみに「頬付けの高さの位置」と「的中率」の成績で言えば特に関係が無く、一定の位置を毎回維持できるかがポイントの様です。

私は上記の内容で結構納得しています。

21:半平太さん [url]
それからデビさんの説に付け加えて言えば、特に遠的をするときに頬付けが一定であることは非常に重要です。
僕なんかは遠的のおかげでそれまで若干高めだった頬付けを口割りに修正することができました。ご参考までに。

22:ばるたんさん
なるほど、いろいろあるんですね。

私は「両手を左右に伸ばして体を大の字にしたところで馬手肘を折ると大体口割の位置に矢が来る」と伺ったように思うんですけど…

23:沖田さん
デビさん>
私もその説明で納得がいきます。妻手の肘の屈曲について…なるほどと思いました。デビさんのご愛読なされている「詳説 弓道」、良い本ですね。
半平太さん>
今度遠的大会がありますので、練習の際には試してみたいと思っております。ありがとうございますm(__)m
ばるたんさん>
そのような方法もあるのですか!?ちなみに、ばるたんさんはその方法で今引いておられますか?ばるたんさんとしての、会へのおさまり具合など教えていただけたら幸いですm(__)m

24:ばるたんさん
沖田様>

「大」の字のやり方について、ちょっと言葉足らずだったように思うので。
徒手で両肩を下げてから上腕を水平にします。そして馬手の手の甲を上に向けてから、上腕の水平を維持しつつ馬手の肘を折った姿勢が「会」です。この「会」の形で矢があると想定して、その矢の水平を維持しつつ矢尺の半分まで馬手と弓手を狭めると「大三」となる。このように私は聞いたと思います。
おさまりについては、私自身まだ弐段の未熟者ですので、細かい点についてはわかりません。
ただし、例えば壁にもたれる場合、体は傾いているかもしれませんが、体の中心線に対して上腕は垂直に交わる位置にある時が、骨法により一番力を使わず、楽だと思うのです。とするならば、弓の力を受ける際も同じだと思うんですよ。
どうでしょう?

25:真尻さん
>>24

いいですね(^^
私はその射好きですよ。よくやりますが誤差がなく中る射ですね

26:沖田さん
ばるたんさん>
納得のいく説明をありがとうございますm(__)m私こそ理解不足で申し訳ありませんでした。昨日試してみた所、私の場合肘の屈曲率があがりますが、誤差が少なくとても中たる、かつ安定した射であることが確認できました。ただ、私の腕が長いのか、羽が頬についてしまったのだけが気に掛かった点でした↓


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