射型について (投稿63件)[34〜34]


1:半平太さん [url]
前からこちらで書き込みを拝見していてよく思うのですが、特に高校生に射型に拘る人が多いような気がします。
射型を整えることはそれ程魅力的なことなのでしょうか?恐らく指導者に口酸っぱく言われ続けているのだと推測しますが、ここに何か勘違いはありませんか?

私は、射とは「基本体」「基本姿勢」「基本の動作」などを含めた「体配」と、射法八節に代表される「射技」から成り立っていると思うのです。
見た目に「射型」として映るものは、体配と射技が合わさった物であり、それは結果であって目的ではないと思うのですが。

つまり、射型を整えようとして形から入るのは大きな間違いではないかと思うのです。それに見た目の射型が良いことが「正射」であると理解している(させられている)高校生が多いような気がしてなりません。

ある範士の先生が最近仰っていたことで、「なぞる弓は引くな」という言葉がとても印象に残っています。つまり形をなぞるような射は本末転倒である、という意味だと私は理解しています。

良い射、正射とは、執り弓の姿勢を取ったときから退場するまでの行射全てを指すべきだと思うし、正しい体配への理解なしに射技、ひいては正しい射型は成り立たないと思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?

是非色々なご意見を聞かせて頂きたいと思います。

34:半平太さん [url]
皆さん色々な意見本当に有難うございます!
それぞれが非常に参考になります。

さて、教本の八節図解ですが、僕はそれ程おかしな物でもないかな、と思っています。
僕自身が未熟なせいもあると思いますが、真尻さんの言われた「会から離れにかけてありえない」というのは弓手妻手手の内の形のことでしょうか?
確かに、特に弓手手の内は会でも離れでも全く同じなので手抜きかな、と思いますが、そこまで目くじら立てることもないかな、と。
僕はどちらかというと足踏みの角度が広すぎることのほうが気になりますが。(あれはどうみても60度以上開いてますね)

教本は多くの方がすでに仰っているように、特に一巻は基礎の部分ですし、あまり詳細に渡って説明がされていないのは仕方のないことではないでしょうか。
私自身は、二巻以降(三巻はあまり読んでいません)を読み、日弓連は実に幅広い引き方を認めているのだなと感じました。それは特に二巻の先生方の写真を見ただけでも皆さん八節図と同じように引いているわけではないので一目瞭然ですよね。

八節図は射の運行を分かりやすく説明した傑作だと思います。でもよく言われる「八節図と同じように引かなければだめ」というのは、教本自体にはどこにもそんなことは書かれていないので「どこでそんな誤解が生じたのだろう?」と私自信は感じています。

それから、>>31で 「事態を沈静化させようと思ったのですが、火に油を注いでしまいましたね。」というくだりがありましたが、

僕自身はこのスレッドでの皆さんの意見は、ここまで全然荒れることもなく、感情的なものも無いしそれぞれの段階に応じた射法に対する感じ方が伝わってきてとても良い流れだと思っています。
確かにどこで纏めるのが良いのか、キリは付くのか分かりませんが、皆さんの真摯なレスに感謝しています。


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