離れの原理 (投稿11件)[1〜11]



1:DAIさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:13.0) Gecko/20100101 Firefox/13.0.1
こんにちは。久しぶりにまたお世話になります。

早気を治すために、いつも来ていただいている先生に離れの仕方を質問してみたところ、会で肩を開く伸びをすることで勝手の捻りが少しほどけ、離れるとのことでした。
そこで単純に疑問に思ったのですが、

@離れの時に捻りがほどけて良いのか。
A捻りをほどいてはダメならば、何を起点に離れが起きるのか。

本では機が熟して自然に離れる等のことが書いてありますが、物理的に考えると、勝手の形と弓の張力が変化しない限り何も起こらないので、何かは勝手に起きていると思うのですが、何が正しい離れの原理なのかわかりません。
どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願いいたします。

2:天龍さん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB730; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
どんなきっかけで離すのか。会を持っている間に何をしていると離れが来るのか。などと盛んに訊く人がいます。会を持たなくて良いなら素直に離せるのに、と言っていますね。
引いてきて、その力の続きで離してよいなら、こんなに簡単なことはありません。しかしそれでは現代弓道の範疇から外れてしまいます。
外見上、止まっている姿から前触れなしに正確な鋭い離れがノーモーションで出るところが、見る者を唸らせる技です。そのための工夫が延々と続くが故に、皆何十年も弓を引いています。
DAIさんは、弓道教本を読んでいますか。射法の基本に、弓の抵抗力と呼吸が挙げられています。意識的に行う腹式の呼吸が動作を促す、と書いてあります。止まって見える会ですが、内部では呼吸が意識的に行われています。
離れの前に横隔膜を押し下げながら息を吸う時、へその後ろ側の背中の筋肉を、背骨が反るくらいギリギリ締めてゆき、その力で気合とともに離れを出す。一例ですよ。馬手の指先の操作などは、早気であろうと何千回となくやってきたことなので、そのままで良いのではありませんか。
射手それぞれ色々な方法論を立てては試し、壊しては造りしています。

3:DAIさん
Mozilla/5.0 (iPad; U; CPU OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0.2 Mobile/8C148 Safari/6533.18.5
書き方が解りにくくてすいません

どんなきっかけで離すのか、会で何をするのか等の話は色んなものに書いてありますので詳しくはそちらを読むので大丈夫です。

ただ、わからないのはそのきっかけが離れる原因に直接結びつかないことです。
もちろん天龍さんのおっしゃる通りその力を利用して離すことは勝手を動かせばできますが、教本には気が充実すれば離れが生じるものだと書いてあり、決して勝手を意識して離すものでは無いと書いてあるように思え、意味がわからず困惑しています。

まだ、なんとなくわかりにくいような気もしますが、そういう意味での質問だったのですが、この点についてご存知の理論等はございませんでしょうか?もしよろしければ教えてください。

4:弓之助さん
DoCoMo/2.0 F07B(c500;TB;W24H16)
私はもたれなので、この話題には興味があります。

離れってどうすればいいのでしょうかね。

自ら離そうと思わなければ離れはでないと思いますがね。
離れをだすためにどうすればいいのでしょうね。

あー、悩みます。

5:普射手さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:13.0) Gecko/20100101 Firefox/13.0.1
私は決して王道とは言えないのですが、
切り下げにならず、鋭く離れるようにする事だけを念頭に置き離れを修練し続けました。

私は昔から押しより引きが強く切り下げる傾向にあり、離れも鈍く緩く不安定なものだったからです。

多くの人の場合、左右均等に引き分けることを意識すると、内面的な力の働きは引きのほうが勝ってしまいます。
私は引き分けのときに「弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き」と言われるように押しを強くしておき、会に入ってゆっくり押しを伸ばし続け、頃合を見て僅かに引きも伸ばすようにしています。

勝手の手の内は握りこんだり捻り過ぎたりせずに、引っ掛けただけのものを軽く中指で抑えている程度で、あくまでも私の場合はですが引きの伸びを開始してある段階まで達すると中指が滑るようにして離れが出ます。
もちろん、つまり勝手は離れる寸前でも伸び続けている事になり、伸び続けているので緩み離れなども起こりません。

ただし、このような離れで美しい残心を取るためには、胴造りをきちんと行う必要があります。そうでなければ予期せぬタイミングで急に離れが出たときに体がガタついてしまう事があるからです。

あまり参考にならないかもしれませんが、
あくまでも私なりの「離れる離れ」を達成する方法です。
長文失礼しました

6:弓自射之さん
DoCoMo/2.0 SH11C(c500;TB;W30H20)
おはようございます
自分は弓歴浅き学生ですが、少しでも参考になればと思い、自身の射技をのべてみます。

まず、私は三つがけで、弦溝が一文字であるので、撚りはかけたまま離れることにしています。それでは、なにを契機に離れが出るのかといえば、自分で親指を弾いているのです。
詳しくいえば、弓手の捻りや角見、そして全身の延び合いの働きに呼応して、ほとんど無意識に、それこそ絶妙なタイミングで親指を弾くと離れ鋭く、しかも的中する、と言うのが私の理想であり、また、恐らく自分の中りのベストパターンだと思います。

このとき、もちろん、ゆがけの控えの弾力や、弦の戻る力にはねおこされて、というのもありますが、私は、和帽子だろうと控え無しだろうと、あるいは素手であってもしっかり離れられるぐらい、親指自体の撥ねる力は強くあるべきだと思っています。
さらに、馬手肘は後ろ斜め下に落ち、拳が矢通りに開くようにします。もし肘を動かさないと、帽子が弦を掬う形となり、矢色がついたり、引っ掛かって緩みばなれのようになったりすることも考えられます。

親指をタイミングよく弾くのは、私の場合すべて練習の賜物で、初めはあれこれ考えて放すので、ほとんど中らないのですが、体が一度覚えると離れの鋭さはよいと思いますし、弓返りもしやすい気がします。

以上、私見を多々交えました。間違いや気になる点がございましたら、ご指摘のほどよろしくお願い致します。

7:元学生さん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322)
私が聞いたのは、条件反射です。
その条件は、各人が離れるべき頃合だと認識した時点がきっかけですから、一概に答えが一つでなさそうです。

条件反射の例えとして、歩くことが挙げられます。歩く動作を分解すれば右足を上げて前に出して重心を前に移して・・・と同じことをロボットにさせようとすれば膨大な動作をプログラムします。でも、歩ける人はそこまで各動作を意識してませんね。離れも同じことだと教わりました。練習を重ね離れとはどんな動作か自分で理解し、いつか意識せず離れのきっかけを作っているものだと思います。
歩くのと同じぐらいまで離れを意識しなくなれば教本に近いものだと思いますが、まだまだきっかけだけ与える反射でその後は意識して動作している段階かな。
ご参考にしてもらえたら幸いです。

8:キューブさん
KDDI-CA3J UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.5.207 (GUI) MMP/2.0
私は@弦と弓が元に戻ろうとする力>A弦枕の抵抗力になった瞬間に弦枕と弦の分離(離れ)が起きるものだと考えています。矢勢を出すためにはAを落とさずに@を高めるようにする技術が必要だと思っています。
逆に矢勢が出ない方は@を高めるのではなくAを低下させて離れを出しているのではないかと思っています。

9:駿雅さん
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)
興味深い内容だったので、横から失礼させていただきます。

離れの時に妻手側の捻りがほどけるのは普通だと教わりました。ただ、その捻りがほどけすぎるのはダメだということです。
その理由は、
@妻手がほどけすぎて縮み傾向になる。
A離れの時にせっかく自分に矢を寄せて安定させていたのに、妻手がほどけすぎることにより安定しなくなる。

まあ、ほどけすぎると、中りが取れない原因のひとつになるってことです。

「鋭い離れ」というのも、離れの時の妻手の軌道があっちこっち行かずに、まっすぐ離せるようにするためでしょう。
ちなみに、離れは勝手におこるものではなく、自分で起こすものだということも教えていただきました。

長文&わかりにくい文ですみません。

10:弓自射之さん
DoCoMo/2.0 SH11C(c500;TB;W30H20)
度々失礼致します。

私が以前聞いたことがあるのは、会での馬手の撚りは延びあいを助け、角見の働きを強める効果があるということです。ということは、撚りは離れの契機作りの根幹に拘わってくるものだと、私なりに解釈しています。
ですが、それだけでは弦離れの瞬間まで撚り続ける根拠にはならず、私の場合主に緩み離れを避けるために、また、よりタイミングを得やすいのでは?と言う考えから特に撚りはほどかない、としています。実際に撚りをもどしながらの離れ(あくまで私の見た限りの判断ですが)でも、高的中を出されている方もお見かけします。

正式に流派等に属していない立場で、軽々しく「歩射系」「堂射系」などと判断してよいものか迷いますが、一般に、正面打起し射法では「撚り切り」「懸けほどき」それぞれを主張される指導者ならびに弓道書があるように思います。

スレ主さんの主意とはかけ離れた投稿かもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

11:普射手さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:13.0) Gecko/20100101 Firefox/13.0.1
捻りを解けと言われる先生も解くなと言われる先生も居るのですね…
私の指導していただいている教士の先生は「捻りは解くべきではない」と仰っており、左右の肘で伸び合い張り合う力、弓の張力等様々な要因によってによって自然と中指が滑り落ち離れるものだと仰っていました。

その先生はカケの弦枕に弦の張力のすべてを預け、中指の滑りと親指の開きによって離れが生まれることで、弓本来の力を発揮した真の離れになるとも言われておりました。

長文失礼しました


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