手の内 どこから直すべきか (投稿4件)[1〜4]



1:さんみさん
Opera/9.64 (Windows NT 5.0; U; ja) Presto/2.1.1
こんにちは。自分は現在高一で弓道部に入っており、中学も弓道をやっていました。
自分は恥ずかしながら中学で凄く適当に弓を扱っていたということに高校に入って気づけ、
今現在中学の時につけた射癖と向き合っているのですが、手の内がどうしても改善されません。
過去ログなども読んだのですが、本当に問題点が多すぎてどこから意識して直していくべきかがわからず、困っております。
よろしければ皆様のお知恵を貸してください。

先ず自分の手の内の問題点なのですが、

■親指の付け根が人差し指の付け根より下に下がる。
■親指を伸ばそうと思って親指が中指と離れて上に上がる。
■虎口の皮を巻き込もうとすると親指の根元と中指が離れ、とても気持ちの悪い状態で離してしまう。
■虎口の部分が弓につかず、Vの字の形になって弓が上手く押せない。
■三指にどうしても力が入ってしまう。
■天文筋が弓から離れてしまう。
■親指を伸ばそう、と親指(手先)に意識が向かっているので手首が折れ曲がってしまい手先だけで上押しを掛けて押してしまっている。

という状態です。
直そうと思っても本当にぜんぜん直らず、弓手の方で的に向かって十分に伸びることもできず、矢所も点でばらばらです。
これに加えて自分は弓手側の肘が上を向いてしまうので、ますます力が伝わらずに最悪としか言いようが無い状態です。
(今は少し直りかけてきています)
高校に入って始めた友達とかはちゃんと角見もできていて弓返りもしているのに、
自分は先述したような手の内で角身も利かせれず、弓返りも全くせず、先生からは 中学生以下だ とまで言われ自分でも本当にその通りだと思い、とても悔しいです。
そこでよろしければ、先ずはどこから直していくのかが最優先で、よろしければこんな気持ちでやったら良い、直った、などといったことも教えていただければ幸いです。
宜しくお願いします。

2:におちさん
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) ; MEGAUPLOAD 2.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
手の内は他のレスでも随分ヒートアップしましたが、手の内一生というくらい難しい問題なので、掲示板でアドバイスを受けたくらいでは中々改善されないものであり、あくまでも実地で指導者に見てもらうのが原則という前提で取り組んでみてください。

手の内の形には流派の教えなどからいくつもの方法があり、また指導者によっても違うことを言ったりしますので、細かい部分については自分も不明なところもありますし、また難解な部分もあると思いますので、あくまでも一般的な基礎的な部分を書いてみます。

まず、手の内の基本的な事柄について述べます。尚、正面打起しを前提とします。
1.手の内と弓が接する部分は虎口、天紋筋、中・薬・小指の三指のみ
2.弓構え〜大三までは手の内に力を入れない
3.弓の左外竹と天紋筋は弓構え〜会まで常に接する
4.大三移行時は手の内の中(虎口)で弓が回転する。弓を押し回さない。
5.大三で8割ほど手の内を入れ、以降の引き分けで残りを入れ、会のときは虎口に内竹が納まるようにする。
以上、ご存知かも知れませんが基本的なことを列記しました。

その上でご質問にお答えします。
>■親指の付け根が人差し指の付け根より下に下がる。
>■天文筋が弓から離れてしまう。
たいていの場合、弓手回内と一緒に弓手拳が伏せる格好になるとこのようになります。弓手拳を起したまま回内するようにしてみてください。

>■親指を伸ばそうと思って親指が中指と離れて上に上がる。
>■虎口の皮を巻き込もうとすると親指の根元と中指が離れ、とても気持ちの悪い状態で離してしまう。
>■虎口の部分が弓につかず、Vの字の形になって弓が上手く押せない。
これらは手の内の入りが甘いという事はないですか?親指内側の付け根(角見)が会のときに弓右内竹の角に当たっていなければなりません。ここまでしっかり入れてください。
また、虎口の皮の巻き込みは特に意識しなくても巻き込まれていくと思うのでそれほど気にしなくても良いと思います。

>■三指にどうしても力が入ってしまう。
弓構えのときは力が抜けていると思います。それがどの時点で力が入るのかということだと思いますが、大三まではなるべく力を入れぬようにしてみてください。大三以降は逆にある程度締めが必要です。

>■親指を伸ばそう、と親指(手先)に意識が向かっているので手首が折れ曲がってしまい手先だけで上押しを掛けて押してしまっている。
親指は本来反らすものですが、骨格により無理な場合があります。あまり固執しないで、手首を折らぬよう、前腕と拳、手の内が一体となるようにしてみてください。

思いつくままに羅列してみましたが、少しでも参考になればと思います。

3:養心さん
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.8) Gecko/20100722 Firefox/3.6.8 ( .NET CLR 3.5.30729)
さんみさん、はじめまして養心と申します。におちさんのコメントをふまえて・・・蛇足ですが・・・。

さんみさんは弓を推し引きするのに使う力を、どのような力を使ったら良いのかの考え方に、勘違いがあるようです。
弓は手の力で推し引きしてはいけません。手は弓の力(圧力)を手で受けていることが大事です。
弓構えで整えた手の内の形をそのまま崩さないように推し引きします。打起し〜引分け(大三)〜会まで形を変えないようにします。
形が崩れてしまうのは手の力で弓を引こうとする意識が強いからだと思います。
手は弓構えで整えた手の内の形を崩れないようにしている力を使うようにするだけで、左手は弓を押さずに弓の力を受けて、右手は弦が戻ろうとする力を受け取って、左右の肩から肘までの上腕の力を使って推し引きする意識を用いてください。

さんみさんの一番の勘違いは、親指の指先を伸ばそうとする意識で指先の力を使ってしまっていることではないでしょうか?
親指指先の関節が曲がるのは悪いことですが、だからと言って指先を意識的に反らせるのではなく、親指の付け根の関節を小指の付け根の関節に接近させながら、親指の三番目の関節(手首の所の関節)を指先方向に押し出す(伸ばす)ように力を加えると、親指の指先が自然と反って指が伸びるのです。(このような力を使うことによって手の内が小さく整います)

>虎口の部分が弓につかず、Vの字の形になって弓が上手く押せない。
虎口が弓に接せずV字になってしまうのは、弓が強すぎるのではないかと思います。
手の内が崩れないようなところまで弱い弓で練習して、なれてきたら徐々に弓の強さを上げて行くのが得策と思います。

弓構えで両手の内を小さく整えて、その小さく整えた力を緩めることなく会まで引き分けていくことが、出来るように工夫稽古すると良いと思います。

>先生からは 中学生以下だ とまで言われ自分でも本当にその通りだと思い、とても悔しいです。
他の人と比較されることは悔しいですね。その気持ちは理解しますが、ご自身も人と比べて上達が遅れていることを認めていらっしゃるようですね。弓道は、ひとは人、自分はじぶんと割り切って練習に取り組むといいですね。

4:さんみさん
Opera/9.64 (Windows NT 5.0; U; ja) Presto/2.1.1
におちさん、養心さん、ご指導していただきありがとうございます。
お二人から教えてもらったことを昨日部活で実践して友達に見てもらったところ、今までと比べて凄くよくなってる、とのことでした。
今までは正直弓に接していてもあまり気持ちよくなかったのですが、とても気持ちよく弓が引けれるようになり、とても嬉しいです。
お二人には本当に言葉にできないほど感謝しております。
これからの練習でもさらなる技術の上達を図って望んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。


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