矢飛びの品位 (投稿14件)[1〜14]



1:鷹司カオル さん
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 教えてください。タイトルで示した品位とは矢色のことではありません。中るに越したことはありませんが、射手から見た矢飛びのコース又はその見え方のことです。

@見た目には時計方向の1〜2時位のコースから斜めに入っていく矢飛び
A的の眉間から的を割るように下がるコースを取って入っていく矢飛び
B出だしは比較的低く出る様に見えて途中からフワッと浮いて又下がるような感じで入っていく矢飛び

 経験的に同じ中りでもこの三種類がありました。上押し・中押し、またその利かせ具合、手の内の状態、手首などなど技法的にも一定しなかったのだろうと思います。どの矢飛びをこれから目指していくべきでしょうか。皆様のご忠告ご指南をいただけますれば幸甚です。

2:ちよさまさん
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品があるのかは解りませんが僕は一度沈んで掃けると思った矢が星に入るときが一番気持ちいいですね。
強弓(24キロぐらい)の先輩の飛びが横から見ていてもそう感じるぐらいだったので凄く迫力ありました。
なので僕は伸びのある矢飛が良いと思います

3:天龍さん
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私も大学の頃は強い弓で強烈な矢勢を自慢するほうでした。落ち的に入り大きな的の音を立てると、看的に入っている一年が小さな歓声を上げ、一瞬遅れて鳴いたものです。
もちろん、卒業するとすぐに弱い弓になり、近年は16kg程度の弓を余裕を持って引く楽しさが分かってきました。よって、鷹司カオル さん が挙げた矢飛びあれこれも理解できるような気がします。Bは気流の影響のような気もしますが。
「弓の強さで中ってしまう」という矢が出ない代わりに、失敗しても誤差18cm以内に留めれば皆中は出来る、という境地を会得する楽しみは結構興味深いものです。
私が気に入っている矢飛びは、「しまった、9時ギリギリに抜ける」と思った矢がそのまま矢勢良く外黒にパンと入るケースです。失敗ではあるが勝手の取れに満足感が残ります。

4:鷹司カオル さん
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>ちよさまさん、ありがとうございます。
 そうですね、下へ行って掃きそうなのが復活すると胸を撫で下ろしますね。顔に色が出てしまいそうなこともありますいよね。
やはり伸びが感じられる矢飛びがいいですよね。私もこの中ではBが好きです。

>天龍さま、いつも拝見させていただいております。若い人たちへの心配りや深い精神的なアドバイスなど、私など足元にも及びません。今回私のスレにもお寄せいただきありがとうございます。
 今年の夏、前半は雨で今は暑すぎて殆どやっていませんが去年はこの三つの中でもBがよく出ていました。う〜ん、気流であったかどうかは定かでありませんが個人的には気に入っていました。実際にはフワッと浮き上がることなど無いでしょうけれどそのように見えるのです。天龍さんの言葉をお聞きして自分の師もよく例会などで『今の外れてくれれば良かった』なんて言っていたのを思い出しました。
 今後ともよろしくお願いします。
 

5:委員長さん
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Bは確かに私も良いと思いますが、条件が整わないとこの様な状況にはならないでしょう。
私の場合は、弓力にあった矢の重さで箆張りの強い矢の場合に比較的この様な状況になると思います。
特にカーボン矢を使用した場合です。
竹矢の場合は中々この様な矢が出ません。
ちなみに弓力は20〜22sです。

6:鷹司カオル さん
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>委員長さん、お寄せいただきありがとうございます。 私は逆猿でまた筋力も弱く強い弓は引けません。矢も1913でした。今は多少は上げていますがまだまだです。
 Bのようになった時は気持ちいいですよね。私は師に「低く出して行け」と言われていましたので左肩を下げて下から伸びるような、どちらかと言うと昔風の射であったかと今は思います。
 普通に入るときはやはり@ですが、今考えるに少しはやはり前離れであったかもしれません。Aの時は一番残念ですね。音デモしてくれればまぁいいですがね。(笑い)
 これからもよろしくお願いします。

7:におちさん
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皆さん、矢飛びについて随分よく分析されているんですね。
実は自分は矢飛びを普段気にしていないので、皆さんのように分析が出来ません。
特に夜間は矢飛びが見えませんので、いつも弦音の良し悪しで判断しています。

実際には1.5メートル前後の高さから、中心が27センチの高さの36センチの的を狙っているわけですので、矢離れのあと激しくしなりながら、一旦わずかに右斜め上方向に上がり、若干右を向いた後放物線を描いて落ちていくと思います。
これが射手の目から見てどのように映るかということだと思いますが、残念ながらAの様にしか見えたことが無いです。

矢飛びは近的よりも遠的のほうがよりはっきり判りやすいですが、それもやはりAにしか見えません。

ただ、近的・遠的限らず、的に刺さった矢の向きが下を向いていたりほぼ水平だったり、左を向いていたりとありますが、ほぼ水平に真っ直ぐ刺さっているのがやはり良いだろうなと思っています。

8:鷹司カオル さん
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>におちさん、いつも持ち上げていただきありがとうございます。分析と言うほどのことではありませんが私は思い出してみるとということです。教歌にもありましたよね、「・・・つるね聞かん為なり」でしたっけ。でも自分の弦音の判定こそ難しいですからね。
 今思うと、左肩がしっかり入っていないときは@、入っていても下筋の伸び・押しが利かないときはA、入っていて伸びて離れたときには弓手前腕から矢が低く飛び出していったようになって以下Bのようになっていたかなと思います。確かに矢の刺さり方を見ればこれこそ客観的な証拠ではありますよね。
 タダでさえ暑い夏、今年は又格別ですので稽古もせず座談会とにらめっこの毎日です。タイトルほどのことをスレ立てするのもおこがましい某ですが、今後ともよろしくお願いします。

9:鷹司カオル さん
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>PS:におちさん
 追伸と言うほどのことでもないですが、以前にご紹介いただいた例の二冊の本を購入して以来目下読み返し読み返し親しませて貰っております。初めは綺麗にしておこうと思いましたが、大事なところにはラインや書き込み張り紙等して大分本の中が”にぎやか”になってきました。ほんとに良かったです。

10:におちさん
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おっしゃるとおり弦音も自分では良かったかどうかは怪しいですね(笑)
ただ、明らかに悪い弦音は自分でもわかりますし、周りの人が教えてくれることが多いです。師は別の人を見ていたり控えで話をしている時も、弦音だけで今は良い射が出た、弓手の押しが効いていたなどと言い当てます。あてずっぽうかも知れませんが(笑)

書籍のことはお役に立てているようでうれしいです。「賑やか」なって役立てば、著者の先生方もお喜びでしょう。
こちらこそ宜しくお願いします。

11:鷹司カオルさん
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 本スレッドはだいぶ以前の某(私)のスレ立てになりますが、今ある流派の解説書を読んでいまして本題に関してとても興味に惹かれる一節がありましたので、スレ立て致した者としてここにご紹介させて頂きたく思います。
 
 『○○先生の矢勢は、地面低く飛んでいき、的の何メートルか手前で矢がスッと上にあがるような弾道で的中したとのことである。』 p.242〜p.243

この一節を読んだ時、やはりそういうことってあるんだと身が震えましたね。考えてみますと、昔、琵琶湖かどこかで人力飛行機の競技をやっていましたよね。その中でもう機体が下がってきて着水しそうなのに頑張っていて飛距離を伸ばしている場面を度々見ました。あれはきっと湖面との間が狭まるとそこの空気が機体の羽と湖面とで圧縮されて反発力が生まれ、一種の浮力を機体が受ける結果かと思うんですよね。それと同じこと似たことが飛ぶ矢にも言えるのではないでしょうかね?
 そのためには矢の落ち方が大変関係していて履き矢のような飛び方では浮力?は生れずもっと水平に近い、弓道的に言えば矢色も少なく安定した矢勢のある場合でないとダメですよね。
  
 これからも頑張ります。失礼しました。
 

12:ドン引きさん
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初め低く出た矢が比較的初速度が高かったために的に近づいた地点で、射手の目と的を結んだその線より、その放物線の一部が一時的に上へ突き抜けたということでしょう。

ほぼ水平に打ち出された矢が一秒足らずの重力加速度を得て、しかも羽は有っても細い矢ですから、地面と矢との間で圧力を増して矢が浮くということは考えすぎでしょう。

ちなみに、矢を水平にして150cmの高さからそのまま手を放して落とします。
この時、床に近づいた時、矢がふわりと浮かびますか。

矢が飛んでいようが、そのまま落ちようが、重力加速度は鉛直下で、両者は同内容の実験と云うことになります。

ところで、鷹司さん、3の様な矢飛びが出る様になったということは、関板などを弦で打つ弦音がしないことがありませんか。

また、かけからの弦の分離がきれいだと、離れた直後の弦の振動も無く、音無しの射になることもあります。

また、矢勢の載った弦返りだと、弦の風切音・弦笛が聞こえることも有ります。

どうですか。
どこまで、経験されましたか。

13:鷹司カオルさん
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 矢の飛び方についての茶飲み話ならまだ良いですが、それを極めようとしている場に「放物線」をそのまま持ち出すのはお門違いもいい所ではありません?
放物線とは自由空間でのことですよ。羽がついていて放たれた矢は自由空間を進んでいるのではありませんし、矢自体に色々な動きの要素が含まれています。例えば、放たれた矢は筈に推力を受けますがまだ鏃の方まではその力が至らず、その結果矢は矯められて高速度撮影に見られるように矢色を伴って進みます。羽が付いていれば次第にその矯みは減少して矢は的へ向かいますが、羽がなければ矢先の方は空気抵抗を受けて速度が落ちるのに対して筈の方は矢の加速度により的近くになると矢の前部と後部とでその速度が逆転してしまってその結果矢は急に横へ逸れてしまいます。これが「棒矢では巻藁以外禁止」の根拠であることはお分かりと思います。
 どのような羽を付けていようとも、又、重い矢でも軽い矢でも早い矢・遅い矢であっても今飛んでいる矢の様子は全て「真」なのです。放物線より上向きになるにはそれが大であれ小であれそれなりの理由が発生したからなのだと言うしかありません。

 >矢を水平にして150cmの高さからそのまま手を放して落とし、この時、床に近づいた時、矢がふわりと浮かびますか。
 この例え・比較は本題と全く違うものであり、証明になりませんよ。

 とにかく、飛んでいる矢には弾力体としてあるいは推力の発生〜終焉といった状態からしていろいろな要素が内在していますから、お挙げいただいたような簡単なもので解決はできないと思います。
 「フワリと浮くような矢飛び」を呈する射とは何もフワリと上がらなくてもいいのです。落ち方がそれまでよりは小で「飛距離の伸び」が感じられる矢飛びということではないでしょうか。それにはそれなりの伸びのある射技・離れ・体の状態・・・等の上に成るものでは有りましょうがね。
 
 ご質問をいただきました。
◎関板などを弦で打つ弦音・・・関板を打つ音はしません。と言うか関板を打つようなことはありません。打ってるかいないかは幾つかのレスでも申し上げていますが、関板に感熱紙を貼り付けて行射してみればすぐ分かります。弦の跡が黒く着くはずですからね。角見・弓の捻りが利いていれば弓幹から回りだして弦の跡は弦より右側に付きます。

◎懸けからの弦の分離・・・良い方だと思います。枕の高さは(前には枕無しでしたが規則に挙げられましたので)弦の経の半分程つけました。また懸けは捻り切る離れとしていますので緩みもありません。三ツ懸けで切り指の末節骨を拇指の同骨に掛けています。(掛けるというよりアテるという感じですね。)

◎音について・・・そうですね、静かな方だと思います。夜自室での巻藁では弦の風切音もしますね。昼間ではなかなかそうも行きませんがね。

14:ドン引きさん
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初めに低く出た矢というのは、出来の悪い右上へ飛んで行く矢に対して、会での矢筋通りに射出する正射の矢飛びを表現したものです。

こうした矢の場合、弦による加速度の伝播が筈から順次矢先に移動するというのは確かですが、会での矢筋通りに弦が加速していけば、矢色の付く理由はありません。

また、矢道に特別な風が吹いていなければ、3枚の矢羽は矢の進行方向に対して垂直な方向に矢軸を回転させる働きを担っていて、矢の姿勢を保とうとする効果があります。
でも、それは揚力などの様に矢を浮かび上げる働きではありません。
また、ヘリが下降して下に押し付ける力が地面に近づくと急に大きな圧力となり、ヘリを持ち上げるというのとも違います。

近似的に見れば、こうした場合の矢飛びの軌跡は、二次曲線に収束すると思います。
それは、水平方向に矢を打ち出した加速度と鉛直下に重力という二つの力が働く運動と観る事が出来るからです。
高校の物理で放物線、自由落下というのは習いますが、空気抵抗を無視して計算します。

もっと精密にやるなら、空気抵抗やその場に吹いている風なども考慮しなければなりませんが、鷹司さんが主張されるように、矢飛びなりを極めようとしてお話をされているのなら、どのような状況で矢がどの程度浮き上がったのか、既に計算されているのでしょうか。
高校の物理レベルではお門違いとまでおっしゃる根拠が有れば納得しますが、鷹司さんからは具体的な計算例も出てこないでしょうし、お茶を濁して終わりということでしょう。
なぜなら、文章から理系の専門家と云うイメージがわいて来ません。

さて、3番の矢飛びが出来る様になったのであれば、随分上達されたのではないでしょうか。
そこまでいけば、狙いを付けた所から1寸か2寸の狂いは出ても尺二の的なら特別な失射をしないと外さないレベルだと思いますよ。
どうですか。


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