勝ちたいと思えません。長文なので分けます。 (投稿6件)[1〜6]



1:ももさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/72.0.3626.121 Safari/537.36
私はこの春高校生になり、今、学校の弓道部に所属しています。中高一貫校です。私の学校は強豪校なので、中学の頃は「県大会は入賞して当たりまえ、優勝が普通」というような空気でした。
本当に、心の底から弓が大好きです。弓具について詳しかったり、たくさんの人の射を研究したりしているわけではないのですが、ただ「弓を引く」ということが好きで、本当に楽しいです。

私は2年生の頃から早気になってしまい、3年生の頃がピークでした。私の早気は、ちょんがけから本がけに替えたことをきっかけに、引き分けの軌道や力の方向が分からなくなってしまったことから会での収まりが悪くなり、頬付けにつかず、弓の力に負けてしまっていたところから始まりました。伝わりにくいと思うのですが、会の間(ほぼ引き分けの間)、焦りや不安、恐怖、力が手先から逆流してくるような感覚があり、3年生の一番ひどかった時期は大三で離してしまいそうになっていたことがありました。色々と考え過ぎ、パニックになってしまっているような状態でした。とにかく的を見ること、的が怖かったです。
目を瞑ってみたり、もちろん射を直したり、たくさんの方法を2年以上かけて試しましたがこの頃は全くダメでした。
オフシーズンになってから、「会でやることを考える」「とにかく中てたいと思い続ける」といった早気克服法が私に合わなかったことに気づき、「まず落ち着いて的を見れるように、落ち着いて会に入れるようになろう」と思い、引き戻すという練習を始め、この練習法のおかげで「離さない」と本当に思って引けば頬付けにつくようになり、落ち着いて伸び合い、狙えるようになりました。

しかし、どうしても現役は試合があり、顧問の先生からの注意で引き戻しを中心に練習するわけにいかず、現役を引退するまでは中途半端な状態が続いていました。


私たちの学校では、中学を2月に引退してから、高校で入部する4,月まで、基本的に引退した私たち三年生は自由で、高校も続けるなら早めに復帰して練習するも、休息期間とするのも自由でした。(毎年9割以上の人は休憩期間としています)

引退した後は一度徒手まで落ちるので、早いうちから練習に来なければ次の春の国体予選など、このシーズンは試合に出場できません。なので、試合に出たい人が休息期間を取らないことが多いです。

私は、引退した後、徒手からやり直し、早いうちに練習に復帰することで他の人よりできる練習時間を、ひき戻しなどの現役の時にはできない「ほぼ早気を克服したと言える状態」にもっていくための練習時間にあてようと思っていました。

引退して2カ月弱がたつ今、私は、徒手から巻藁まで上がったのですが、早気の時のいやな感覚を忘れつつあり、会で伸び合う感覚も少しですがわかってきました。なにより「伸びきって離す」ということが本当に気持ちよくて、楽しくて楽しくてしょうがないです。
弓を引くことが楽しくて、早く復帰したことで出来た時間を今は有効に使うことが出来ていると思います。

長くなってしまったので次に分けます。

2:ももさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/72.0.3626.121 Safari/537.36
返信という形で書き込みます。


長い前置きになってしまったのですが、私が相談したい本題がここからです。

今、私の高校の女子部員がとても少なく、9人しかいません。これからの春のシーズンに出れるのは、既に復帰している私を含め10人です。
顧問の先生は早気の人が大嫌いで、私は相当嫌われていると思います。けれど、今は傍から見れば会があるようにみえます。(自分の中ではもっと伸びれると思っているので)
顧問の先生は3中する早気より2中の会がある人を使う、と普段から言っていて、7割の的中でも、会が1秒の人は試合に出しません。

今まで先生に「早い」「伸びきって」以外のことをアドバイスされたことがあまりありません。無関心、といった感じでした。(私がその先生に対してかなり苦手意識を持っているので被害妄想に近いところはあると思いますが)その先生が最近様子を尋ねて下さるようになり、本来喜ぶべきことなのですが、「もしかして私を含めた10人の中から9人を選ぶつもりなのか」と思いました。

その瞬間、怖い、試合に出たくない、立に出たくない、と思いました。早気だったころ、特に試合よりも立が本当に憂鬱で、立がある日は朝目が覚めた時から「今日は立だ」と思い、動悸がし、一日中緊張状態で、学校に行きたくないとずっと思っていました。

最近になって、私は自分が「勝ちたい」と思っていないんだな、ということに気づきました。
スポーツとしての弓、(私の学校が目指す體育會としての部活)では、「勝ち」が何よりも求めなければいけないことだとしています。たとえ早気でも、高校になれば的中を第一に求めなければいけない。そのような環境において一番恐ろしいことは「負けること」、「中らない事」であるはずなのに、私にとって一番恐ろしいのは「早気に戻ること」なんです。
大三の時から襲ってくる恐怖や不安でパニックになり、動悸が激しくなり手先が震えるような射に戻りたくない。この感覚が一番怖くて、早気に戻らないためだったらたとえ「逃げ」「甘え」と言われても構わないと思っています。
なので、高校から新しく入部してくる、または休んでいた人が帰ってきて、全員で出場する夏の新人戦までは、とにかくなによりも「早気にならない事」を最優先に立や試合に左右されず練習したいと思っています。勝ちを求めるスポーツにおいて、部活において、私のような考え方ややり方は自己中心的すぎるということは分かっていて、そもそも「立や試合は早気が悪化する」という思い込みがあり、それが良くないこともわかっています。

頭では分かっているのですが、どうしても本心から思えません。「私は試合に出たくて早く復帰したんじゃない、現役の時にできなかった練習をしながら早気を克服したいと思って早く復帰したんだ」と自分でもなんてわがままなんだろうと思うようなことを考えてしまいます。

3:ももさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/72.0.3626.121 Safari/537.36
弓を引くことは大好きで、弓は生涯私にとって大切なものになると思います。ただ、勝つことの喜びを得る前に、過去よりうまくなっている自分で弓を引いていることの喜びがとても大きく、楽しいので、誰かほかの人に勝ちたい、というのが私にはモチベーションになりません。
早気になることだけは何としても避けたいので、今ちょうど回復傾向にあるのに立や試合に出たくありません。逃げてると思います。ですが、たった2年でも、これ以降の弓道人生でこれ以上のどん底はないだろうというレベルに落ち、もがいてやっとここまで上がってきました。

正直とにかく怖いです。早気になることや、今立に出ることが嫌です。こんな自己中心的な考えの私は、スポーツとしてというより、趣味に近い形で弓を楽しんでいるのだと思います。
勝に対して意識が低い人、競争意識が低い人がいると部全体での意識が低くなるのは分かっています。現役の時幹事だったので、勝ちに対して意識が低い人は試合に出したくないと思っていました。今、まさに私はそのタイプの人です。本当に弓は好きなので、初段を取って、部活をやめ、自分で市営の弓道場で練習する、というのが理想ではあります。
誰かほかの人と比べ、そのために練習するのではなく、今までの自分の中で今が一番いい、と思える射で、十分に伸び合って気持ちよく離れるようにするための練習をしたいです。

けれど、それでも競争の世界で乗り越えられれば精神的にも大きく成長できるだろうと思います。そのチャンスを逃したくはないけれど、「勝ちにこだわれ」と言われても何も感じない自分がいると思うと、「自分は部活にいるべきじゃない」とも思います。

弓を引くことが好きです。
結局、部活をやめ、学校外で弓を引くことにしようかどうか迷っています。色々と考えましたが全く結論が見えません。
所詮逃げで、甘えではあるのですが、それでもあの時期は私にとっては本当に苦しかったですし辛かったです。もう二度と味わいたくありません。弓を引くことが好きなのに、弓を引きたくないと思いたくありません。どうしたらいいかわからないです。他の方だったらどのような判断をするかを聞きたいです。


上手く文章をまとめられずかなり長文な上ぐちゃぐちゃになってしまいました。申し訳ありません。

4:ナマコブシさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/72.0.3626.121 Safari/537.36
結論から言います。
すぐ部活を辞めて地域の弓道場で引くべきです。

ももさんがどれだけ弓道を愛しているか、とてもよく伝わりました。
ならばより一層地域の弓道場で引いたほうがいいと思います。
好きな時に好きなだけ引く、休みたいときは休めばいい、そんな感じで自分としっかり向き合うことが大事だと思います。

部活を辞めることが「逃げ」だとは私は思いません。
逆に今後の弓道人生を考えると勇気のある素晴らしい判断だとも思います。
社会人になると会社が嫌になって鬱病を発症してしまう方が少なからずいますが、それと同じ様な症状がももさんにも現れはじめています。
それを防ぐためには、その環境から身を遠ざけることが重要です。

地域の弓道場に行ったって、大会はいくらでもあります。将来的には大学や成年国体、皇后杯などの勝負事に復帰することもできるかもしれません。
だから今は、勝負の世界を少し離れて、自分のやりたい事に集中してみてはいかがでしょうか。
私も一時期早気になりましたが、長期間戦線から離脱し、時間をかけて直しました。その時間というのは本当に必要だったと今でも思っています。

まだまだお若いですので、将来は自由自在です。部活を続けなくたって弓道はできます。
最後にもう一度言います。
部活を辞めることは決して「逃げ」ではありません。
必要なのは、ほんの少し勇気だけです。
ももさんの弓道人生が明るくなりますよう、応援しています。

5:天龍さん
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; Trident/7.0; MALNJS; rv:11.0) like Gecko
私の感想です。
目指しているのはただ一点。弓が上手くなることです。それが今のところうまくゆかないので環境のせいにしたくなります。
よく分かりますが、環境を変えてもこれは同じです。部活は試合第一主義だとか、ここでは早気に戻りそうだとか、先生が何を言ったとか、言葉は悪いかもしれませんが、全て現状への不満です。部活を辞めて一般の道場に入っても、また別の悩みやトラブルが待っています。
弓道人生50年として、1年1年その歴史を刻んで行きます。愉快な事ばかりであろうはずがありません。その中で何が出来たか、あきらめずに頑張れたか、それが喜びになりまた弓を引いて行けます。
高校生が部活を辞めて、駆け込んだ大人だけの一般道場が、理想的な環境であるとはとても思えません。
どうでしょうか。

6:まめさん
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/74.0.3729.131 Safari/537.36
ちょっと返信が遅いかもしれませんが・・・
読んでしまいましたので、私の意見として返信します。

まず、学生生活の部活は一生に一度です。大会も部活生活も諸々含め、すべてが一度きりです。
それに比べると、町の道場は社会人になっても、年をとって引退した後でも受け入れてはくれます。要はスタートはいつでも大丈夫です。
弓については一生できる機会があります。
これは覚えておいて下さい。

今ひとりで弓を引いているのですか?
部の仲間と一緒にやっているのではないのですか?
選手にならなくとも目標に向かってやれることはいくらでもあります。(実はこれは経験すると社会に出たときに役に立ちます)
部は選手だけで回るものではないはずです。

学生時代の部活は成績がいいと強烈に思い出として残りますし、自分達の自信につながります。
世の先生方はそれを目的に勝つということに固執しているのだと思います。これは決して間違いではありません。(会についてはそれぞれ考え方がありますが・・・)
そこそこ中るようですので、いい感じになれば試合に使ってもらえると思いますよ。そこは自分で研究して持っていくべきところです。

先生については気にしすぎだと思います。大人はよく"放っておいて様子を見る"という技も使います。

部が合わない、耐えられないというなら辞めて自由にやってもいいと思いますが、辞めたくないならやり続ければいいと思います。

どうでしょう。考えてみてください。


→本スレッドへ返信投稿
返信タイトル:
Re:勝ちたいと思えません。長文なので分けます。
名前:
[ヘルプ] ※必須※
メール:
[ヘルプ]
URL:
的顔:
[ヘルプ]




















内容:
[ヘルプ]
投稿コード:
[ヘルプ] ※必須※
画像の数字を半角数字で書き写して下さい。
メール、URLは記載されると公開されます

ホーム > 弓道座談会 > 雑談・その他 > 勝ちたいと思えません。長文なので分けます。 (投稿6件)[1〜6]

(c)デビール田中 : 問い合わせ