なぜ、入場後に肌脱ぎや襷掛けなのか? (投稿10件)[1〜10]



1:ドン引きさん
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入場の時は、かけも挿し、弓や矢を持って既に射る用意が出来ていそうですが、礼法なのか、着物を着た為なのか、わざわざ肌脱ぎや襷掛けをします。

どうして、入場前に肌脱ぎや襷掛けを済ましておけないのでしょうか。

2:ふみふみさん
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まあ・・・決めた人に聞くしかないですよねぇ。
ここにそんな人、いるかな?

3:とおりすがりさん
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審査の対象になっているからかな。
それなら、審査受けない人は関係ないですね。
京都の全日本大会では、肌脱ぎ、たすきかけをしてから入場してませんか?

4:ドン引きさん
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そうですね。

全日本弓道大会で、矢渡しの場合は入場して肌脱ぎをしていますが、演武・競技の方は肌脱ぎしてから入場していますね。

この大会、服装は弓道衣と和服のどちらかですね。

5:天龍さん
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こんな解釈はどうでしょうか。
肌脱ぎや襷がけそしてカケの装着は、あくまでも行射のため必要に迫られた着装の崩しであって、射場への入場時と退場時は襟元をきちんと整えた本来の正しい衣服の姿で定めの座にて礼を行う、これが射手の元々の作法なのではないでしょうか。
射会の運営や時間の都合で省略することがあっても、その精神だけは残そうと考えれば、せめて肌脱ぎ襷がけの所作だけでも射場で行うという取り決めは理解できるように思います。

剣道では、対戦後の両者が試合場の脇に下がって防具を外し汗をぬぐった上で互いに坐礼を行う姿がテレビに映ります。
柔道でも、対戦終了時に衣服を整えて上で、主審がおもむろに勝者を指名した後礼をします。
弓道の定めの座での礼と共通する精神のように思われます。

6:ドン引きさん
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天龍さんのお話を聞いて思いました。

普段の生活と武器を手に取る場との区別の印として礼が用いられているのでしょうか。

礼は心の澄まし、引き締めなどに用いられ、二つの場を結ぶ橋の役目をしているのかも知れませんね。

つまり、二つの場にも相応しい身なりがあって、正式にはその場毎に身なりなどが区別されているのでしょう。

しかし、実際の射会などでは運営上の問題で時間が押す場合が多く、省略や簡素化が図られているのでしょう。

7:とおりすがりさん
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小笠原の射礼では、射手は何もつけずに入場し、その後かけを指し介添えが弓矢を渡す形式があるそうです。審査等はそれを参考に決められたんでしょうね。
襷掛けに関しては本来人に見せるものでないから、昔は済ませてから入場したそうです(現在でも立射で審査を受ける場合はそうだったかと)。
それを肌脱ぎをするのに合わせるために無理やりきめたのではないかと、聞いたことがあります。

8:ドン引きさん
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とおりすがりさん、有難うございます。
礼法は昔も今も小笠原ですね。

昭和になるまで女子の射手は殆どいなかったのではないでしょうか。
本来、襷がけは見せるものではないが、肌脱ぎとの時間差を解消する為に、現行の様になったということですね。

きっと、礼法を色んな催し物に適用しようとすると、調和、整合性、実用性などの関係でマイナー・チェンジに工夫がされるのでしょう。

9:takaさん
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>>昭和になるまで女子の射手は殆どいなかったのではないでしょうか。

それはいらっしゃいました。

>>本来、襷がけは見せるものではないが、肌脱ぎとの時間差を解消する為に、現行の様になったということですね。

だと思います。

GHQによって解散させられた大日本武徳会の弓道部が日本弓道連盟として新生発足した際に刊行された弓道教本(現行の教本とは全く内容が異なる)には、「たすき姿のまま介添えを従えて定めの座についている」写真があります。執弓の姿勢についても、女性はたすき姿でその模範が示されているので、当時は、「女性は予めタスキ姿にしておく」のが普通でした。弓馬術礼法小笠原流の機関誌である「糾方」第36号には、先年亡くなられた奈良県の増田美和栄範士が当時の会長である千葉胤次範士から「男子は本座で肌脱ぎをしている間、女子は的正面に向いたままである、何とかならないか」との指示を受けたことが、日弓連による襷さばき制定の端緒であるということが書かれてあります。


>>きっと、礼法を色んな催し物に適用しようとすると、調和、整合性、実用性などの関係でマイナー・チェンジに工夫がされるのでしょう。

ほぼご賢察のとおりかと思います。

小笠原流一門人として手元にある資料から得られた事実のみご提示いたしたく思います。ご参考まで

10:ドン引きさん
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takaさん、有難うございます。

具体的に小笠原流の機関紙名と号数が示され、襷掛けが肌脱ぎと同時に行われる様になった理由と、そこに直接携わった先生方のお名前まで判りました。

ひとのつながり・力って凄いですね。


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