弦の目印について (投稿44件)[1〜44]


1:ガンモさん
審査の際などに、目安として弦を番える位置にしるしをつけたものを、使用しても大丈夫なのでしょうか?
弓や矢の規定は、知っていますが、弦の規定は、承知していないものですから・・・

2:ドトールさん
あまりよろしくは思われないと思います(´〜`;)

3:武奘さん
規則の上では、大会や審査での使用は全く問題ありません。
而しながら、審査をされる先生方にどう思われるかは分かりません。色弦や艶やかな矢も良くは思われ無いでしょうから、同様の事が考えられるのではないかと思います。

4:りょうさん
はて?

使用前に弓把の高さを計り、矢を番える位置を一定にするため、弦に目印をつける。また、弦が伸びた時に目印を付け直す。(マジックペンで書く事が多いかな)

事は、弓具の取り扱いの基本的な事で、むしろ推奨すべき事だと思うんだけどな。

5:べにさん
<りょうさん
私はそんなこと聞いたことがありませんが。
新しい弦に中仕掛けをつける際に最初矢をつがえる位置に印をつけるのは解りますが。麻等を巻けば隠れちゃいますよね?
もしかしてその上からさらに印をつける事が基本的な事で推奨すべき事だと言うのですか?
そうならばそれは少なくとも基本的な事でも推奨すべき事でもありませんよ。

審査での使用についてですが、審査員の方への印象は良くないかと思います。規則で禁止というわけではありませんが、念のため、一応という気持ちで中仕掛けを巻き直すか弦を交換しておいた方がいいかと思います。

6:うり坊さん
こんにちは。

私は弦(中仕掛)に印をつけてもいいと思います。
ご存じだとは思いますが、筈1つ分つがえる位置がずれれば的一つ分位矢所がずれますよね?なので、それを防ぎ、なおかつ的に中てるためには必要だと思います。
道具を自分なりにいじって、よりよいものにすることは、胸を張っていいことだと思います。

といっても、よっぽど派手で目立つような目印の場合は別だと思いますけど。

7:かっチャンさん
僕は矢を番える時に、矢が握り皮と籐の境を通るように左手で持ち、矢が弦と垂直になるようにしてから、矢一本分上に番えています。弦も状況によって変化しますので、目の高さまで持ってきて、一射毎にしっかり確かめながら番えています。慣れてくれば、垂直の感覚も磨かれてくると思います。

弓道では、直線や平行、そして垂直などの感覚が大事だと思います。その一つとして、目印ではなく、日ごろから養いたいですね。

8:りょうさん
>5

はい、中仕掛けを作ったあと、道場の板目や的中定規で、自分にあった番える位置に、マジックで記しをつけます。
自分は、雫を作るようしているけど。

射にあたって、道具をチェックし、自分にあった基準を探り整える事は基本だと思うけどなあ。

審査ではよろしくないという意見の方に、お聞きしたいのだけど、そのような指摘や指導があったのですか?
また、試合ではどうですか?
試合では良くて、審査ではよろしくないというのはおかしいと思いませんか?

9:ゆんさん
低段ならその程度では落ちないでしょう。

10:りょうさん
>9

浅学にして聞いた事がないのですが、印をつける事、または類似の行為そのものがよろしくないという事ですか?

又、指導者として、真行草の観点からはどう思われますか?

11:ビーのさん
僕の地区の高体連では弦に印を付けるのは禁止になっていたのでダメなんだと思っていました…

印を付けなくても弓を引くたびに確認していれば必要ないのでは?と思います。番える位置も7:かっチャンさんのように毎回位置を覚えながら出来るようになるといいと思います。

12:浩然さん
弓道競技規則第23条に
「弓には、照準のための装置や目印をつけたり、類似のことをしてはならない 」
とあります。この規則には「弓」「矢」「かけ」と3つ並べられており、「弦」が
ないので、解釈が二通り出来ると考えます。

1.弦と弓は別物なので弦には印をつけても良い
2.弦は弓の一部(上述の3つの中で)なので印をつけてはいけない

教士の先生で1の解釈をされているのを聞いたこともあり、雫の問題もありますので、
1でも良いのかもしれませんが、私は現代弓道における「和弓には一切照準の類をつけない」
という精神を考えると2が正しいのではないかと思っています。

地域によっては2の指導をされているところもあると思いますので、道具審判に指摘されたら
たとえ認められても後味が悪い、あるいは動揺が起こるのではないでしょうか(特に全国大会
等で他県に行ったとき)。弦が伸びてつがえる位置も移動してしまえば印自体が無意味と
なります。実際の射を行うにあたっては 7:かっチャンさん のご意見に賛成します。

13:りょうさん
弦に印をつける事の意見の違いは、次の2点にあるように思われます。

1.性能発揮の為の弓具の管理及び工夫
 全弓連webサイト道具について(http://www.kyudo.jp/sekai/dogu.html
2.弓には、照準のための装置や目印をつけたりする類似行為 競技規則23条(http://www.ecoecoman.com/kyudo/kisoku/kisoku01.html

自分は1の認識だったのですが、よろしくないとの御意見の方は、2の認識のようですね。

>7、12
の御意見は充分理解できますが、さりとて、今まで自分がやってきたことや指導してきたことが間違いであったとは、にわかに認めがたいのも事実です。
よろしくないという認識が全弓連の見解であれば、今後は認識を改めますが、そのあたりどうなのでしょうか?

14:四角錘さん
弦に雫を付けて全日本に出て入賞した人を知ってます。
知ってますと言うか、同じ道場の人なのですが。

ちなみに、私も知人も、先生(教士7段)から「マーカーでは印をつけるな。付けるなら雫にしなさい。」と言われています。

その先生も、知人も、私も、雫をつけて審査に出向いていますが、特に指摘など受けたことはありません。

15:てらてらさん
弦に印を付けてもよい、に一票。
弓擦籐の目印は「照準」に相当すると思いますが、弦の印には規制はないと思っています。

16:四角錘さん
良いか悪いかは、それぞれの県連・地連で見解が異なっているかもしれません。
私の書き込みは、「私の所属する地連の例」および「全日本での例」であることを留意してください。

「弦」に対する規定が文書化されていない以上、どこまでがOKでどこからがNGか、ここで論じるだけ無駄なのかも知れません。

ましてや、ここでOK・NGの判断を下すのは、間違った情報を流布しかねないので、危険かと思います。

というか、まず最初に県連か審査を担当される先生(教士クラス)に問い合わせすれば解決する話では...?

17:ぬふぬふさん
>>四角錘さん
すみません教えて下さい。
>弦に雫
雫とはなんですか? 弦にコブのような物をつける事ですかね?

18:鷹さん
>>雫とはなんですか? 弦にコブのような物をつける事ですかね?

多分そうではないでしょうか。「露」とか「探(さぐり?だったかな)」とかいう別名もあるとか、また武射系統の古流では一日の時間帯で呼び分け?をするとかなんとかいろいろあるみたいですね。

コブのようなものを作ることは別に悪いことではありません。上に述べたように、古くからあることです。征矢などは現今の比較して根(鏃)が重いためその重みで矢が弦持から上へ抜けるように落ちてしまうので、止めておく為の工夫なのでしょう。またこうしておかないと、下から擦上げる取懸の場合矢を落とすと思います(この項目については日置流諸派、古流の方のレスを期待しています)。

小笠原流でも、騎射、歩射を問わず重籐・相位弓では仕掛部分に同じようなものを作るようです。

別のお話で恐縮ですが、私が今上に書きました
「(筈の下10pくらい)から擦上げる取懸」
についてなのですが、初心者の間は、今で言う礼射系・武射系を問わずそれによって取懸けるよう教えられたことを記憶しています。現在では、そのまま掴みに行くように、つまり武射・礼射問わず擦上げの取掛けをさせないように講習会などで教えていると言う噂を聞きましたが本当なのでしょうか。事情にお詳しい方、少しお教え下さい。

19:四角錘さん
>雫とはなんですか? 弦にコブのような物をつける事ですかね?
調べてみたら、一般には「ツユ(露)」あるいは「探り」と呼ばれてるみたいですね。不正確な名称を使ってしまいました。
大変申し訳ありません。浅学の身を痛感いたしました。

私は、番える上限の部分に、麻の繊維をぐるぐる巻きにして、まさに「コブ」のようなものを作っています。


>そのまま掴みに行くように、
私が参加した講習会では、そのように指導されます。「昔は下から擦り上げるように指導したんだけど」とも言われます。
なんで変更になったんでしょうね?

20:紫弓さん
ちょっと参加しますね。
 私は弦に記し付けるのは弓の一部だからあまり良いとはいえないと考えてます。ただ許容はしてます、知っている人には付けない様に話をしてますけど、、。

 さて、即取りかけるのと摺り上げる取りかけの話が出ていますので私の聞く話を。露や雫と言ったコブの部分は鏃の点もあるでしょうが夜間に引く時に同じ所に番える為と聞いています。必要に迫られて摺り上げる動作の名残として武射系はこちらを指示され、礼射
系はその必要がない事から即取りかけと聞いています。
 これは調べる必要がありそうですね。

21:遥頂さん
私が教えを頂いている先生が、尾州竹林流の先生でして、
その先生より教わった事を書いてみます。
あくまで特定の地区の流派の話で、尚且つ学生向きに話をされた物ですので、
こんな教え方をしている地域も有る、という一例までに…。

件の物体は、実戦の場(特に夜戦)において、
矢を番え、取りかけるのに手元を見る事が出来ない事から、
目に頼らず場所を決める手だてとして発生した「よう」です。

で、それを作ったほうが良いのか、と聞いたところ、
別に、戦争をしているんじゃないから、的を見ながら取り掛ける訳でも無いし、
矢摺藤は駄目だけど、弦に印を付けるのは良いのだから、
ちゃんとペンで印を付けて、目で位置を確認して取り掛けなさい。
ということでした。

実際、ペンでしっかりと黒く取懸け位置を記して有りますが、
13年間弓を引き、人並み以上に公の場に出て行っておりますが、
そのような注意を受けた事は自他共に一切有りません。
矢摺藤に関しては、控えの段階で長さ6cmと合わせ、チェックされます。

また、下から摺り上げるような取懸けについてですが、
我々はそれを「受け筈」という言葉で習い、
一種、武者系の流派である特徴的な部分であると教わっています。
実際、普段の練習、試合、審査まで、全てその受け筈にて取懸けをしております。
地区的にこの流派に属する人が多いというのも有るせいかとは思いますが、
講習会等においても、受け筈にて取懸けて注意を受けた事はありません。

22:ぬふぬふさん
>>鷹さん
>多分そうではないでしょうか。「露」とか「探(さぐり?だったかな)」とかいう別名も
>>四角錘さん
>調べてみたら、一般には「ツユ(露)」あるいは「探り」と呼ばれてるみたいですね。
なるほど、私はそれすら分かりませんでした(-_-;)

>>紫弓さん
>夜間に引く時に同じ所に番える為と聞いています。
>>遥頂さん
>実戦の場(特に夜戦)において、
矢を番え、取りかけるのに手元を見る事が出来ない事から、
私はこれを何かで読んで『おっ、これは毎回同じところに番えるのに便利だな』とおもって何年か前から実施しています。 
それまではしっかりマジックで印をつけてましたが地元の先生方に「あまり好ましくない」と言われた経験がありそれから自粛しています。でもこの露と言われるものは一度も注意された事は無いです。

23:ZEROさん
摺り上げる取懸けですが、自分は正面で引いていますが、講習会のときに武者系ならいいが正面でこれをやったらNGと言われました。

24:鷹さん
みなさま参考となるご意見カキコミありがというございました。わたしのチョットした誤解も訂正されました。重ねて御礼申し上げます。

私も礼射系で引いていますが、初心者の頃(初段を許されるくらいまで)は擦上げでの取懸を行うように指導され、初段以降は直接取りに行くように指導されました。今は礼射・武射を問わず当地では擦上げをやらぬよう講習会で指導しているようです。謂れがわかっている所作なので大切にしたいものです。

本題の「弦に印」ですが、私の所属する道場ではみんな印を付けています(称号者も含めて)。ただ、その際の工夫として、目立たぬよう「赤いボールペン」で印を付ける人が少なくありません。印を入れる作業中に、その横を範士の先生が通られても見咎めるようなことはなさいませんでしたので、了解されているのだと思います。
ただこれまでの書き込みを拝見いたしますと、どうもその地域の先生方の「自分ルール」みたいなものが跳梁跋扈しているようですね。やりにくい時代と言うべきでしょうか。

25:弓引きおっさんさん
稽古で印をつけるのは問題ないと思いますよ。

しかし、競技においては競技規則に弓に印をつけるなと書いてあるのだから駄目だと思いますよ。

一般に弓といった時に弦の外れた状態をイメージする方がどれだけいますか?
弓の絵を描いてくださいといわれたら弓だけを描きますか?
講習会で弓を持って集合してくださいといわれたら弦はずして持っていきますか?


また、「かけ」を使わないで競技する人がいますか?それですら必ず「かけ」をするようにと記載されているのですよ。

弓には弦をかけることと書いていないことから弓とは弦と一体と考えるのが適正ではないでしょうか。

26:沓下さん
私は筈かけの位置にマジックで印をつけています。

全弓連主催の大会では、控で弓具チェックがあり、弓に不正がないか調べられます。
藤に目印になりうる隙間やシミがあるだけでその場で巻き直しをされるくらい厳正なチェックがなされますが、弦の印に関しては何も咎められたことがありません。

つまりは規則上は弦の印は違反ではないということではないでしょうか?
弦も含めて弓だという解釈は可能だと思いますが、そのような解釈は採られていないのでは?

27:sudachiさん
弦が伸びない方はこれでも良いでしょうネ。

28:元学生さん
弓に印を付けていけないことを公式の試合で確認するのは、矢摺藤の場所を確認することで運用されています。

弓に弦が含まれるとは拡大解釈だと思います。
日弓連の基本ルールである教本でも弓具の手入れの項で、弓、矢、かけと並んで弦が個別に挙げられています。
弓に弦が含まれるなら、同じ弓の項で説明があってもいいかもしれません。
一般にイメージするという理由では、時代の変化で弦を張らない状態をイメージする人が増えれば変わってしまうため、説得力に欠けると感じます。

29:かっチャンさん
弓道で矢を番える事は、大事な事ですね。言うなれば一期一会です。暗闇で素早く矢を番えられないのなら、生きる為に印が必要でしょう。しかし、これは戦という実用です。目指すところは、この一矢に総てをかけることです。今、射る一矢は、過去の経験に頼って射るのでもなく、また未来を期待して射るのでもないのです。現在の時間さえ無い、唯の何かが一射するだけです。そのような時に、印などどうでも良いのです。外れても、後悔や反省は有りません。これは、練習でも試合でも同じです。それが、弓道です。中貫久と言われますが、弓道には本質的に再現性を求めようがありません。中って誰かに評価されようなどと考えるところに、弓道は有りませんね。試合に勝つ事や審査に受かる事で確信を持てるものでは有りません。

少なくても弓道を目指すなら、印が無くても、ここにしか矢を番えるところが無いという一点に、真剣に挑むべきだと思います。そこが、矢を番える的心です。弦に矢を番える時に、そうでなければ人も射も死んでいます。

30:紅一入さん
>かっチャンさん
>ここにしか矢を番えるところが無いという一点に
事前に準備して印をつけておくのは、真剣でないということはないと思います。むしろその場で間違えてしまわないように用意するのですから、より真剣な態度というべきでは。
練習の時には垂直の感覚を養うために無印で練習していても、いざというときには印をつけて確実を期す、という考え方のほうが普通のような気がします。

31:紅一入さん
実際問題とすれば、中仕掛けを作ったときに印をして、何射かすれば、印が薄くなって筈の跡がつくので、そこに合わせればいいのかと。たまに板壁等で垂直の確認をしておけば充分かと。

32:kurichaさん
これだけ議論されて「五重十文字」が一言も出てこないのはなぜだろう・・・

33:天龍さん
そもそも、目で見た直角の感覚以上の精度が必要だとは思えないのですが。
私は、中仕掛けにマークをつけたことがありません。マークをつけなくても前回番えた位置は仕掛けの形で分かりますし、もともと全てがかなりアバウトな照準の射撃道具である弓で、矢を番える位置ばかりにmm単位の精度を求める方が、許容誤差の概念から言って変だと思います。
それよりも、筈と中仕掛けのフィット感の方が気になり、甘く感じる時親指でコンコンと上にずらしてシッカリはめたりします。簡単に2〜3mmは動きます。その分気持ちだけ弓手の位置を上加減にしたりと適当に調整しますが、中りには影響しません。

34:かっチャンさん
僕はまだまだなので、矢を番える所が弦の点の位置にしか見えていません。仰る通り広いものなのかもしれません。更に、精進いたします。

35:元学生さん
mm単位が許容誤差かどうか気にする人には重要かもしれません。
例えば関板と弦の間隔はmm単位を気にしませんか?中仕掛けのフィット感もしっかりはめず甘い状態の人には、コンコンとずらすことはしませんので番え方の違いがあると思います。

動いたことが認識できれば、適当に調整できますが、それに気づけないと矢所で気づくことになります。番える目視の修練不足といわれれば、それまでですが、精度を上げる数少ない工夫の一つとは捉えられないでしょうか。

36:天龍さん
例えば、エアライフルのような精密機械のよに精度の高い射撃なら1mmの誤差は命取りになるでしょう。
しかし、弓の場合は大部分を射手の体全体の感覚に委ねる大まかさです。したがって、着弾点の評価もプラスマイナス18cmの誤差が許されます。これはそれ以上の精度を弓に求めるのは意味がないということですね。
弓手の震え、馬手の震え、口割の震え、または肩肘の入り具合、弓手の握りのズレなどを1mm以内にすることはほとんど不可能でしょう。となると、矢番えの位置のみ1mmの誤差も許さないというのは、意味のある努力とは言いにくいと思う次第です。

37:ぬふぬふさん
私の場合1ミリ番える位置が高いと約5〜10cm矢が6時方向ずれ逆に低いと同じ程度12時方向にズレます。 あくまでも自分なりに中るべき射が出た時の話です。 この経験から私はなるべく1mmでもズレた所に番えたくない為に露と言われる瘤を作っています。 
弓手や手内の失敗や引分・大三の張り、会の時の納まり加減等のズレは経験と感でカバーです。
練習では外れる場所・方向を確認し試合で活かしています。ここまでやると私の周りでは中が当たりと言われます、のであまりオススメはいませんが(苦笑) 

38:1118さん
取懸ですが,
かつて全弓連発行の副読本に「統一見解集」というものがあり,そこの記述では

武射系は擦上げる取懸
礼射系はそのまま掴みに行く取懸

となっていたと思います。
ただし現在は廃刊で,その内容を引き継ぐ「弓礼・弓法問答集」には記載されていないので偉い人からクレームがついたのかもしれません。

個人的な見解ですが,たしかに競技規則で的の大きさが36cmなのでプラスマイナス18cmの誤差が許されますが,それなりの弓射の技術がととのった人なら矢所のばらつく範囲は10cm以下だろうと思います。
現在は尺二の的を使うのが普通ですが,昔はうまい人は八寸とか三寸の小さい的で練習していたということも聞きますので,1mmであっても誤差を小さくすることは重要かと私は思います(思想とか志向の違いですが)。

39:紅さん
18cmの誤差なんて許されるはずがないでしょう。まず遠近競射を知らないのですか?
少なくとも私は普段の練習でも、皆中しようと3時と6時方向にぎりぎりで中っている矢が一本ずつあったりすればまだ十分ではないと思っています。
私の顧問は中るだけではなく的の中心を目指せと言っています。並行してつがえる位置も毎回同じ場所に、とも言っています。

40:はごろもさん
いろんな意見読みました
弦の目印、一つとってもいろいろあるなんて。
弓道って本当に、難しいですね

41:天龍さん
39:紅さん
せっかく指摘してくださったので申します。
貴君もそうでしょうが、私たちは中り外れの境界が非常に厳粛なものだという認識の上で
弓道という競技をします。的枠をたたいても外れは外れ、大失敗の離れでも幸運にも中れば1中である事に変わりはありません。
県を代表するような選手でも、全て理想の射をするわけではありません。良く見ていればわずかなミスが時折見られます。それでも的枠の中には確実に入れてきます。それが許容誤差であり、ルールに基づく判定です。
的の中心を狙うのは当然です。貴君の「ギリギリの中りなどダメだ」と言う心意気はあっぱれですが、試合でその中りを辞退するということはないでしょう。プラスマイナス18cmの誤差が許されているとはそのことです。
また遠近競射については、全ての順位決定を射詰め競射でやるのは時間がかかりすぎるので、多少、運不運の要素が入りますが恨みっこなしで決めやすい方法として使われていると認識しています。

42:ピタさん
天龍さんは和弓での矢番えの誤差は、取るに足らない事とお考え用ですが、私は違います。
和弓では感覚によるところが多分にありますが熟練者ともなれば会での再現性は高くなり、番え誤差が的中に響くものと思います。
そこで番える場所の1mmの誤差が、どれほど影響があるか数学的に検証してみます。

まず矢を弦に直角にし、基準となる番える位置での矢の筈から弓までを線分ABとします。
そこから別の場所に番えます。そのときの筈から弓までを線分AC、番える位置の誤差を線分BCとします。
そうすると底辺AB、高さBC、斜辺ACの直角三角形ができます。
そしてABの的(安土)までの軸線上をAD、同じくACの軸線上をAEとすると、三角形ABCと合同な三角形ADEができます。
つまりDEの距離が番える場所の誤差による安土での誤差となります。

つぎに計算に入ります。
ABの長さは実際の射では矢が弦から離れる際の距離で、これは射手の技量で大きく変わります。
ここではABを20cm(200mm)とし、BCを1mmとします。
的までは28m(28000mm)ですので、
AD÷AB=28000÷200=140
△ADEは△ABCの140倍の大きさになり安土での誤差DEは
BC×140=140mm
となります。

長々と書いてしまい、図もなく分かり辛く申し訳ないですが、ぬふぬふさんのおっしゃる
>私の場合1ミリ番える位置が高いと約5〜10cm矢が6時方向ずれ逆に低いと同じ程度12時方向にズレます。
というのもなかなか的を射た言葉ではないでしょうか。

少しの努力で矢の収束性が高まるのなら、それに越したことはありません。

43:kurichaさん
なるほど、では例えば矢の番え所を1mmずらしたとして、それに合わせて取りかけ位置も筈に合わせてずらし、最初の矢と同じ角度で(結局和弓は感覚的な左右のバランスもありますから)離れた場合はどれくらいズレますかね?

44:天龍さん
うーん ピタさんみたいな計算をしたくなる気持ちは分かりますが、前提にした仮説が違うと思うのですが。
弦に直角に番えた矢はお尻を真直ぐに押されますので矢筋に発射しますが、1mm上に番えた矢は当然直角ではないので真直ぐには押してもらえず、計算通りには下向きに発射しないと思います。
そこが、例えば鉄砲の銃身が1mm下に向けば的では距離に比例して大きなズレになる、と言うのと違うところだと思いますが。


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