弓それぞれに関して (投稿4件)[1〜4]


1:ゆうさん
こんにちは、私は高校2年生の者です。
前から思っていたのですが、弓は様々ありますがそれぞれを見たとき一体どのような特徴などがあるのでしょうか?
弓に関する自分の無知さを反省しつつ、ぜひ知りたいです。
よろしければ、どなたか教えて頂けますか?

2:素人 ◆ulhccrlkさん
銘毎の最も単純で明解な特徴は、まさに字が(銘が)書いてあることです。

下弭側に「直心」とか「粋」とか書いてありますよね。


さらに突っ込むと、直心系は内外竹は黒・側木はワインレッド、粋は単色にラメが散らしてあり、一翠・真翠はほんのり透明感のある暗緑色。
ミヤタの弓はいかにも工業製品という感じの半艶塗装で、茶色なら練心、清雅は乳白色で節があります。
雄峰なんて弓は直心Vに似た色合いです。
上下端30cm程の範囲のみ色が違う天龍なんて弓もありました。

形状も、練心は側木の丸みが強く、粋は両端が細まり関板も薄く、逆に直心の関板はしっかりとある等々・・・

入木具合も銘毎に傾向があり、直心に見慣れると粋の入木は「これ大丈夫なの?」なんて思ったりするほど違います。


突き詰めればまだまだ差異はあるでしょうが、まずはご自分で「これは○○だ!」と認識した上でじっくり観察したり他種と見比べてみましょう。
それが一番解りやすく、多くの特徴を掴めるでしょう。

所詮百聞は一見にしかずです

3:拓未 ◆sewaWfHEさん
直心について⇒ワインレッドと黒がオリジナル色なだけで、どんな色でも、オーダーができます。

銘で比べたときに、
見た目で異なる点は、
・上下の成りの強弱
・入来の具合

性能的に異なる点は、
・矢飛びの良し悪し
・反動/振動の強さ/弱さ
・引き分けのし易さ(体感弓力の変化)

4:ゆうさん
ご丁寧にどうもありがとうございました。
教えてもらえたことを頭に入れて、自分なりにも考えてみようと思います。
何かあったらまたよろしくお願いします。


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