かけの締め方 (投稿12件)[1〜12]


1:ムサシさん
最近弓道を再開しました。高校のときの師範(六段)と弓具店の方からは、かけの締め方についてきつく締めるな!と教わったのですが、近所の弓道場の師範(六段)・有段者はガチガチにきつく締めなさいと言ってきます。
全国的に見て、かけの締め方はどうあるべきなのかどなたかご教授下さい。
※(私的にはきつく締めると手首に力が入ってしまいよくないと感じます)

2:ちゅんさん
 高校のとき(30年近く前)小山弓具店で懸を買ったら、控えが柔らかくなるまでは、取りかけの形を作って手首の所に隙間を作り、手首や親指が自由になる様にゆるく巻くよう教えてくれました。また浦上栄先生や稲垣源四郎先生の本でも、かけ紐はゆるく巻くよう書かれています。
 個人的にも、かけ紐をきつく巻くと、親指の自由が効かなくなり、離れで引っかかったり、不自然な離れになることが多いので、かけほどきが起こった瞬間、弦に親指が起こされるのを阻害しないように、ゆるく巻くことに賛成です。因みに3つがけを想定しています。4つがけは知りません。

3:鮭色さん
カケのタイプにもよるんじゃないでしょうか。
控え無しや柔帽子なら多少きつめに締めて手にフィットさせた方が良いかもしれません。
最終的には本人のひきやすいやり方で良いと思います。

4:ムサシさん
返答ありがとうございます^^
因みに懸けは4つ懸けで帽子も硬く、控えもあります。しかし使用年数は長いです。(15年?)
個人的にはゆるく巻きたいのですが、そこの道場ではきつく巻けと言ってくるのでそうゆう風に言わない道場・師範に切り替えるようにします。

5:ぬふぬふさん
私はゆるく巻く派です。 周りの仲間の大半もゆるく巻いていると思います。
師範の方は何故きつく締めるように指導しているのでしょうか? それなりの理由があるのでしょうか? 
私はゆるく巻かないと会の治まりが悪いのでゆるく巻いています。

6:ムサシさん
きつく締める理由として大三から引き分けのときに懸あずけができないと指導されました。懸あずけとは結局何の事か理解できなかったのですが、どうやら懸に右手を任せるといった感じらしいのですが、何のことやらサッパリです。

7:DEWさん
新しいものでなければ、指を伸ばして差し小紐をしっかりと巻き付けた方が(大紐はゆるくて結構ですが)控えを頼って引くことが出来るので弦道が安定します。

懸け預けというのもそのような引き方を指しているのかなと想像しますね。


個人的には、硬控えであればそのように使わないと、控えが硬い意味が無いような気がしますが・・・。
柔らかくするのなら最初から柔らかいものにすればいいのにな、と思ってしまいます。。

8:六連星さん
きつく締める、ゆるく締める、というよりも常に同じ程度で締めるのがベストだと思うのですが

9:ムサシさん
いろいろな貴重なご意見ありがとうございます。
やはり懸け紐はゆるく巻く意見が圧倒的ですね。

因みに近所の師範・有段者はDEWさんが言ってることに近いのですが小紐だけじゃなく大紐もきつく締めよ。とおっしゃられていて考え方としてはDEWさんの考えと似ています。

あと懸けの締め方(ゆるく・きつく)に必ず言われるのが控えが硬い意味がない。
と皆、おっしゃられますが締め方が違うのにココの意見だけが統一されているので更に混乱してしまうところです。

10:ぬふぬふさん
>懸あずけ
これってカケが弦に引っ張られて取れそうになる間隔の事ですかね?

>常に同じ程度で締めるのがベストだと思うのですが
私もそうだと思います。 

11:DEWさん
常に同じ程度で締める"というのは大前提のレベルではないでしょうか?その上でどちらがいいのかということがこのスレのテーマかと。

>大紐もきつく
まぁこの辺は私の考えでは好みの問題かなと思います。
確かに小紐をしっかり巻いても、それを押さえる大紐が緩んでしまうと意味が無いですからね。
たまに大紐がビロンビロンに伸びて昆布みたいになってるカケを見ますが、個人的にそれが嫌いですので緩くと書きましたが緩まない程度には締めてます。
ちなみにエクセーヌ?製の安い紐なんかだとしょっちゅう締めなおさないと緩みやすいですよね。

>締め方が違うのにココの意見だけが統一されているので
おそらく"控えの機能"に対しての考え方の違いだと思います。
以下、ある程度自論なので、反論や意見があれば遠慮なくお願いします>皆さん

ゆるく巻く派は"バネ"として考えています。
なのでガチガチに堅いよりはある程度弾力がある方が良いため、新しいものは揉み解したりします。
この考え方においては引分け時に控えが腕の内側に接しているかいないかは問題にしないはずです。
離れに関してはこちらの方が軽く出ると思います。

きつく巻く派は"引分けの補助"と考えています。
メリットは>7の通りです。
控えを腕の内側につけながら引くことで、引分け(特に大三以降)がしやすくなります。
上手く引ければ離れも出ますが、失敗すれば離れで引っかかったりしやすいですね。
あとは手首の自由度が低いため、弓構え〜打起しがやりにくいと感じる人もいると思います。
一度道を見つけてしまいさえすれば楽ですが。
ちなみに離れの障害については、弦枕を浅くすることでかなり軽減されます。帽子の起きる必要度合いがそもそも少なくて済みますので。

ということでどちらも控えの堅さを利用してるわけです。

>引っ張られて取れそうになる感覚
蛇足気味にこれについて触れますが、同じ感覚で引いてもゆるく巻くと取れそうになるのに対して、きつく巻くとゆるい時より取れそうな感覚は軽減します。その分手先の力を抜けるので、これについてはきつめ若干有利かもしれませんね(但しある程度使い込んだカケという前提で)。

12:ムサシさん
DEWさん大変意義のある返答ありがとうございます。

ゆるく・きつくはどちらが正しいのか?という気持ちで立ち上げたのですが今回で納得がいきました。

結論としてどちらも正しい巻き方。(使い込んだカケ前提で)

流派や地域によって異なる思想なのかなと思っていましたが2つとも理にかなっている事と納得できたので自分はもうしばらく、きつく巻く方で努力していこうと思います。


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