ボロボロになった矢 (投稿10件)[1〜10]


1:金龍さん
矢の羽がボロボロになってしまうと、的中とか矢飛びに大きく関わってしまうのでしょうか?
自分の学校は結構みんなボロボロの矢を使っているのですが、試合等で他校の人の矢を見るとみんなきれいな矢なので・・・

2:ぬふぬふさん
金龍さんやお仲間の矢飛はとうですか? 他校の選手の矢飛と違いますか?

3:金龍さん
他校と比べて矢飛びが遅いということはないんです・・・

4:弓引き社会人さん
羽はボロボロになってもその役目はしっかり果たしてくれます。
練習用にはボロボロでもいいですが、対外試合・審査の時の為に、綺麗な本番用を一手ないし二手は取っておくといいですよ。
綺麗な羽だとカッコいいですもんね!

5:紫電一閃さん
的中に大きく関わるかといわれると微妙ですが、羽がぼろぼろになるまで使っている矢というと、シャフト部分が所謂金属疲労的なものをおこしていることがあるらしく(弓具店さんで伺ったことがあります)多少なりとも曲がってることが多いそうです。
練習で愛着を持って使う分には構わないとは思いますが(これもある程度のはなしで、羽があまりにもボロボロなら買い替えたほうがよろしいかと思います)
やはり試合など、ほんの少しでも確立が高いほうをとりたい場合、綺麗な矢を使われる方が多いのだと思います。
なので試合用に矢をもう1セット持ってると安心かもしれませんね。

6:ぬふぬふさん
>他校と比べて矢飛びが遅いということはないんです・・・
答えは出ていますね。 正直羽がボロボロでも的中に大きな差は出ません。 逆に新品の羽よりも抵抗が少なく矢勢が出る場合もあります。 でも羽が所々無いよりはあった方が安定感はあります。 
シャフトなダメージが無ければ多少羽はボロボロでも立派に役目を果たしてくれます。 大事に使って行きましょう。

7:百夜 ◆WR1hQljoさん
これまでのレスを見ると羽がボロボロでも的中に影響は出ないと言う意見のほうが多いようですが、ちょっと驚きです。
黒鷲などの丈夫な羽根は使い込んでも、弓摺り羽などが徐々に低くなってくることはあっても欠けたりすることはあまりありませんが、ターキーや花白鳥などの羽は掃き矢などで大きく欠けたりします。これは私の推測に過ぎませんが、掃き矢以外にも、安土に刺さった矢の羽に後から射た矢の板付がかすって羽の寿命を縮める場合があるようです。特に学生・生徒の場合は黒鷲よりもターキーが多く、かつ練習量も多いことに加えて矢取りの頻度が一般などと比べて少ないことから矢の消耗はかなり早いと思います。後輩たちにボロボロになった矢を「早く買い換えや」と言っても「お金がない」とさらにボロボロになるまで使っています・・・

射の熟達している方は羽の状態にかかわりなく真っ直ぐ矢を飛ばせるように思います。しかし逆に、射の上達していない方は羽が全てきれいにそろっている矢を番えたときよりも、羽がボロボロ(羽が二枚だけになっているなど)の矢を番えて引いたときのほうが矢色が出やすくなります。ですので、矢所が乱れて的中に少なからず影響は出るのではないでしょうか。黒鷲など羽根が小さくなっているだけなら大丈夫なようですが、三枚の羽のバランスが欠けていると影響が強く出るようです。
私は、羽が一枚以上欠けている矢や羽が浮いている矢は思いもよらないところに飛んでいく危険性があるので、未修理のまま使わないように指導されました。

矢飛びの速さ(矢勢)に関しては、単純に考えれば真っ直ぐ飛んでいれば羽の面積が小さい方が速くなるでしょう。ただ、体感するほど違いはないかもしれませんが、矢筈が大きく振れながら飛んだ場合、空気抵抗によって矢が直進するエネルギーが奪われて矢飛びが遅くなる可能性は考えられます。だいいち、そこまで矢色が出れば、必然、矢所は悪くなるでしょうが・・・

試合・審査用の矢を四本ないし二本取っておいて、普段はそれを使わないかあるいは極力使わないようにしておくのも良いと思います。綺麗な矢の方が安心できますし、気合も入ります。

ただ、的中・矢飛びが悪いのを道具のせいにしてはいけません。それぞれに与えられた環境(道具含め)で自身の努力によって最高のパフォーマンスを出すのが試合です。掃き矢を少なくしたり矢取りの頻度を高くする、定期的に羽蒸しする、矢箱・矢筒に入れるときに羽が傷まないように気をつけるなどして大事に扱って長持ちさせることも大事です。

8:聖鳥さん
http://www.juuso-kidokan.com/kyudou.html

こちらのサイトの射流しのページにある、射流し用の矢をご覧下さい。とりあえず、矢をそれなりに真っ直ぐ飛ばすために最小限必要な羽の面積は、この程度だそうです。つまり、羽が大きく欠けていても問題になるのは三枚の羽の面積の違いによるバランスの悪さだけであり、またこの羽も進行方向に対して直交する横方向の矢の回転を発生させることで矢飛びを安定させているものですので、的中に顕著な差は現れなさそうです。

ただ、そこまで使い込んだ矢ですと、羽よりもシャフトの方が心配です。金属矢って使い込むと意外と脆くなるらしいですから…。

9:金龍さん
お返事ありがとうございます。
今まで羽のことばかり気にしていましたが、今日シャフトを確認してみるとところどころへこんでいました・・・         でも、羽が少々ボロボロでも大丈夫というのは驚きです。

10:弓引き社会人さん
矢擦り羽が減ってきたら、筈を回して他の羽を矢擦り羽にします。
均等に減らすことで矢色が付くのをある程度防ぐことが出来ますね。

ある程度減ってきたら、減った羽だけ交換するという手もあります。
凹んだ矢や曲がったシャフトは危険なので、使うのはあきらめた方がいいかもしれません。


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