弦休め、休め弦、仮弦 (投稿3件)[1〜3]


1:もももさん
下弦輪についている紐なのですが、
皆さんどの様にされていますか。
私は弦をはずしたときに本弭に引っ掛けていたのですが行射の際ははずした方が良いのでしょうか。
今月の弓道誌14〜15ページがきになりました。(輪ゴムは論外として)
また、現代では用途を半ば失っているというのがどの様なことをさすのかもしわかる方いらっしゃいましたら教えてくださいますでしょうか。

2:お知らせさん
弦休め(休め弦)は、弓から弦の月輪を外した状態で本弭に引っ掛けておくことで、弦が折れるのを防ぐ役割をもつと承知しています。
また江戸時代以前では、弦を弓に沿わせておくことで、あるいは暗闇でも弓を張れるという利点も期待していたかもしれません。
昭和の末頃は麻弦にしか付いていませんでしたので、行射中の弓から極細の弦休めが下がっていると、「私は麻弦でございます」という雰囲気も感じられました。

しかしこのごろは、まさか麻弦チックというわけではないのでしょうが、折れに大変強い最新の合成弦にもしばしばかなり目立つ(太い)弦休めを見かけるようになりました。
一方で、簡便な輪ゴムをお使いの方が圧倒的ですし、弦休めも逆に「あの先生の弓、ゴミが付いてるよ」などとささやかれてしまうこともしばしば…。

このあたりのことを指して、「もういいんじゃないの?」と言っておられるんじゃないのかなあ…と感じます。

確かに射そのものには不要ですし、このごろの全日本弓道連盟の傾向からして「いつか使用に消極的な雰囲気になってしまうのでは…」と気にはなっておりました。
個人的には、麻弦を弓にそっと留めておく感じや、内袋から弓と弦とを一緒に引っ張り出せる利点がちょっと好きなんですけども。

ついに範士の方が弓道誌上でちらりと発言されてしまったので、伝統とはいえ、じわじわと影響(消極方向へ)が出てくるのでしょうね。

長文失礼しました。

3:もももさん
範士の方が弓道誌に書かれているので
非常にコメントしにくい質問をさせていただいたにもかかわらず。
ご丁寧にご返答いただきまして
ありがとうございます。


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