ジュラルミン、SST、アルミカーボンのメリットとデメリット (投稿11件)[1〜11]


1:もずくさん
今僕は高校生でもうすぐ新人戦が控えているので、新しい矢を買おうと思っています。今はジュラルミンを使っていて、次はアルミカーボンかSSTにするつもりでしたが矢師に聞くといろいろと弊害があるそうなんです。だから次もジュラルミンにしようと思ったのですがやはりカーボンやSSTの的中力も魅力です。ちなみに僕の高校の2年は90%SSTかカーボンです。ジュラルミンも含めて題の通りで知ってたら教えてください。お願いします

2:武奘さん
私も高2でミズノSSTとイーストンKCを併用しています。やはり弓の強さや射形にもよりますが、コストパフォーマンスとしてはジュラ矢の方がいいのかもしれません。
しかし、単純に比較するのでしたら、カーボン矢の方が優れていると思います。

〜カーボン矢〜
・ブレが少ない
・矢飛びと伸び(速度)が良い
・狙い通りに飛び易い
・“トルク”がイマイチ
・余り曲がらないので折れる可能性が高い
・コストがかかる

といった所でしょうか。

3:もずくさん
「トルク」って何ですか??

4:武奘さん
トルクというのは、「物体を回転させる能力」の事です。
矢が真っ直ぐに飛ぶのは矢自体の速さ,重量に加えて、矢羽の角度による空気抵抗で、弾丸のように螺旋運動が与えられる為です。
カーボン矢は軽いが軽過ぎず、重量バランスが矢尻に若干ある為、軽いながら安定した矢飛びがあるのが最大の長所です。伸合いと離れが矢筋に、要するに矢に対して真っ直ぐでないと軽い分、カーボン矢はジュラルミン矢に比べて安定しにくい傾向が若干あります。その上、矢飛びの速度が速い為に回転が必要なだけかかる前に的に到達してしまう分、矢が不安定になり易くなる訳です。

5:武奘さん
難しい話ですので、理解は大変かと思います。
ご希望でしたらアドレスをお教えしても問題はありません。

補足ですが、プライベートでの話し方はここまで堅物ではありません。高校2年ですし。

6:黒龍さん
いきなり出てきましたがアドレス教えてもらえたらと。。。

最近先輩の勧めもあってSSTを買いました。自分の感覚的に矢筋にきれいな離れが出ないと矢が飛ばないとわかってきたところです。
そろそろ弓具の特徴も知っておきたいのでよろしくお願いします。

7:武奘さん
別の方ですね。
気にせず、気軽にどうぞ。

弓道のコトならある程度の自信がありますので。特に弓具ですね。

8:リアルととろさん
つまりSSTを使用した場合にジュラを使用して的中している場合でも的中が下がるような事もあるということですか?

9:武奘さん
一概にもそうとは言い切れませんが、可能性の話でしたら有り得ます。
特に、打ち切り等の勝手の離れが悪い場合は起こり得ると思います。

カーボン矢には3種ありまして、ミズノSST,EASTONウッドカーボン,KCカーボンがあります。前者→中者→後者の順で、矢尻(矢の根,鏃)の方に重心があります。それ故に、カーボン矢でもそれぞれの癖があります。そもそも竹矢に近い矢を作るのと、矢飛びの安定がコンセプトなので…。
実際、口径や弓の強さにも因る所があるので、細かい所は個人で調整するしかないようです。

10:リアルととろさん
重心が前にあるのが良いのですか?

11:武奘さん
それも一概には言い切れませんが、弓力が強い弓でしたら矢が安定し易いと思います。
矢の安定性については前にここに書いたと思いますので、そちらを御覧下さい。


ホーム > 弓道座談会 > 2009/06まで 弓具・設備編 > ジュラルミン、SST、アルミカーボンのメリットとデメリット (投稿11件)[1〜11]

(c)デビール田中 : 問い合わせ