『真翠』と『直心』の違い (投稿10件)[1〜10]


1:ちゃまさん
新しく真翠を買いたいと思うんですが今直心を使っているのでどちらも引いたことのある方、直心との比較など教えて頂けないでしょうか?
お願いします

2:ちゃまさん
付けたし 汗

また他にオススメの弓があったら特徴等教えて頂きたいです

3:Nami千鳥さん
真萃は直心に比べ離れの反動がほとんどありません。まるっきり違うと思います。

って自分も今日初めて引いたんですが・・・

4:ちゃまさん
早速の返事ありがとうございます
なるほどー良いですね
引き心地はどんな感じなんでしょう?

5:黒由美氏さん
まず弓の構造を述べますと、真心などのグラスまたはカーボンの弓は90%近くが「木」によって構成されています。だので強い反動と引くときの硬さ、弓自体の重さが竹弓との違いであり、特徴です。(人によって感じ方が違うので、多数の意見を聞いての上でで言っています。)
 真萃は、カーボン内蔵の竹弓を作っている永野一萃さんが新しく開発したカーボン弓で、本体に竹のひご(弓内部)を使っているので、弓自体の重さが軽く弦音が非常に良いのが特徴です、竹弓で言う、内竹と外竹の替わりに、カーボンの薄いシートを使っているのでカーボン弓本来の長所である、早い安定した矢飛びが得られるそうです。真心と比べると(同じ17s伸びで比較)してみたところ引きは真萃の方が柔らかい感じがしました、押し手への反動は竹弓に近い反動の無さでグラス・カーボン弓にとっては驚きの感覚です。扱いもグラス同様で良く良い弓だと思います。しかし内部が竹のため真心と同じキロ数でも握り部分は少し太いのでお確かめください。
 竹弓とグラス・カーボン弓分類点は竹弓で言う内竹と外竹にあるともいえますね。

6:ちゃまさん
わかりやすい説明ありがとうございます。
握りは太くても大丈夫です。
同じ竹弓内蔵の直心Vと比べるとどうなんでしょう?

7:黒由美氏さん
 真萃は内から(竹弓で言う内竹)カーボングラスシート、竹芯、カーボングラスシートの構造で、「木」の部分がかなり少なく、その分非常に軽いです。
 真心Vは内からゴードン社製のグラスシート、竹芯、木芯、木芯、グラスシートの五重構造で文字どうり中の芯3つが木芯の真心シリーズと違い内っかわが竹芯で出来ていて、真心の中では比較的引きが柔らかく反動もそれほど強くなく、されとて、カーボン弓に近い矢勢が得られます。弓自体の重さは真心グラスとさほど変わらない気がするので、結論から言えば、真心グラスの引きが柔らかく矢勢がまずまず良いというものです。

 果たしは真心Vは引いてみて良い弓だと思いましたし、悪くは無いと思いますが、トアル弓具店サンの方に聞くと需要はまだ少なくまだ人気があるとはいえないようです。
 
 更に内部を(弓自体の厚さ)細くするとそれだけ弓の強さは落ちてしまいます、だからましてや木より柔らかい竹素材を内部に盛り込んだ真萃は同じカーボンシートと使った弓のキロ数でも木芯のものより肉厚があるのです、真心Vは内部の三分の二が木芯ですから細身でも強い弓力があります。

 真心Vはカーボン弓ではないので、確実に性能は真萃の方が高いと思います。

8:ちゃまさん
詳しい説明ありがとうございます。
とても参考になりました。とにかく弓具店にいって引いてみてます。

9:迷える弓取りさん
興味深いスレだったので、僕も自分なりの見解を述べさせて頂きます。

直真と真翠は全く別物です。
真翠はどちらかと言えば、粋よりです。
以前に直真を引かれていた方は、ちょっと戸惑うかもしれません。

大三で弓力を感じないくらいにとても柔らかく、引き分けもとても柔らかいです。
直真ユーザにとって、大三が柔らかすぎるので大三で若干の違和感から不安を覚える人もいます。
しかし、引き分けが楽なのでゆっくり引き分けを執っていく事が容易です。
直真は大三で既に弓力を感じ引き分けが辛くて体力の無い方々は、大三・引き分けの動作を早く行いがちになります。真翠を使えば大分この動作が改善されるのではないでしょうか。

離れにおいて、直真は弓手主体(弓手をガッチリ固めて、離れ際に最後の弓手の一押しす)であり、真翠は左右均等に離れを出すといった感じです。
直心2カーボンにおていは、弓手が確りして手の内が完成されていれば、弓が機械的に中ててくれる感じで、真翠は左右均等に離れなければ、力が乗りません。しかし、力が乗った時の矢飛びは素晴らしく、とても澄んだ高い弦音が出ます。

離れの振動は、直真1と直真2とは別ものです。1は一回の大きな振動。2は細かい振動。
真翠は振動が殆んどありませんので、手の内が崩れにくいと思います。

弦音は、直真1・2とカーボンと3とで弦音は別々です。
カーボンは角身が効いていると、とても高音の弦音が鳴ります。(多分早い弓返りが助長している)
3において、竹芯と木芯が混ざった弦音がします。角見の効いた時の弦音は澄んだ音がします。この時の弦音は竹弓に似て好きです。
真翠は本当に竹弓の弦音に似ています。角見が効いていると澄んだ綺麗な弦音が出ます。しかし、弓返りのしない射手は弦音が情けなくぼやけます。

弓返りは直心カーボンと真翠は物凄く早いです。
3においては、これらや直心2と比べてゆっくりです。

書き出したら止まらないので、ここまでとします。

長文申し訳ありません。

10:ちゃまさん
迷える弓取りさんの意見も参考にさせて頂きます。ありがとうございます。


少し題からズレますが…真萃の色とかって変えれるんですか?
直心Vは先輩が色を変えてたんで真萃も変えれたらなーと思ったんですが…


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