播磨竹禅 (投稿8件)[1〜8]
- 1:勝頼さん (06-10-20 22:03, ID:.8RqoyA [6561])
- 播磨竹禅という弓を使ったことがある方、または今使ってるよ〜っという方がおられたらどのような弓か知りたいと思ってます。
弓の性質とか値段、使用しての感想とか満足な点や不満な点、製作している弓師さんのこととか、他の弓と比較した感想とかも聞ければ嬉しいです。
- 2:足軽さん (06-10-20 23:49, ID:0OI2WKQ [6565])
- 播磨竹禅さん引いておりました。裏反りが高く、冴えのある弓です。末ハズの細工は素朴でありながら弦音が高鳴ります。弓形は上成りが上目であり、薩摩弓とありますが、都城の弓と比べて胴が長く感じられます。
引き込んでの感触としては、大三から会が非常に楽であり、矢飛びは速いです。
愛用しておりましたが、冴弓のリスクである笄が出ており、今は床の間で反り返っております。
お勧めの弓であります。
- 3:ホトトギスさん (06-10-21 21:23, ID:3EfqD9. [6572])
- 播磨竹禅を引いております。播磨竹禅は竹弓で、カーボンは入っていません。自分が使用しているのは、接着剤で貼り合わせた弓ですが、ニベ弓も製作されています。他の弓を引いたことが無いので比較は出来ませんが、使用感を書いてみます。お役に立てば幸いです。
足軽さんが書かれたように、胴が長めです。その胴が弦を推すと伺いました。形は、江戸成りとのことでした。小山弓具の直心とならべると、ほぼ同じ成りでした。とはいえ、直心ほど下が強くないので、同じように引くと、矢が下に行き、上成りが出てきます。引き方は、弓をまっすぐ中押しで押すように言われました。
道具にはそれぞれ道具に合った正しい使い方がある、と言っておられたので、ときどき弓を持って行って成りを見てもらい、引き方を確認してもらっています。
しばらく矢数をかけてから村取りをお願いしたところ、大三から会まで同じような感じで、スムーズに引き分けが出来るようになりました。
ちゃんと引ければ心地のよい弦音がしますし、変な引き方をするとすぐ弓の成りが変わるので、自分の場合は、弓に教えてもらいながら、稽古をしている感じです。
難を言えば、今年の夏のように湿気が高いと、弓の力が落ちてしまいます。涼しくなると戻りましたが、夏用に少し強い弓を注文しました。
弓師のはざまさんは、話好きの気さくな方なので、質問すればいろいろ教えて下さいます。話が長くなりがちなのは、ご愛敬と言ったところでしょう。
販売はご自分のお店『弓具工房はざま』のみだったと思います。値段は弓具店で見る竹弓ほどはしません。出来れば直接お話をされることをお勧めします。
連絡先
弓具工房はざま 兵庫県姫路市飾西104-12 電話(079)267-1674
ところで、勝頼さんはなぜ播磨竹禅に興味を持たれたのでしょうか?
- 4:勝頼さん (06-10-21 23:48, ID:.8RqoyA [6582])
- こんばんは、丁寧なお返事ありがとうございます。
元々数年前に竹弓をはじめて買うときに候補にしていた弓だったのですが、指導してもらってる先生のつてで別のカーボン竹弓を購入して今も使っているのですが、弓が入気気味になり胴が抜けてしまっていると先生に指摘を受けて、もう一度見てもらった上でこのまま使うか別の弓を購入するか決めようと考えています。
で、購入するとするなら同じ弓にするか播磨竹禅にするかで考えているところです。
元々名前だけは知っていたのですが実際使ってる人は見たことがなかったのでどのような弓なのか知りたかったのです。
ホトトギスさんが指摘したように竹弓は湿気が多い時期は弓力が下がると言われていますが、そんなに目に見えて下がるものなのでしょうか?自分は竹弓とはいえカーボンなので自分が鈍感なだけかもしれないのですが毎日引いていますがそんなに弓力の変化とかは気にしたことはないのですけど。
- 5:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん (06-10-22 20:27, ID:9yS3fLc [6598])
- >そんなに目に見えて下がるものなのでしょうか?
最近、少々弓が強くなったなと思って弓力を確認してみると、夏場よりも一キロ強くなっておりました。
あくまでも一つの例としてお考えください。
- 6:ホトトギスさん (06-10-22 21:09, ID:3EfqD9. [6602])
- >そんなに目に見えて下がるものなのでしょうか?
自分の播磨竹禅を購入する際は、引いて慣れて落ちる分を1K、夏と冬の差を1K程度見込んで弓力を決めるように、説明を受けました。年によってもう少し差が大きくなることもあるようです。
今年はよく落ちたような気がしたのですが、明鏡止水さんのように測ってなかったので数字でいえません。ごめんなさい。
カーボン入りの竹弓も持っていますが、自分もこちらは変化をあまり感じませんでした。
ほかの竹弓もそうかもしれませんが、自分の播磨竹禅を、弦を外して床の上に置き、じっと見ていると、ピクッ、ピクッ、と動きながら裏反りが戻っていきます。良いのか悪いのか分かりませんが、なんだかそれが可愛らしくて、竹弓って生きてるよなぁ、大事に育てよう、と思います。カーボン入りに比べて手間はかかりますが、楽しいですよ。
- 7:弓士初心者さん (07-02-12 11:05, ID:.uoF41E [8126])
- 播磨竹禅さんは、弓士と一緒に弓を育ててくれる弓師さんです。
私はまだ、グラス弓ですが、何度か小物を買いに行きました。
日曜日に行くことが多いので、何時も来る弓士さんと「喧々囂々」と言い合っている、はざまさんがいます。
弓士の意見と、弓師の意見のぶつかり合い。
色々と参考にもなります。
竹弓を購入する時は、是非に「播磨竹禅」を購入して、私も「弓を育てたい」です。
ああでもない、こうでもないと言い合いながら、その人に合う弓に調整していく姿がとてもいいなと思いました。
「弦音が気に入らない」「それは弓士の腕」
見ていても面白いです。
- 8:ヒヨコV3さん (07-02-14 15:17, ID:h3BMQ5. [8150])
- 自分の弓ではありませんが借りて引かせてもらいました。僕の蘇水と比べてですが、まず弓の重量が非常に軽い。そして弦音は高い。蘇水が柔の弓なら播磨は堅の弓と感じました。
面白い弓ではありますし、もう少し竹弓の扱いに慣れれば(蘇水が一張り目)欲しい弓の一つですね。
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