上関板の痛み (投稿10件)[1〜10]


1:霜月さん
わたしは今直心Tカーボン(16kg)の伸を使っているのですが、上関板の表面が削れて木の部分がみえてしまっています。
弦と弓の間隔は16cmになるようにつくっていたのですが、やはりこうなるということは手の内や離れに問題があるのでしょうか。

2:さぼてんさん
私は直心2カーボン(16kg)を使っています。技術的な面では分かりませんが、私の経験上 響などの硬い弦を使用すると傷がつき、逆に龍鳴などの柔らかい弦だとあまり傷つきません。原因のひとつとして考えてください。

3:月さん
なるほど、そういう考え方もあるんですね。そういえば私が愛用している弦は硬いものが多いです。参考になります!

4:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
弦の硬さもありますが、張り顔も関係します。
弓の張り顔を見たとき、関板と弦が大体平行に見えるように調節してみてください。これだけでもずいぶんかわります。
この時の弓把は約12センチ〜約18センチくらいになると思います。
また、三つ頭の位置や大きさにも左右されますので、いつも同じように作ることも大事でしょう。

5:辛口さん
弓師、永野一翠さんはビニールテープを貼ることをすすめています。私もためしましたが効果大です。弦子にも全く悪影響はありません。永野さんのホームページ、http://issui.tv/ に貼り方が写真つきででています。

6:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
基本的な疑問で失礼致しますが、傷んではいけないのでしょうか。

グラスやカーボンは、塗装がしてあるので剥げてくれば目立つとは思うのですが・・。
竹弓ならば、それが弓の履歴であり、本人の射の写し身?・・のような気が致します。

勿論、皆さんが仰るように使い方や離れの良し悪しにより、痛み方はずいぶん変ってくるとは思います。
(最大の問題点は、やはり‘離れ’ではないでしょうか。)

7:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
明鏡止水さんのお考えをふまえて…

傷んでも仕方がない部位ではありますが、弓具が傷まぬ様、創意工夫をする事も弓引きには必要かと…

それが射技射術に関するものであろうと弓具の扱い方に関するものであろうと、初心の者であろうと熟練した者であろうと…

射癖や扱い方で弓具を傷めるのは極力避けるべきでしょう。

8:月さん
>辛口さん
損傷の予防策だけでなく竹弓についてもいろいろ勉強になりました。竹弓ってグラスやカーボンよりもはるかに繊細なんですね。いかに自分が弓をぞんざいに扱っていたかがわかります。

>明鏡止水さん、弓遊びさん
これ以上弓が痛まないように工夫していこうと思います。大事な相棒ですので丁寧な扱いを心がけます。

9:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>弓遊びさま
ご返信ありがとうございます。

言葉が足りなかったかも解りませんが、痛み放題で構わないとか・・、無作為で放って置いて構わない・・・といった意味では勿論在りません。

当然ですが、不注意や雑な取り扱いで弓具を無意味に傷めることは慎むべきことは云うまでもないですし、正しい取り扱い法を学ぶことも必要なことでしょう。
(例えば、弓を杖にしたり、地面を引きずったりして下の石突が丸く摩滅している弓を時折見かけます。>>此れなどは、単なる‘傷み’を通り越して‘危険’の領域に達していますよね。)

ただ、前回申し上げたかったことは、弓具の傷みや汚れ(普通に使った上での・・)は、自らの射壁などを写す鏡のような役割をかねているのでは・・?と考えたからです。
(例えば、今回の関板で在り・・ゆがけの弦枕で在り・・矢羽・・・などではないかと思います。道具では在りませんが、弓手の掌なども同様かもしれません。)

其れに対応する方法は、単なる物理的な対処法ではなく、やはり射義の向上や、手の内や離れの改良などの、日々の稽古に因って・・・ではないかと考える次第です。

10:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
すみません「射癖」ですね。


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